【レビュー】KZ ZS6を聴く。ZS5とも比較してみた

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中華イヤホン「KZ ZS6」を購入したので、レビューしてみます。ZS6は中国ブランドKZ(Knowledge Zenith)の新モデルで、ラインナップとしては以前実機をレビューして感触が良かったZS5の後継機という位置付けです。

見た目はもろにAndromedaに近くなり、アルミ合金の筐体も採用した本機。価格もZS5と比較すると少しプラスになっているので「どちらを買うべきか」というのを、とりあえず箱出し一発聴いてみて、比較してみます。


KZ ZS6 レビュー

今回レビューするのはKnowledge Zenith(KZ)ブランドのカナル型イヤホン「KZ ZS6」です。カラーはブラック・グリーン・レッドとありますが、前回SIMGOT EN700BASSで赤を買い損ねたので、ANDROMEDAにより近い緑でも良かったのですが、今回はレッドを購入してみました。

メタルボディのデザインを開封・チェック

まずはパッケージを開封して、デザインの違いを確認してみます。上パッケージはKZ ZS6なので、こちらはZS5の時と少し違いますね。

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中をみてみるとZS6もZS5と同じ化粧箱に見えますね。だいたいの本体デザインというのは受け継いでいますしZS5の本体がすっぽり収まったので、コスト削減で同じ箱を使ってるのかもしれません。

付属品はKZ ZS6本体、2pinケーブル(リモコン&マイクなし)、予備のイヤーピースなど。セット内容も前作のイヤホンとほとんど変わらないと思いますが、この辺りは購入場所によって変わるかと思います(リモコン付きケーブルやアップグレードケーブルなど)。

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イヤホン本体を確認してみます。前作と違いCNC加工されたアルミニウム合金を筐体に採用しているとのことで、高級感がアップ。筐体面での違いは、外側に3ステージのポート(通気孔)が新たに設けられ、よりパワフルなサウンド(押し出し強め)になっている、という触れ込みです。

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今回も2pinタイプ採用ですね。リケーブルOKです。ZS5で控えめだったデザインは、ZS6となってビス(よくみるとおそらく6角。かなり小さいです)の打ち場所含め、よりCampfire AudioのANDROMEDAに近づきました。…もちろん価格は雲泥の差があるのですが。

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以前ZS5をレビューした時にはバリの粗さが目立つのが気になりましたが、メタル素材を利用しているためか、イヤホン本体のビルドクウォリティは個人的にZS6の方が高いと感じます。価格は少しだけプラスになりますが、それは本体外観だけみると納得。

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縦にして比較してみると、随分違います。KZ ZS5は間ががっつり開いてますが、左のZS6はぴったりくっついてます。値段で妥協していた部分が色々改善されている、ような気がしてきますね。好印象です。ちなみに本体サイズはほんの若干ですが、6の方が小さい気がします。

2pinに関しては少しキツイかなと思ったのですが、KZ5の時に使っていたNiceHCKの2pinアップグレードケーブル(おそらくKZ純正ではない)を一回刺したら広がった気はするので、そんなに幅は変わらないんじゃないかなと思います。

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ステムの部分は注意が必要で、KZ6の方が若干広いです。ですので、KZ5でパンパンのイヤーピースをつけている方は、はまらない可能性があるのでチェックしておくべきかもしれません。実はダストスクリーン(網部分)も大きく異なるので、この辺りも音質に影響してきそうです。

ZS5の時はRの文字など印字だったのですが、実はZS6はLR表示が削って入れてあります。細かいところをみると、結構違います。

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付属のイヤーピースはほとんど前作と変わらないシリコン系のものかと思います。

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…以上、本体チェックでした。以前の「音はいいけど筐体クウォリティは少し気になる…」と個人的に感じていた部分がZS6では改善されており、手にとってみた感じは、価格が少し上がっても納得いく方が多いような気がしますね。

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↑NiceHCKのケーブル+Finalのイヤーピースを着けてみました。レッドカラーには白系のイヤーピース・ケーブルが合うと思うのは私だけでしょうか。

実際に装着してみると、冬場は寒いので冷たさでメタル素材を実感できます。片方3つのビスや通気孔から見えるシルバーもあって、全体的な見た目は安っぽさが消えた印象ですね。

KZ ZS6のスペック・基本仕様

  • 重量:約25g
  • プラグタイプ:3.5mm
  • ピンタイプ:2pin, 0.75mm
  • 周波数特性:7Hz~40KHz
  • インピーダンス:15Ω
  • 感度:105dB/mW

一応基本仕様も確認してみます。カナル型のイヤホン。周波数特性はスペック上KZ ZS5が20-20000Hzだったはずですが、ZS6では7-40000Hzとなっています。

KZ ZS6の分解イメージ

↑AliExpressのKZ Official Storeに掲載のスペック比較表

分解した場合の内部レンダー画像も確認してみます。2D2BAの片側4ドライバー搭載ハイブリッド型という構成は前回と同じで、ダイナミック・ドライバーは10nmと6nmが1つずつ、また高域用のバランスド・アーマチュア・ドライバー(BA)が2基ということになっています。

搭載ドライバーに関しては販売サイトによって色々と違う情報が書いてあるようですが、公式KZストアがAliExpressで掲載している仕様では、高域用に「30095」のBA×2で同じなんですよね。ただし筐体がメタル素材になっていますし、外側に通気孔、ダストスクリーンの変更など結構変わっている部分もあるので、当然音質に関わってくる部分かと思います。

3つのベントからの音漏れ

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↑3つの通気孔を設けており、よりパワフルな音圧を実現しているのだそうです。

すでに紹介しましたが、KZ ZS6にはメタル本体の外側に3つのベントが配置されています。当然ながら音漏れが気になるところですが、結論からいうと、KZ ZS5よりは明らかに音漏れすると思います。まあ空気の通る穴が空いていますからね、音漏れがして当然ですね。他の購入者の方をみると、塞いだりと工夫をされている方もいるようです。

2pin仕様・リケーブルもしてみた(アップグレード)

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前回中国に行った時にJim氏から購入したNiceHCKのアップグレード用ケーブルで、リケーブルしてみました。最初差し込む時は5よりもキツイかと思ったのですが、何回か抜き差ししているうちに広がった気もするので、前のモデルと口径はそんなに変わらないんじゃないかと思います。

一応今回リケーブルしたケーブルについてはZS5用に購入したものですが、ZS6でも前回同様全体的に明るくなった印象。付属ケーブルはしょぼい(耳掛け部も硬いし超絶使いにくい)ので、お好みの2pin仕様ケーブルに変更して使った方が良いかもです。

KZ ZS6の音質

  • KZ ZS5よりも元気の良い音、おそらくドンシャリ
  • 高域はKZ ZS6の方が出てる気がする
  • 低域は空気感がプラスも、KZ ZS5の方が全体的に落ち着いて聴きやすい
  • ※エージングなし、箱出し10時間程度流した後すぐにテストしています。

一通り聴いてみて、KZ ZS6の方がKZ ZS5より派手な音、という結論に友人と至りました。ZS5も開封当初は解像度高めでガンガン鳴ってるなと思ったのですが、開封直後のkZ6と比較すると、こちらの方が上も下も派手に元気に鳴っている、という印象です。

弱ドンシャリですが解像度も高いと感じるので、特に高域の方に解像感や分離感を求めている方はKZ ZS6の方が良いような。低域も解像感は高く全体的にKZ ZS5と似ている印象も受けますが、上に書いた通りZS6は低域に空気感がプラスされている感じ(ベントのせい?)で、低域の量感は5より多めに感じますし、ここが派手に聴こえる要因の2つめかもしれません。

イヤホンとしての解像度感や分離感は、特に高域でKZ ZS6の方が上なのかなという気がしますが、ハイブリッド多ドラながら音のまとまりが良くて聴きやすいのはZS5ですかね…。

…6は箱出しすぐで比較しているので、中〜長期間使ってみると今後音に対しての印象が変わるかもしれません。ただ友人と目隠しして色々聴いてみたのですが皆KZ ZS6の方が派手だねという結論になったので、現状はそういう感じです。

ベントを塞いでみるとより5に近く感じます。ベントそのままの方が押し出し強めに感じるので、個人的にはそのままの方が好きですかね。

元気に鳴るので、最近GPD PocketでLife Is Stange : Before The Stormをプレイしているのですが、ここで使われているDaughterのNo Careなど、疾走感のあるロック曲はかなり良いです。これはこれで好きです。

KZ ZS6をZS5と比較してみてのメモ

  • より高域の解像感を求めるなら6
  • ノリの良いロックなら6
  • おそらく5の方が長時間聴きやすい

6の方が女性ボーカルのロックなんかは、元気な曲だと楽しく聴けるような気がします。ただバランスが良いのは5な気がしているので、長時間オールジャンルで使うなら音質傾向は似ているので5で良いかなと感じることも。個人的に女性ボーカルの曲を聴くことが最近は多いので今の所はKZ ZS6の利用が多いかなという感じがします。あとはカラーが違いますし、筐体も高級感が高まっているので、その辺りも気になる方は比較しておくと良いかもですね。

価格と購入について

最近のセールではGearBestが圧倒的に安いのですが、利便性や早く届くことを考えるとAmazon.co.jp、リケーブルを考えたり他のイヤホンもまとめて買うならAliExpressなどいくつか選択肢があります。Amazonの詐欺出店者を選ばない限りは大丈夫かな思うのですが、一応確認しておくと良いでしょう。

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