HUAWEI honor 8レビュー。スペック・ベンチマークをチェック

前回のデザインチェックに続き、今回はhonor 8のスペック面やベンチマークスコアなどを確認してみたいと思います。価格はそこそこ安いのですがプロセッサーはKirin 950のオクタコアCPUとMali-T880 GPU、4GB RAMということで価格を考えると十分高性能でした。今回は中国ECサイトgearbest.comから端末のサンプル提供を受けてのレビューとなります。


HUAWEI honor 8のスペック

国内発売されているモデルは32GB ROMですが、今回レビューするモデルはGLOBAL版(FRD-L19)の64GB ROMモデル。その他対応バンドなど以外は、ほぼ国内版と同じようなスペックと考えてしまってOKかと思います。

MODEL HUAWEI honor 8
(GLOBAL Ver. FRD-L19)
ブランドhonor (HUAWEI)
サイズ・重量14.55 x 7.10 x 0.74 cm
153g
OSAndroid 6.0 with EMUI 4.1
ディスプレイ5.2インチ
フルHD 1920*1080 IPS
プロセッサーKirin 950
オクタコアCPU
(ARM Cortex-A72@2.3GHz×4 + A53@1.8GHz×4)
Mali-T880 GPU
RAM4GB
ROM64GB
外部メモリmicroSDカードスロット対応(最大128GB)
nano SIMとハイブリッド構成
リアカメラ12MP + 8MPダブルレンズ(モノクロ+RGBセンサー)
F2.2 / AF / 2トーンフラッシュ
フロントカメラ8MP, F2.4
バッテリー2900mAh(3,000mAh)
SIMサイズnano + nano (デュアル)
片方がmicroSDカードスロットと排他利用
対応バンド2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8
4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B20
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac
BluetoothVersion 4.0
その他NFC
USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
参照gearbest.com

Kirin 950 (オクタコアCPU + Mali-T880 GPU) + 4GB RAM

キースペックの部分から確認してみると、honor 8はプロセッサーに「(HiSilicon) Kirin 950」を採用しています。2015年後半に中国で正式発表されたHUAWEI系のSoCですが、これが価格を考えると結構パワフル。16nm FF+プロセスでTSMC製造です。

まずはCPU。高性能ARM Cortex A72@2.3GHzのコアが4つ、より省電力のARM Cortex A53@1.8GHzのコアが4つの合計8つ(オクタコアCPU)でbig.LITTLEの構成を採用。

次にGPUですが、Mali-T880 (MP4)。ARM Mali Tシリーズではそこそこ上位のGPUとなっており、コアスピードはブースト900MHz。

(Mali-T880 MP4の上にMali-T880 MP12なるものがありますが、記事作成時点でSAMUSUNGのEXynos 8990にしか搭載されていません。もちろんMaliにはKirin 960に採用されているようなMali-Gシリーズもありますが、TシリーズでいうとKirin 950もそこそこ良いスペックになっていると判断)

なので、スペック的にはKirin 950は悪くないです。さすがに2017年前半のSnapdrgon上位モデル、Kirin上位モデルには劣る印象ですが、それでもこの価格帯のスマートフォンに搭載されるSoCとしてはまだまだ現役で使える性能を持っているとスペック上は考えたいところです。

またhonor 8は国内モデル、今回レビューしているモデル共にメインメモリが4GB RAMとなっているのも大きなポイントでしょう。最近の格安スマホだとRAMが2GBだったりプロセッサーが1世代前のSD617だったり少し妥協というかコスパ面からどうしてもスペックを追えない機種というのもたまに見かけますが、仕様上そういった部分がhonor 8にはないのも良いところかもしれません。

honor 8のベンチマーク結果

AnTuTu Benchmark Ver 6.2.7

AnTuTu Benchmarkはバージョン6.2.7で計測。合計点数は9万点前後(何回か計測してみると9万5000近く行くこともあったので、9万前後が平均かと思います)。Snapdragon 625搭載機などと比較すると良い結果になっています。Kirin 950の基本仕様を考えるとこれくらい出るのかなという感じがしていましたしすでに他のレビューでも出ていたのでアレですが、とにかくスコア上は十分な気がします。

SD625がアッパーミッドレンジのSoCと呼ばれるとすれば、省電力性能の部分はともかくKirin 950はハイエンドSoCの下位版といった感じでしょうか。カジュアルユーザーなら十分過ぎますね。Kirin 950とKirin 960との間に10万点台の壁が大きく立ちはだかっているような気がしますが、950でもカジュアルユーザーなら余裕なスペックということは明白でしょう。

  • 合計 : 88947
  • 3D 16635
  • UX 34576
  • CPU 31565
  • RAM 6171
  • Source

Geekbench 4.1.0 For Android AArch64

CPUはシングルコア1600台でMSM8996(Snapdragon 820シリーズ)搭載機種に迫る勢い。マルチコアも5100台と結構な得点が出ました。GPU関連のCompute RenderScript Scoreは4500前後と、こちらもMali-T880 MP4ですが異常に良いスコアが出てしまっています(何回か計測してもほぼ同じ結果に)。RenderScript Scoreの方は参考にして良いかどうか…。

  • Single Core : 1673
  • Muti Core : 5179
  • Compute RenderScript :  4589
  • Source

3DMark (Sling Shot / SS Extreme / Ice Storm Unlimited / PCMark for Android)

3DMark系のスコアです。Snapdrgon 820以降搭載の他社フラグシップモデルと比較するとさすがにSS Extremeのスコアなどは伸びていないような気がしますが、どのスコアも悪くないです。

  • Sling Shot Extreme 847
  • Sling Shot 1159
  • Ice Storm Extreme 11694
  • Ice Storm Unlimited 18684
  • PCMark for Android (Work2.0) 5161
  • Source

Kirin 950は悪くない。あとはしたいゲームがプレイできるか

ベンチマークのテスト結果は何回か計測しつつだいたい落ち着いたスコアのものを載せていますが、あくまで参考程度に。ただスコア上はかなり良い結果に落ち着いているので、Kirin 950のCPU、またMali-T880 MP4も侮れない構成になっていると感じました。

Adrenoと比較するとGPUの部分はまだまだSnapdragonの方が評価が高い空気ですが、現在kirin 950搭載のhonor 8を使っていて特に問題ないので、よほどゲームする人でない限りは、カジュアルユーザーなら十分すぎる性能をhonor 8は搭載していると言えそうです。

…とりあえずのベンチマーク結果まとめでした。honor 8の良さ・評判と言えばどちらかというと「カメラ機能が良い上に安い」という部分でも評価されていると思うので、2017年前半でも価格を考えるとスペック的なおまけ要素が大きく嬉しいSoCというのがKirin 950な気がします。あとはゲームとの相性などでしょうか。

筆者はSnapdragon 820シリーズ搭載の中華スマホを最近いくつか使っていましたが、個人的にはKirin 950 + honor 8の方が好感触。もちろんこれはソフトウェア部分や全体的なビルドクォリティが大きく関係していると思うのですが、1世代前のZUK Z2やXiaomi Mi5、LeEco Leなどを購入するなら「予算に余裕があれば」honor 8の方が使いやすいのかなあという感じがします。