【レビュー】Ulefone MIX, 3辺ベゼルレスな激安中華スマホを試す

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初代Mi MIXの模倣モデル「Ulefone MIX」実機レビュー。UlefoneのスマートフォンはGemini Pro(Helio X27)Power 2(6050mAhバッテリー)などを試したことがあるのですが、今回はスペックを少しだけ抑えつつ、ベゼルレス+低価格を実現したAndroid端末となっています。

すでにUlefone MIX 2も発表されているものの、実は初代MIXの方がスペックが高いので、18:9のスクリーンも現状そこまでメリットを感じませんし、3代目も来るのですが、とりあえずは初代がおすすめなのかなという今日この頃。ではいってみましょう。(端末提供:TOMTOP)

Ulefone MIX 実機レビュー

今回レビューするのは初代Xiaomi Mi MIXを模倣した(であろう)LTE対応の中華スマホ「Ulefone MIX」です。価格が安いのですがデザインがかっこいいので、まずは開封から。

開封・デザインチェック

箱です。iPhoneぽいですね。素敵です。

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箱を開けます。中華スマホってだいたいこんな感じですね。1万円台ですからプレミアムな化粧箱は期待できませんが、

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付属品は多いです。背面にくっつける指サック。SIMピン、液晶保護フィルム、ケース、ACアダプター(別途日本用アダプタ付属)、microUSBケーブルなど。中華スマホは超大手メーカーでないとケースも専用のものがなかったりはするので、これだけ付属品がついてくると嬉しいですね。特に今回は背面パネルのデザインがGoodなので、ソフトクリアケースもなかなか良いチョイスかと思います。

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フロント。流石に公式サイト画像や箱の見た目ほどベゼルレスではないですが、実際の端末は100ドル台には納得な3辺ベゼルレスです。当時ソフトバンクで販売されていたAQUOS CRYSTALを思い出します(スピーカーがついてお得でしたね確か)。…左右は最近のAndroidスマートフォンと比較するとそこまでベゼルが狭いとは言えないかもしれませんが、100ドル台と考えるとイケてます。

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Ulefone MIXはとにかく背面がかっこいいです。見ての通り、撮影している手ががっつり反射します。

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正面からみてみます。5.5インチのディスプレイはHD解像度ですが、思いのほかビビッドでみやすいです。しかもCorning Gorilla Glass 3。スクリーン解像度は低い方が電池も一般的には持ちますし、バッテリー容量も3300mAhとサイズ感を考えると十分。できればFHDは欲しいですが、3辺がベゼルレスでディスプレイサイズ以上に迫力があるので、そこは価格も考慮して良しとしましょう。

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MIX模倣機ということで、フロントカメラはディスプレイ右下に設置されています。フロントには指紋認証センサーもありますね。

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反射の多い背面パネル。4GB RAMや64GB ROM、デュアルカメラかつ100ドル台でこのデザインを詰め込むあたり、さすが中華スマホです。

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3,5mmオーディオジャックも上部にあります。背面にはデュアルリアカメラが搭載されており、リムの縁取りも綺麗です。

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USBポートはmicroUSB。スピーカーに関してはクウォリティがそれなりですが、この価格帯のスマートフォンに完璧を求めるのは酷なので、それなり=十分使えるということで、あまり気になりません。

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SIMスロットはnano SIM + microのデュアルSIM仕様です。LTEとGSMの待受には対応しているそうですが、日本でいうDSDSの4G+WCMDA(3G)待受には対応していないので注意。microSIMスロットの方が、microSDカードスロットと兼用ですね。

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クリアケースも確認。背面がべったりくっつかないタイプだったので、デザインチョイスとしては秀逸な気がします。

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スペック・基本性能

MODELUlefone MIX
OSAndroid 7.0 Nougat
ディスプレイ5.5インチ IPS
1280×720 HD
プロセッサーMediaTek MT6750T
オクタコアCPU
RAM4GB
ROM64GB
外部メモリmicroSDカードスロット
バッテリー3300mAh
充電 5V/1.5A
リアカメラ13MP + 5MP Dual Camera
Sony IMX258
ƒ/2.2 large aperture
Dual LED flash
フロントカメラ8 MP(Interpolated to 13MP)
ƒ/2.2 large aperture
Hi-FiAW8738S
指紋認証サポート
対応ネットワーク2G GSM: 1900/1800/850/900(B2/3/5/8)
3G WCDMA: 2100/900(B1/8)
4G FDD-LTE: 2100/1800/2600/900/800(B1/3/7/8/20)
SIMサイズnano + micro
Wi-Fi802.11 a/b/g/n 2.4G/5G
Bluetooth4.1
センサーG-sensor, L-sensor, Gyro, Compass, Fingerprint Sensor, Touch Sensor
位置情報GPS
GLONASS
Digital Compass
日本語対応
参照http://ulefone.com/products/mix/spec.html

Android Nougatをプリインしており、3辺ベゼルレスデザインを採用した本体は5.5インチのHDディスプレイを搭載。プロセッサーはMediaTek MT6750T、オクタコアCPUでミッドレンジの少し下という印象を持っていますが、メインメモリが4GB RAM、ストレージも64GB ROMと大容量であることは、低価格な中華スマホとしては大きなメリット。

すでに2代目のUlefone MIX 2も発表されていますが、こちらはスペックがしょぼいんですよね。個人的にはMi MIX 2を使った時も感じたように3辺ベゼルレスの方が好きなので(フロントカメラの位置は別として)、現状は初代Ulefone MIXの方がまともに使えるような気がします。

Ulefone MIXは日本語にも対応

まずは設定を見ていきますが、日本語にも対応しています。あまりカスタマイズを入れていないAndroidスマホメーカーならではといったところで、最近はXiaomiも日本語に対応してきたりとありますが、最初から多くの言語設定が使えるのは良いことですね。

スッキリしたホーム画面とUI

UI面ではあまりカスタマイズが施されていないのが特徴なので、ホーム画面で見えるアプリもGoogle系+αのみと好印象。どのメーカーもこのようにスッキリした状態で出荷してほしいくらいです。少なくともホーム画面を。

Androidのセキュリティパッチレベルはなぜか2017年10月5日となっていますね。良いです。一応プロセッサー情報もCPU-Zで確認して見ましたが、MT6750Tで間違い無いようです。オクタコアCPU。

「LiveDisplay」という機能が入っており、こちらでNight Mode(視力保護モード的な)も使えるようになっています。MediaTekが簡単に実装できるようにしているのか、もしくはUlefone独自で入れているのか不明ですが、Androidで普段使いそうな設定は一通り入っているような気がします。MiraVisionなんかも表示されているので、MediaTekの方で有効されているのか、ディスプレイは100ドル台前半にしては綺麗に感じます。

指紋認証センサーの部分でジェスチャー操作を行ったりといった設定もOK。最近の中華スマホはこういった機能に多く対応していると思うのですが、これもUlefone側で搭載してるのか、MediaTekのSoCで簡単に実装できるようになっているのか、どちらなんでしょうね。この手の中華スマホで同じような操作が出来るようになっている機種は多いですからね。

AnTuTuにディスプレイテストがあるので、マルチタッチもテストしてみました。5点タッチも問題ないようです。

AnTuTu Benchmarkスコア

AnTuTu Benchmarkスコアは総合「4万1995」点。メインメモリの容量が多いせいか、MediaTek MT6750Tですがそこそこスコアは出ています。Geekbench 4ではCPUシングルコアが604、マルチコアが2591、COMPUTEで1887をマークしています。

ゲームもいくつかプレイしてみましたが、やはりMediaTek MT6750T搭載機全般に言えることで、スペックはSnapdragon 625などを搭載したミッドレンジモデルよりさらに下、Snapdragon 435も大手メーカー機種に搭載されていることなどを考えると、435よりもさらに下なのかなという印象というか予想です。そもそもガチンコでゲームをするならSnapdragon 835を搭載したMi MIX 2Mi6などがあるので、そちらに行くべきでしょうね。Modern Combat 5で結構早めに発熱ありで処理速度が落ちた感覚があったので。

ただ、がっつりゲームをしない方なら、普通にSNSは使えますし、多少ラグがあってもゲームはできますし、普段のライト利用なら問題なさそうなスペックと言うこともできます。ようはゲーム用にメインで買う中華スマホではないな、というところです。

カメラ撮影

この価格帯でカメラに期待するのは酷な話というか、Ulefone MIXも100ドル弱の価格帯とあって、手軽に綺麗な写真を取るのはかなり厳しい印象。一応フラグシップモデルであるXiaomi Mi MIX 2や、AppleのiPhone 8 Plusと比較してみました。

まずはデュアルカメラですが、かなり厳しいです。ぼかす範囲を決めているだけという感じで、人物も撮影してみたのですが、ポートレイトモードもかなり厳しいですね。また暗いです。

Ulefone MIX

下はXiaomi Mi MIX 2。よりパンチーなカラー描写です。こちらはシングルカメラなのでポートレイトモードなどは搭載されていませんが、実用性でいうと明らかにこちらの方が良いでしょう。まあ価格を考えると当然ですが。おそらく比較対象を間違えているのかもしれません。

Xiaomi Mi MIX 2(18:9)

次にiPhone 8 Plusのポートレイトモードで撮影してみます。ポケットから取り出してサクッと撮影するだけでこのクウォリティ。さすがです。iPhoneのデュアルカメラは背景のボケが自然になるのが個人的に好きですね。

iPhone 8 Plus

おそらくBokehモードは使わない方が良いでしょう。手軽に撮るのはビギナーの私には厳しいです。

Ulefone MIX

iPhone 8 Plusなら本当に同じ場所で撮ったのかというくらい綺麗です。

iPhone 8 Plus

iPhone 8 Plus

例えば、白に飛ぶこともしばしば。

Ulefone MIX

Xiaomi Mi MIX 2なら以下のように、スマホを取り出してすぐ撮影しても問題ありません。

Xiaomi Mi MIX 2

以下の写真も、Mi MIX 2であれば秋っぽくビビッドなカラーの写真をSNSにアップロードしたくなるレベルですが、Ulefone MIXに関しては、んー。という声が出ます。

Ulefone MIX

Xiaomi Mi MIX 2

今回は比較対象がフラグシップ級のモデルということでサクッと撮影しただけでもその差に驚くくらいですが、この機種に限らず同じようなメーカーのスマホで100ドル台というと、正直カメラ機能はまだメインで使いたいと思える機種にあったことがないです。

ちなみに最近利用した機種ではXiaomi Mi A1がミッドレンジで200ドル弱ながらデュアルカメラが良い感じだったので、安くてカメラもそこそこにしっかり使える機種を探している方は、このあたりの大手メーカーの機種をみておくと良いと思いますね。

LTE・4G対応バンドについて

2G GSM:850/900/1800/1900
3G WCDMA:2100/900
4G FDD-LTE:2100/1800/2600/900/800

一応WCMDA(3G)がBand 1と8、LTEがBand 1, 3, 7, 8, 20をサポートということになっています。技適があれなのであれですが、D系では3Gでも4Gでも大丈夫そうです。LTEとWCDMAでのDSDS(デュアルSIMデュアル待ち受け)には対応していないですね。結構田舎でも掴んでいるので、Dならいけると思います(日本だとほぼほぼLTE通ってるので嬉しいです)。

バッテリー・電池持ち・充電時間

まずは充電時間をチェック。フル充電まで2時間程度ですね。ほぼ一直線に充電の線を描いており、バッテリー容量を考えるとだいたいこんなものかと思います。特に使っていない状態での電力消費はそこそこある方で、12時間放置で40%は減るかなという感じです。

モバイルネットワークありで利用しているとガンガン使うと一日持たないかなという気はします。流石に100ドル台でバッテリー重視という感じのモデルでもないので、厳しいです。

Ulefone MIX レビュー・とりあえずの総評

MediaTekですがオクタコアCPUのSoCということもあってか、Youtubeを視聴したり、Weiboをチェックしたりといった基本的なことは問題なさそうです。RAMも大容量ですし、ゲームや画面分割で利用しなければいけるかなという感覚で、価格を考えると100ドル弱でもこういう機種は増えてきたのかなと思うところも。

…よくよく考えてみると2017年後半ではこれくらいのスペックでこのくらいの価格のスマホは(RAM/ROM容量を除いては)多く発売されているのですが、とにかく3辺を狭くしたデザインと背面のブルーがイケてるというのは、個人的に好印象でした。大容量バッテリーの機種だと無駄に本体が厚いこともありますし、中華スマホである利点を価格以外に挙げるとすれば、Ulefone MIXは「デザイン」の面に注力している点が面白いところです。

TOMTOPではフラッシュセール価格で129.99ドルとかなり安いのですが、来たるブラックフライデーセールでは数量限定で109.99ドルと激安になるとのこと。Mi MIXワナビーな激安中華スマホが気になる方は、下記のページをチェック。