【レビュー】HUAWEI AM180、アクティブノイズキャンセリング付の激安イヤホンを試す

最近海外ECサイトから安めのイヤホンを漁っていますが、アクティブノイズキャンセリング付きのイヤホン「HUAWEI AM180」を購入したのでレビューしてみます。価格にして40ドル弱でバッテリーは充電可能、秀逸なビルドクォリティとデザインでどんなものかと思っていましたが、簡単にいうと「ほぼファーウェイ製スマートフォン専用機」という感じだったので記しておきます。

HUAWEI AM180、ノイズキャンセリングイヤホンレビュー・開封/デザイン

40ドル弱なのですが、パッケージと本体デザインには高級感が漂うHUAWEI AM180。まずは箱。ファーウェイのスマートフォンとプレゼンテーションは似ているかもしれません。

箱を開けます。本体はスポンジで保護されており、中身は40ドルとは思えない内容。サイズの異なるシリコンイヤーピース、充電用の3.5mm to USBケーブルなどが同梱されています。

イヤホン本体。ハウジング外側はスピン加工がかかっており、高級感があります。耳内でかけるフックもついているので、落ちにくい構造に。

耳の形にフィットするようにケーブルがフックとして使えるのですが、こちらのケーブルをずらしてフィット感は調整可能です。筆者の耳では広めにスペースを取ると耳にフィットしました。

シリコンのイヤーピースを取り外してみます。少し縦長の独特な構造になっており、通常の手持ちストレートイヤーピースに換装することができませんでした。少し残念。イヤーピースの形状はより丸みのあるQC30といったところでしょうか。

Y字で分かれている部分は通常のケーブル素材になっており、NCスイッチからプラグまでのケーブルはケブラーというかナイロンというか、素材感の異なるものを外側に利用しています。ここでももう一度言いますが、ビルドクウォリティはかなり良い印象。

アクティブノイズキャンセリングのスイッチON/OFF部分。サイドに電源ON/OFFのつまみがあり、表に再生停止ボタン、裏にはクリップがあります。ケーブルのタッチノイズはそれなりにあるので、クリップは利用した方が良いと思います。

ちなみに再生停止ボタンは曲送り(2回早押し)、曲戻し(3回早押し)なんかも使えます。簡易リモートコントロールとしては便利ですね。MacやAndroidのスマートフォンで使えました。

3.5mmオーディオジャック用、ストレート状のプラグです。新モデルのAM185はL字になってるみたいなので、価格が少し高くても問題ないなら新モデルもありかも。

(充電ケーブル3.5mmプラグに直接つなぐ)

…全体的なビルドクウォリティは素晴らしいです。40ドル弱とは思えない高級感がありますし、パッケージもGood。ここまではすごくよかったです。ここまでは。

HUAWEI AM180の音質チェック

コスパを考えるとありな気もしますが、個人的にはレビューしてみて、残念なところの方が多かったです。

  • 低域がぼやっと多め
  • 解像度も…
  • アクティブノイズキャンセリングの効き具合が、悪くはないが微妙
  • 電池が持たない。HUAWEIの対応スマホ以外だと長旅には厳しい

低音ぼやっと、ドンシャリ傾向で解像度も…

音楽を聴くのみに利用するなら、より低価格で音質の良い中華イヤホンはたくさんあると思います。全体的に低域寄りの量多めですが、粒の多い音ではない。男性ボーカルは皮一枚ありますね。解像度はあまり高くないと思います。ハイはあまり出ないですね。

40ドル、と考えると、国内発売イヤホンと比較するとNCありの価格でアリかもしれませんが、中華イヤホンにおいてのコスパを考えると普段利用したいとは思えない音質でした。もう少し聴き続けると少し変わるのかもしれませんが。

ノイズキャンセリングの効き具合は、本格利用したいなら微妙

HUAWEI AM180は「この価格でNC付き」というのが魅力かと思いますが、それなりに効きます。…それなりというと、電車の中、エアコンや換気扇の騒音、の嫌な騒音の部分は消してくれる程度、でしょうか。QC30 / QC35のレベルでは全くありませんが、スマホで手軽に利用するならアリかもしれませんね。

ANCがONの状態だとそこそこホワイトノイズが入るので、比較的静かなカフェなんかで小音量で利用する方は少しきになるかもしれません。またパッシブのノイズキャンセリング性能があまり高くないので、普段の生活環境であれば普通のイヤホンにコンプライのイヤピース換装の方が快適だったりします。ちなーるさんのブログではコンプライのTS-500が使えるという情報あり。筆者はまだ試せていないのですが、気になる方がいれば試してみると良いかも。

ちなみにNC搭載イヤホンHUAWEI AM180を購入したのも国内旅行(フライト2時間程度を数回)、海外旅行(15時間フライト)が控えていたというのが理由でした。とりあえず国内旅行でLCC利用時に試してみましたが、んー。飛行機内の騒音となると少しNCの効き具合が足りない部分も。

個人的には音質面も含めて、短時間のフライトではNCなしイヤホン+コンプライの方が使いやすかったです。

電池が持たなすぎる。HUAWEIスマホ専用機と考えておいた方が…

HUAWEI AM180はバッテリーが充電可能ですが、電池が持ちません。フル充電で、持って3時間程度くらいでしょうか。国内フライトや東南アジアくらいならまだ良いですが、今後15時間の長時間フライトを控えている筆者にとってはなかなかの大打撃。通常利用にしても一日カフェなんかで作業する方は、確実に電池が切れると思っておいた方が良いでしょう。それくらい持たないので、普段利用するのも結構辛いです。

ただし、HUAWEI AM180は3.5mmイヤホンジャックから直接充電できる機能を搭載しており、とりあえず購入サイトによればHuawei Ascend P8 / Mate7 / Honor 6 Plusは普通に3.5mmのプラグをこれらの機種につなぐだけで充電OKだそうです。他にも使える機種はあるみたいなので、ファーウェイのスマホをお持ちであれば3.5mmプラグから直挿し充電できる機種がどうか、ググってみると良いでしょう。

電池は壊滅的に持たないので、基本的にはほぼファーウェイ専用のANCイヤホンと考えておいた方が無難かと思います。単体でスマホやPC、DAPに繋いで利用するには少し厳しいと感じました。

HUAWEI AM180レビュー総評・とりあえずファーウェイスマホ専用のNCイヤホンでした

  • デザインや高級感は高い
  • 音質面のみで聴くと、もっと良い中華イヤホンはありそう
  • 壊滅的に電池が持たないので、長旅には辛い
  • それなりのアクティブNCが必要な方は物足りない
  • ファーウェイスマホなら充電OKな機種も。ほぼ専用な気が

パッケージが届いた時にはどんなものかとワクワクして開封までは良かったのですが、しばらく使ってみて「あ、ほぼファーウェイのスマホ専用のNCイヤホンなのね」という印象を持ちました。そもそもバッテリー持ちの部分が、対象のスマホを持っていないとかなり厳しいのが致命的。

NCをガンガン効かせて飛行機や電車内、移動中やカフェで利用したい方には、少し効き具合も物足りないです。飛行機で使うことが多い方は、おとなしくBOSEのヘッドフォンに落ち着くかと思います。フェーウェイのスマホ使いでなければ、40ドルでも買わないと思います。多分。値段とNC搭載を考えると決して悪いイヤホンではないと思いますが、NCメインでがっつり使う方は物足りないのと、電池持ちの部分で。

ちなみにAM180の後継機としてHUAWEI AM185というANCイヤホンもすでに発売されています。こちらは70ドル弱なのですが、HEAD-Fiの評価を見ると少し高くてもAM185の方が買うべきのような気もします。

全体的に見ると、ファーウェイの充電対応スマホを持っている方であれば、ANCありで40ドル弱のコスパが高いイヤホンではないでしょうか。それ以外の方にはお勧めできません。

(今回HUAWEI AM180を購入したサイト)

後継機:AM185

とりあえずANCなら:QC30