【レビュー】Tronsmart AirAmp、Qi対応 10W ワイヤレス充電器

TronsmartよりQi規格準拠のワイヤレス充電器「Tronsmart AirAmp」をレビュー用に提供していただいたのでチェックしていきます。Galaxy Note 8、S8、S8 Plus、S7、S7 Edge、S6 Edge Plusなどは出力10Wでのワイヤレスかつ急速充電に対応しており、iPhone 8 / 8 Plus / Xに関しても出力5WでQi充電が可能ながら価格は1689円とかなりお安い製品。

こと中華スマホにおいてはHUAWEI、OPPO、vivo、Xiaomiなど主要メーカーがQiワイヤレス充電に対応したスマートフォンを発売していないのであれですが、iPhone 8 Plusは持っているので、充電時間など他社製品とも比較してみます。

(サンプル提供:Tronsmart)

Tronsmart AirAmp レビュー

今回レビューするのは、「Tronsmart AirAmp」です。Qi規格のワイヤレス充電が行えるモデルで、アマゾンでも2000円以上のワイヤレス充電器が多い中、Tronsmart AirAmpは2コイル内蔵、また最大10Wの出力に対応しながら1689円と、価格も安い製品

Qi規格に対応したワイヤレス充電器は平らなパッドにスマホを置くタイプもありますが、AirAmpはスタンド型。PCの横に置いてTwitterのタイムラインを眺めたりするにも便利ですし、スマホを置くフック部には滑り止めが付いているので、安定性も高いのが特徴。

コイルを上下に搭載しているとのことですが、置き方が横でもiPhone 8 Plusでも問題なく充電可能でした。純正のAppleレザーケースをつけて充電していますが、このケースなら装着したままでも問題ないようです。

AirAmp本体の底面にもゴム足的滑り止めがあり、スタンド型ながら安定性は高いです。また充電が開始されるとグリーンにLEDが光るので、利用する側としては分かり易いですし、例えば室内が暗くても、充電しているスマートフォンの場所を確認するのは簡単。

排熱対策で冷却ファンが内蔵されているというのも特徴で、アマゾンで調べてみるとファン内蔵の表記があるQi対応充電器もありますが、それらのほとんどが2000円以上の価格設定。AirAmpは1689円と低価格に加えて、本体表裏に通気孔が設けられており、自動検知機能なども搭載されているそうで、冷却ファンと合わせて放熱や過電圧制御には気を使った構造になっているようです。

(ちなみに充電中に耳をチャージャー横まで持っていけば確かに冷却ファンの回っている音はしますが、ノートPCがガンガン稼働している時のように聞こえる訳でもなく、気になる人はほとんどいないでしょう。実際筆者も「ファンが搭載されている」という事実を知ってから、耳を近づけて気付いたくらいなので。)

次に注目したいのが、Tronsmart AirAmp接続用に採用されているのがUSB「Type-Cポート」という部分。例えばAppleストアで販売されているiPhone 8 / 8 Plus / X向けワイヤレス充電器「mophie wireless charging base」は電源アダプタ付属のものですし、「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」も同様です。

さらにアマゾンで調べてみるとやはりmicroUSB(B)ポートを採用しているQiワイヤレス充電器も多く、最近のスマホはType-Cポートを採用した機種が多いですから、これはAndroidスマートフォンのユーザーにとっては使い易いかもしれません。ちなみに ケーブルは付属しますが、ACアダプタは別途用意する必要があります。

…といったように、1689円と低価格ながら、Androidの対応機種なら最大10WまでOKだったり、2コイル搭載で横置きでも充電できたり、滑り止めがしっかり付いていたり(まあこれは大抵付いているみたいですが)、冷却ファンと放熱の仕組みが組まれていたり、USB Type-Cポートを採用していたりと、似たような仕様でこれだけ安い類似製品をアマゾンで見つけるのは至難の業のようで、スピーカーの時も似たような感覚だったのですが、Tronsmartというブランドの本気度を感じます。

Tronsmart AirAmpでiPhone 8 Plusをワイヤレス充電

今回AndroidのQi対応機種が手持ちにないので、iPhone 8 Plusで試していきます。申し訳ありません。最近のリークではXiaomiの次期フラグシップモデルがQi対応スマホになる可能性がありそうなので、そこで急速充電に対応していれば、またAirAmpが登場する予定です。

さて、比較対象がないのもあれなので、今回は周辺機器ブランドとしては有名なAnkerのQi規格対応充電器「PowerPort Wireless 10」というモデルを用意しました。こちらは2500円ほどで購入可能なフラットな置き型ワイヤレス充電器なので少し違いはありますが、AirAmpはスタンド型で使用感も異なるので、比較対象には良いかと思います。

前提として、iPhone 8 / 8 Plus / XiOS 11.2から高速ワイヤレス充電(アップデート内容は「互換性のある他社製のアクセサリを使用した場合のiPhone 8iPhone 8 Plus、およびiPhone Xの高速ワイヤレス充電への対応を追加」)に対応していますが、現状最大7.5Wでの充電と言われています。Appleストアではすでに紹介したmophiebelkinの製品は対応していますが、既存の10W対応Qi充電器がiPhone 8/X7.5W充電に対応しているのかはすでにiOSをアップデートしてしまっているので不明な点が多いです。

一応、今回利用したTronsmart AirAmpに関して言えばiPhoneだと通常充電で5W、またAnker PowerPort Wireless 10に関しても公式サイト内で「iPhone X / 8 / 8 Plusの急速充電には対応しておらず、通常速度での充電となります。」と記載があるので、iOS 11.2からサポートされている7.5W Qi充電は対応していない可能性がありますし、対応している可能性もあります。これはiPhone7.5Wワイヤレス充電に対応を明記している製品があれば良いのですが、現状手持ちにないので今回は比較ができません。

追記:問い合わせたところ、Tronsmart AirAmpはiPhone 8 / 8 Plus / Xの7.5W急速充電には非対応とのことです。

ですので、とりあえず今回はTronsmart AirAmp5W対応、Anker PowerPort Wireless 10は急速充電非対応という前提で、使っていきます。またテストでは機内モードを利用し、バッテリー消費の部分がネットワークや通知に左右されないように検証してみます。

また今回のテストでは普段の利用を想定してApple純正のiPhone 8 Plus用レザーケース装着で充電していますが、Apple公式サイトのサポート情報では色々注意書きがあり、基本ケース着用での利用は推奨していないこともつけ加えておきます。(ですので、よくレビューにある「このケースで使えませんでした」報告は、Apple推奨の使い方として正しくないのと同時に結構重要な情報で、自分の持っているケースが使えるかどうか気になる方は、他ユーザーの方に質問して聞いてみると良いかと思います)

iPhone 8 Plusの充電時間を比較

少し前置きが長くなりましたが、まずはTronsmart AirAmpでのiPhone 8 Plus充電時間から紹介していきましょう。

iPhone 8 Plusの充電を1%にした状態からタイマーをスタートしてチャージを開始しているのですが、2時間後で70%以上、3時間後でほぼ満充電まできました。Tronsmartの販売ページでは満充電まで3時間23分で紹介されているので、多少の誤差はありそうですが、ほぼ紹介時間通り、もしくはそれより少し早いくらいに満充電までチャージできる挙動です。(また横置きでも同じような充電時間です)

実はiPhone 8 Plusは付属ACアダプターとLightningケーブルでは充電時間が結構遅いことが報告されており、これだと3時間近い時間がかかっています。実際に、付属ACの有線充電でも結構遅いです。

付属ACアダプターでの有線充電 VS Tronsmart AirAmpのワイヤレス充電で満充電までの充電時間がほとんど変わらないのであれば、スタンドとして使えて、かつワイヤレス充電もできるAirAmpを使うメリットは大いにありそうです。

横置き充電もできるので、Lightningポートも使える

スタンド型のQi対応充電器で気になっていたことは「Lightningポートを塞いでしまう」という問題の部分。当然反対側にしてしまえばポートは使えますが、カメラアダプターなどで接続する際には上にポートがあるとかなり厳しいです。

ただしTronsmart AirAmpの場合にはコイルを2つ搭載しており横向きに置いても普通にQiワイヤレス充電が行えるので、この高さにLightningポートがあれば、例えばカメラアダプターを利用して機器に接続するのも楽。接続機器によりますが、必要に応じてポータブルアンプなんかも繋げます。

↑横置きでも充電できるので、Lightningポートも使いやすい。充電中はLEDが光るので、暗闇でも安心

いくつかアマゾンで販売されているQi製品をみてみると充電コイル部を下にスライドさせて対応したりと色々あるようですが、AirAmpに関しては2コイル搭載で全く問題無しなので、唯一の懸念は解消されました。

Anker平面置き型充電の方は…

…対してAnker PowerPort Wireless 10ですが、まずこちらは置く場所がビシッと決まらないと、充電が開始されません。iPhone 8 Plusの場合でいうと、上や下だけに置いた状態ではパッドが小さいせいか充電が開始されないので、ぴったり真ん中にセットする必要があります。この点は明らかにTronsmart AirAmpの方がセットし易く、充電開始もわかりやすいです。

↑パッドが小さく、完全に真ん中にセットしないと充電が開始されない

LED表示もサイズ的にiPhone 8 Plusに隠れてしまうことがあるので暗闇で充電中のiPhoneを見つけにくいということもありますし、Ankerの方はmicroUSBポートを採用しているので、Androidスマホ用にType-Cケーブルだけを持ち運ぶことの多い今では、気軽にケーブルを有線に変えてAndroidスマホを充電するには微妙。(中華スマホ主要機種ではまだQi対応モデルがほとんどないので、なおさら)

充電時間に関しては似たような感じで、どちらも3時間弱といったところ。現状ここでの差はあまりないです。ただし、スタンド型は置き場所が分かりやすいのでビシッと充電できるのに対し、平面置き型はデスクで作業している時に何かの拍子でパッドの位置からiPhoneがズレやすいというデメリットはあって、しばらく使ってみると、何かとAirAmpの方が使い勝手が良いことに気付きます。

↑通気孔がないせいか、充電していると暖かさを感じるくらいまで発熱があります。ポートもmicroUSBなので、

またAnkerの方は、通気孔も全く設けていないせいか、充電を開始すると充電器本体がそこそこ熱くなります。対してAirAmpは表面の熱というのは充電中もほとんど感じずなので、安心感があります(もしくは構造上、表面の熱が感じにくいだけかもしれませんが)。

Tronsmart Amp、すごく良い

…正直Tronsmart AirAmpが届くまでは平面置き型のタイプで満足していたのですが、いざ今回のスタンドQi充電器を使ってみると、小型パッドのデメリットや排熱で不安な部分が浮き彫りになったりしたのと同時に、あれAirAmpめちゃ良いんじゃない、と思いました。

しかも価格はAnkerが2499円に対して、こちらは1689円なので。多分Ankerがよほど好きとか、どうしても平面パッド置き型のタイプが良いとか、そういう理由がない限り、今のところAirAmpを使わない理由が全く思いつきません。あえていうならプラスチッキーな本体に高級感がないことくらいですが、Ankerのワイヤレス充電器に関しても高級感など皆無なので、この部分が気になる人もほとんどいないでしょう。

アマゾンにもすでに多くのQi対応充電器が販売されており筆者も沢山使ったことがあるわけではないので分からない部分もありますが、怪しそうな製品も多い中、とりあえずTronsmart AirAmpは激しくおすすめしておきます。

…最近Tronsmart T6、Megaとスピーカーもレビューさせていただく機会がありましたが、このブランドは最近キテますね。(Jazz Miniは個人的に微妙だったとも言っておく)。Twitterを見てると、使ったはことないですがHUAWEIの急速充電対応モバイルバッテリーなんかでも日本ユーザーからの市民権というか支持を受けているようにみえますし、今後出てくる製品も期待です。

【購入:Tronsmart AirAmp 10W Qi対応ワイヤレスチャージャー