【レビュー】AllCall MIX 2、ミッドレンジなのにQiワイヤレス充電が珍しい

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中華スマホAllCallブランドから発売の「AllCall MIX 2」をレビューしていきます。”MIX 2″の名の通りディスプレイに3辺の狭額縁設計を採用したAndroidスマートフォンで、画面占有率が90%に近い(と、公称の)ベゼルレス端末です。

プロセッサーにMediaTek Helio P23、メインメモリに6GB RAMを搭載しておりミッドレンジ端末となっており、バッテリーは3,500mAhとそこそこ大容量、そして今回のAllCall MIX 2はQi規格の「ワイヤレス充電」にミッドレンジモデルながら対応しているのも面白いところ。発売時のセールで200ドル以下と価格も安いので、使用感などをチェックしていきます。

(サンプル提供:TOMTOP

AllCall MIX 2 実機レビュー

今回レビューするのは「AllCall MIX 2」。3辺ベゼルレスのデザインを採用した新モデルで、約6インチの18:9ディスプレイを搭載したミッドレンジのAndroidスマートフォンです。

AllCallといえばわりと最近出てきたブランドで、エントリー〜ミッドレンジの機種を中心にいくつかスマートフォンを発売しています。今回のモデルは「ミッドレンジの価格帯でワイヤレス充電サポート」という部分が注目の機種。

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本家Xiaomi MIX 2の特徴をいくつか落とし込んでミッドレンジで発売、という機種なのですが、3辺ベゼルレスのディスプレイはなかなか。最近のベゼルレス端末は四隅を丸くくくっているのでこの辺りも気になるのですが、綺麗です。

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ブルーの背面パネル。こういった光沢デザインを採用したスマートフォンというのはHUAWEIのhonor 8から始まったような気がしていますが、最近の中華スマホでも多いですね。全体的にパーツもメタル系の素材を使っているようで、本体ビルドは好印象。もちろんパカっと中を開けてみるとまた違うと思いますが、開けることはないと思うので、とりあえず外観はグッド。

以前指紋認証センサーを触って振動するだけで中のパーツが動く音が聞こえたりする中華スマホにも出会ったことがあるのですが、AllCall MIX 2は手持ちの本体に関してのみ言えば問題なさそうです。

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サイドフレームが丸みを持たせてあり、結構しっかりしていますね。今回のAllCall MIX 2のブルーカラーは、他の機種でいうとHUAWEI Mate 10 Proのミッドナイトブルーぽさもあります。以前レビューしたElephone U Proと比較すると少し落ち着いた色ですが、それでも光が反射すると光沢があるデザインです。

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USBポートはType-Cを採用。サイドフレームから背面パネルにかけてのデザインですが、しっかり丸いです。パーツのつなぎ目は200ドル感が残りますが、ユニボディの端末でない限りは多分こんなもんでしょう。

サクッと手に持ってみた感触だと「もうこの値段で、こんなスマホ作れちゃうんだな…」という感じです。数年前だとこの値段じゃ厳しいかもなという中華スマホの機種/メーカーも多かったのですが、今はMediaTek P20~あたりを搭載していればミッドレンジのスマホとしては十分サクサク動きますし。

ましてやAllCallというとブランドの名前が出始めたのはわりと最近で比較的新しいメーカー/ブランドと個人的には認識しているのですが、そのメーカーがミッドレンジでデザインが結構しっかりしている端末にQiワイヤレス充電をのっけて200ドル以下で発売する…と考えると、あらためて中華スマホって面白いな、と感じさせてくれる端末だったりします。

5.99インチ 18:9 IPSディスプレイ

AllCall MIX 2は5.99インチのディスプレイを搭載しており、アスペクト比は縦:横で18:9、解像度は2160×1080ドットと、もっぱら最近のスマートフォンな仕様です。

とりあえず本家Mi MIX 2(左)と、OnePlus 5T(右)に挟んで比較してみました。Mi MIX 2の方が若干小さいかな、という印象ですが、AllCall MIX 2に関しても十分3辺のベゼルが狭いので、実際には6インチですが、持った感触は従来の5.5インチ感です。

本体の厚みを比較してみると、本家Xiaomi Mi MIX 2の薄型付属ケースを着けた状態と同じくらいでしょうか。厚みとしては全然使えるサイズ感かと思います。

FHD+なので解像度としては十分ですが、もちろんミッドレンジのスマートフォンなので、AMOLEDパネルを搭載したElephone U Pro(上)と比較するとコントラスト比やビビッドな描写では勝てませんし、同じIPSディスプレイでもXiaomi Mi MIX 2(下)ほど明るくはないので、挟んでみるとよく違いが分かります。

より価格のたかいスマートフォンと比較するとこのように差は見えるのですが、AllCall MIX 2の価格を考えると全然ありな気がしますね。18:9でFHD+で、3辺ベゼルレスですし。

MediaTek Helio P23のベンチマークスコアと使用感

とりあえずAnTuTu Benchmarkから。Ver 7.0.7でテストしていますが、8万点近いスコアが出ています。AnTuTu Benchmark自体は以前のバージョンと比較するとVer7でスコアが出やすい傾向にはあるので注意しておきたいところですが、ミッドレンジのスマートフォンとしては、MediaTek Helio P23も十分過ぎるスコアなんじゃないでしょうか。最近中華スマホでもP23搭載機種が多いので、重いゲームをしない限りは十分過ぎると言いますか。

ちなみにMT6763は現状2モデル(TとV)あるんじゃないかということがささやかれていますが、多分最大2.0GHzのMT6763Vの方ですね。いずれにせよミッドレンジ向けのSoCであることには変わりないと思うので、そこまで気にするところでもないのかもしれません。またメモリも6GB RAMと大容量ですが、ここもこの手の中華スマホで「大容量メモリだったので異次元に快適だった」ということも経験が特にないので、おそらく実装次第というか、メモリの容量はみておきつつも色々なレビューをみて総合的に決めるのが良いと思います。もちろん大容量の方が嬉しいのですが。

ホーム画面をみてみます。アイコン上はかなりシンプルで余計なものは入っていない印象です。大手ブランドになると(Android Oneなどを除いて)がっつりとカスタマイズが入ったROMがありますが、この手の中華スマホだとそこはシンプルなので逆に良かったりします。

内部ストレージ。64GBモデルですが、初期状態で占有が6.52GBのみと、けっこう(かなり)少ないんじゃないでしょうか。逆に心配になります。ちなみにOSは出荷時7.1 Nougatですが、一応今後Oreoへアップデートの予定もあるそうです。

AllCall MIX 2は特殊な部分などを除いては、日本語設定に対応しています。いじれる部分ではありませんが、MediaTekのSoCということでディスプレイ項目にMiraVisionの表示があったりしますね。表示の最適化というかエンハンスメントなのですが、使用感としてはいたって普通のミッドレンジなFHD+ IPSディスプレイなので、多分ここもあまり気にするところではないです。

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Qiワイヤレス充電

AllCall MIX 2が面白いのは、Qi規格のワイヤレス充電に対応している部分。ミッドレンジでQi充電対応というと最近ちらほら中華スマホで見かけるようになったのですが、AllCall MIX 2もミッドレンジで最も早くワイヤレス充電に対応させた機種の1つ、というのが売りです。

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一応ワイヤレス充電でも最大約10Wの急速充電に対応、とのことで(実は有線だと15Wにも対応するらしいのですが)、この価格帯でワイヤレス充電OKというのは2018年前半でいうとかなり珍しいこともあって、個人的にもQi対応というのがAllCall MIX 2の一番の特徴かと思います。

別途届いたQiワイヤレス充電器だけでなくAnkerのQi充電器や Tronsmart AirAmpでも試してみましたが、普通に充電できますね。まだQi充電器を持ち運ぶことは個人的にないと思うのですが、自宅ではQi充電に対応した機器だと「USBケーブルをつけ替えたり、探さなくて良い」のが最高に便利だったりします。ケーブルが1本で済みますし。

またコストパフォーマンスに優れたXiaomiのRedmiシリーズやその他中華スマホも、ミッドレンジの価格帯のスマートフォンにQi対応させるという機種がまだまだないです。そういった視点からみると早速この価格でQi充電対応をぶっこんでくる新興ブランドの面白さがあって、違った意味での新しさみたいなものが楽しめるのは中華スマホ全般で良いところだと思います。

AllCall MIX 2をとりあえず使ってみて

価格と機能の組み合わせでの目新しさで「Qi充電に対応しながらしっかりミッドレンジのスペックを搭載し、かつ200ドルを切る価格」というのが面白いAndroid端末です。そこそこに3辺ベゼルレスで18:9 FHD+ディスプレイというのも最近の端末らしいですし、こういった「THE・中華スマホ」感が価格や機能ににじみ出るモデルというところで、筆者のように興味を持つ人も一定数いるのかなあ、という気がします。

今回のAllCall MIX 2は個人的にAllCallブランド初のスマートフォンなのですが、このブランドの名前が出始めてからあまり経っていないにも関わらずすでに多くのモデルを発売していますし、似たような新興ブランドで同じような状況ぽいところもあるので、あらためて中華スマホって色んな意味ですごいな、と実感した次第です。まだ長期間触れてないので(とりあえず言っておくと似たような中華スマホ同様、カメラを使いたいなら大手ブランドにいった方が良いです)わからないところも多いですが、200ドル以下と考えると面白い端末なので、とりあえずQi充電使ってみたい、というかたは要チェックです。

セール会場:AllCall MIX 2 – TOMTOP