Ulefone Gemini Pro実機レビュー。Helio X27とデュアルリアカメラの性能を試す

Ulefone Gemini Pro実機レビュー。初代Geminiとは全く別物のスペックになっており、5.5インチのFHDディスプレイ、Helio X27(MTK6797X)、4GB RAMに64GB ROMとなかなかの基本仕様に加えて、デュアルリアカメラが13MP+13MPという中華スマホです。Ulefoneブランドの中では高性能な機種に位置するわけですが、今回試す機会をいただきましたので内部をチェックしていきます。(端末提供:GearBest.com)


Ulefone Gemini Proの実機レビュー

開封・デザイン

まずは開封して本体デザインを見ていきます。箱はUlefone Power 2と似たような感じで開けます。

箱を横にスライドさせるとUlefone Gemini Pro本体が出てきます。

その下を開くと充電器、ケーブル(Type-C)、SIMピンなどが付属。

初期状態でペラッペラの保護フィルムが付いていますが、それとは別に硬めのフィルムも付属しています。また背面につける指入れ周辺機器も付属。

サクッと本体をチェック。ディスプレイは5.5インチのFHDとなっており、ベストとは言えないですが、価格帯を考えると十分。

フロントカメラにもフラッシュが付いています。最近は前面フラッシュの機種がかなり多くなったような。セルフィー需要でしょうね。

指紋認証センサー兼ホームボタンはフロントに。(余談ですが、最近Honor 8のブックカバーを買いました。背面認証ボタンより全体的にフロントに付いていた方が個人的には使いやすいと思います)また押し込むタイプではなく、タッチ式になっています。OSはAndroid 7.1.1 Nougatで、初期ホーム画面は下からスワイプしてAppドロワーを出すタイプ。非常にシンプルです。…あとで保護フィルムを剥がしてよく見てみましたが、溝はあったのでXiaomi Mi6のような感じではないです。

3.5mmイヤホンジャックもまだ付いております。

背面。メタル素材とのことですが、マットな素材になっており、最近ガラス調パネル(honor 8やXiaomi Mi6)ばかり触っていたので、指紋が付きにくいのは嬉しいポイントです。

全体的に丸みのあるデザインになっており、またサイドパーツまで一つなぎのユニボディとなっているので統一感もあります。

正面から見て左サイド。SIMトレイが付いています。デュアルnano SIMスロットですが、片側のSIMスロットはmicroSDカードスロットと兼用。

背面カメラはSONY IMX258を採用とのこと。13MP(RGB)+13MP(モノクロ)ということで、あとで紹介しますがポートレートモード(っぽいモード=ボケモード)もありますし、カメラUIが他の中華スマホと比較するとかなりカスタマイズされていたので記事後半でチェック。デュアルカラーのLEDフラッシュも確認できますね。

正面から見て右サイド。ボリュームキーと電源キーです。こうしてサイドから見ると、背面パーツからサイドまで滑らかに繋がっているのがわかります。

底面。USB Type-Cポートですね。スピーカーもありますが、こちらもあとでチェックしていきます。

ひとまずデザインチェックでした。まずは背面パネルがメタル系のユニボディということで、外観はシンプルかつ滑らかです。マットな素材になっているので指紋も付きにくく、ケースは付いてきませんが、ガラスパネルの背面と比較すると強度の面では安心感がありますね。

背面カメラ部分は出っ張りがあるので、机に置く時には少し気をつけておいた方が良いかもしれません。

スペック・基本仕様

MODELUlefone Gemini Pro
ブランドUlefone
OSAndroid 7.1 Nougat
ディスプレイ5.5インチ FHDディスプレイ
Corning Gorilla Glass 3
プロセッサーMediatek Helio X27
10コアCPU 最大2.6GHz
Mali-T880 GPU
RAM4GB
ROM64GB
外部メモリmicroSDカード対応
最大256GB
リアカメラ13MP + 13MP
フロントカメラ8MP
バッテリー3680mAh
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac
2.4GHz, 5GHz対応
BluetoothVer 4.1
SIMサイズnano + nano (デュアルSIM)
対応バンド2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA 850/900/1900/2100MHz
4G: FDD-LTE 800/900/1800/2100/2600MHz
TDD/TD-LTE: TD-LTE B38/B39/B40/41
本体サイズ15.50 x 7.69 x 0.84 cm
重量181g
その他USB Type-Cポート
3.5mmオーディオジャック
指紋認証

注目ポイントは基本スペックの部分でHelio X27+4GB RAM、あとはデュアルカメラでしょうか。Nougat(7.1.1)採用ということで色々と機能も使えるようになっているのでチェックしてみます。

ディスプレイ

5.5インチのFHDディスプレイ(1920×1080)です。明るさは最大で十分外でも視認性確保可能。より高価なモデルと比較すると決してベストとは言えないと思いますが、普段の利用には十分かと思います。最近はhonor 8を利用していますが、やはり5.5インチというと少し大きいので、Youtube動画を見るには良いですね。

AnTuTuやその他アプリで確認したところ、ディスプレイは5点タッチ対応。ディスプレイテスターアプリで穴埋めも問題ないようで、ゲームなどもプレイしていますが、特に不満は感じません。

Nougatということで視力保護モード(Eyebrow mode)も利用可能。通常のブルーライトフィルタ調整(Filter Blue)に、ナイトモード、アウトドアモード、スリープモードなど、利用状況に合わせて切り替えできます。(いくつかはAndroid Nで標準の機能ではなかったような気もしますが、どうでしょうか)

日本語設定

システムは日本語に設定可能です。本体設定を見るとSmart Assistantの部分だけ英語表記になっていますが、その他は普通に日本語で使えます。この辺りはがっつりカスタムROMではない他の中華スマホと同じ感覚ですね。

Helio X27 (MT6797X) 10コアCPU / Mali-T880GPU

CPU-Zで内部スペックもみてみます。プロセッサーはMT6797X、MediaTek Helio X27ですね。10コアCPUで、MediaTekの公式スペックではARM-A72@2.6GHz×2コア + A53@2.0GHz×4コア、A53@1.6GHz×4コアというCPU構成になっています。GPUはMali-T880(MP4)。

一応プロセッサー自体がカラー+モノクロのデュアルカメラサポートをしているということで、Ulefone Gemini Proがデュアルカメラを採用しているのも何となく納得なのですが。メインメモリ4GB RAM、ストレージが64GB  ROMも確認済み。

指紋認証センサー

指紋認証センサーは画像の通りフロントに搭載されています。ロック用の指紋登録はいくつかできますが、フロント下に付いているので両手の親指2つを登録が個人的には便利かなと思います。ちなみに360度認証対応。

またここのボタンには「長押し」と「クリック」にそれぞれジェスチャー操作を割り当てることができるようになっています。

長押しでは電話に出たり、カメラを撮影したりといった機能を割り当てることができますが、例えばカメラ撮影は「カメラを起動する」のではなく、「シャッターをおす」動作だったりするので、微妙ですが、長押しでスクリーンショットがどの場面でも撮れるのは結構便利だったりします。

指紋認証の速度は特に問題なし。というか認証エラーが少ないのが良いですね。100回ほどいろんな角度からアンロックしてみましたが、特に問題なく使えています。…濡れた手だと認証エラーになることは確認できたので、特に夏場汗をかいたりした指では認証できないかもです。

バッテリー / 電池持ち

後日確認予定。

ベンチマークスコア

ベンチマークテストもいくつか行ってみました。当サイトではhelio X27(MT6797X)採用モデルを試すのは初めてであり、また4GB RAMということでスコア自体には期待していましたが、以下のようなスコアになっています。

AnTuTu Benchmark

  • 総合:9万4338
  • 3D 21080
  • UX 40027
  • CPU 26650
  • RAM 6281

Antutu Benchmark、Ver. 6.2.7での計測結果です。何回か計測しましたが、9万以上のスコアは出ていますね、概ねハイスコアです。何回か計測したりカメラ起動を多くした後などに行うと、発熱が体感で感じられる時にはスコアが下がりました。特に夏場は気になる人がいるかもしれません。

Geekbench 4

  • シングルコア:1697
  • マルチコア:4251
  • グラフックス系:3526

こちらもスコアとしては全体的に高い数字になっています。

ゲーミングの快適さ

Ulefone Gemini Proで試したゲームアプリはここに記載しておきます。動作はともかくここに載せているのは個人的にインストールして起動、プレイができたアプリです。載せている情報の動作保証はしかねますので注意。試したいゲームアプリあれば、無料であればできる範囲でプレイできるか試せるのでTwitterまで。

  • Moderm Combat 5
  • デレステ
  • Asphalt 8

個人的にゲームした感じ、悪くないです。スペック面もありますし、まず根本の問題となる、Wi-Fiの接続が不安定だとか、モバイル通信が繋がりにくいだとか、GPSで位置情報がどこかにぶっ飛ぶだとか、いきなり電源が切れるであるとか、ゲームをプレイする上で「これがあると困る」といった部分は今のところ見つからないです。

…helio X27も悪くないですね。正直いうと価格を下げてくれればHelio Xシリーズでなくとも良い気はしますが、デュアルカメラ、バッテリー、FHDディスプレイなど、どこかの機能に特化というよりは、全体的にスペックが上のバランス型のように思います。

カメラアプリのUI

今回一番注目していたのが背面に搭載されているデュアルカメラです。SONY IMX 258センサー採用、13MP+13MPのカラー+モノクロということでどこかのメーカーのデュアルカメラと同じようなポイントを売りにしているようですが、Ulefone Gemini Proはどうなんやというところを簡単にチェックしてみます。

まずは標準カメラアプリのUIから確認。かなりカスタマイズされていますね。全体的なUIはスライド切り替えやボタンなど、iOSに近づけているのでしょうか。その辺りは想像にお任せしますが、とりあえずこの辺りのブランドの中華スマホのカメラUIとは少し異なることは間違いありません。

…と言いますか、Pro Photo(マニュアルモード)などは同じhelio X27採用のUMIDIGI ZでもみたことがあるようなUIで、AndroidかMediaTekか、何かの標準機能的な可能性もありますね。当サイトではUMI Zはレビューしていませんが、検索かけると似たようなUIがYoutubeでも見つかります。ちなみに画面いっぱいにProモード設定が出てくるので、設定の調整と撮影画面を両方見ながら確認するのがちと大変。

撮影モードは通常(Photo)で最大16:9の13MP撮影、Bokehモードだと 4:3の7MPが最大でした(16:9の場合は5MP)。他にはモノクロモード(Mono)や美顔モード(Facebeauty)、パノラマモードなど。上部にはHDRのON/OFFや設定ボタンがありますし、下には1.0x、2.0x、3.0xのズームモードがあります。どれが実際に実用的かはともかく、UIは個人的に悪くないなと思う部分。…4K動画でボケ撮影ができるというのが一つのウリでもあるので、その辺りも試してみたいと思います。

Gemini Pro、デュアルカメラの撮影サンプル

通常初期設定が4:3の13MPになっているので、とりあえず変更して16:9で撮影してみます。(ボケモードは別解像度)

通常撮影 (オート&マニュアル)

13MP, 16:9でパシャパシャと移動中に撮影してみました。オート/マニュアルの通常撮影が一番良いです。価格帯を考えると、思ったよりもシャープでGood。

ズームサンプル 1x / 2x / 3x

UIの部分で3.0Xズームまであるので、こちらも試してみます。意外にもこちらも2xまではGood。3枚目はフォーカス位置のせいか白がかっています。

通常撮影とHDR撮影の比較

白く乗っかりすぎており、HDR?という感覚。少し暗い場所や逆光はまだ試せていないのですが、通常モードで撮影した方が良いかもしれません。

HDRなしの場合:

HDRありの場合:全体的に明るく、というか白ボケており、影のコントラスト、パープルとピンクの花の色の違いもさっぱりな感じです。

HDRなし:

HDRあり:こちらも同じような感じです。好みはありそうですが、個人的には通常撮影の方が自然で好み。

HDRなし

HDRあり

HDRなし

HDRあり

ボケモード

Bokehモードでの撮影は実は中華スマホとしてGemini Proはそこそこの価格なので密かに期待していましたが、手軽にhonor 8やXiaomi Mi6のようなボケ感を出すのは難しいかもしれません。以下画像サンプル。

底にものがあるとそちらもフォーカスされますね。honor 8よりはXiaomi Mi6のデュアルカメラっぽいかもしれません。

ちなみに最近Xiaomi Mi Electric Scooterを買いました。…本日時間がなくなってしまったのであれですが、地面を写さずに縦撮影なら、工夫さえすれば良い感じでボケるのかなという感覚です。

上記のように縦向きで撮影した際には問題ないように感じましたが、これでも数回試行錯誤してやっとみれる写真が撮れたので、デュアルカメラで評判の良いHUAWEIの機種やその他機種のように、サクッと正確に撮れる感じではないです。

半日撮影で色々試しましたが、なぜか横16:9の撮影だとフォーカスとボケが全くうまくいかず…。他の値に絞ってみても、どうも飛んでしまいます。

(画像はフルサイズでアップロードしているので、細かいところはPC閲覧の場合別ページで開いてみてください)

結構フォーカスも飛んだので、んー。時間をかけて撮影ポイントや場所選びは必要なのかなという感じはしますね。あらためてカメラ評価の良いhonor 8の良さを感じるとともに、Gemini Proのデュアルカメラ部分はソフトウェアで改善できるなら今後期待したいところかもしれません。縦写真ならいけますが、横がなぜか厳しいです。今回は16:9で試したので、今度は4:3でもトライしてみたいところではあります。

今のところBokehモードに関しては撮影を楽しむだけで、実際にSNSなどにアップロードしたい画像をとるときは、通常モードを使うことになりそうです。

モノクロ撮影

後日追加予定

動画サンプル

4K

後日追加予定

4K(Bokeh)

後日追加予定

1080p

後日追加予定

 Ulefone Gemini Proはバランス型

Gemini Proのレビューを初めてから公開まで1週間ほど利用していますが、helio X27は大抵のアプリをこなせますし、4GB RAM、64GB ROMにmicroSDカードスロット対応と容量的には余裕がありますし、カメラ機能はボケモードが微妙なものの通常撮影はそこそこ綺麗な写真を残せます。価格を考えるとこのくらいやってくれないと困るという部分もありますが、大抵のことはこなしてくれる機種なのかなという印象。

おそらく日本で正規販売されているこの価格帯より少し上の機種の方が全体見ると使いやすいのかなという気がしますが、デュアルカメラで使える特徴がもう少しバシッと決まってくれるとプロセッサー自体はそこそこ高速なので、これらの機種とも戦えるような感じでしょうか。とはいってもまだ電池持ちの部分(現時点ではそんなに悪くない)やモノクロモードや他の画像サイズ、4K Bokehという謎モードを試せていないので、これらも次回試していきたいと思います。

購入:GearBest.com – Ulefone Gemini Pro