【レビュー】xDuoo XD-05、中華ポタアンが安かったので買ってみた

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GearBestからポータブルヘッドフォンアンプ「xDuoo XD-05」を購入してみたので、レビュー。国内販売価格と比較すると異常な価格差があったので購入してみました(おそらく仕様だけ見ると利用環境では完全にオーバースペックな気がしています…)。とりあえずApple純正カメラキット+対応アプリ利用でiPhone、iPadでも所謂ハイレゾ音源というやつが聴けるのでUSBのデジタル接続で試してみます。

xDuoo XD-05 レビュー (中華ポタアン)

今回レビューするのはxDuooブランドの「xDuoo XD-05」という、ポータブルヘッドフォンアンプです。所謂、ポタアンというやつですね。OEMの会社だったらしいのですが、xDuooブランドでDAPなども発売しています。中国系のポタアンということで日本でもいくつかレビューをみてスペックは良いなと思っていましたが、今回はGearBestで約140ドルと激安だったので、購入してみました。

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PHONE OUTは6.5mm標準プラグ用のポートとなっており、INPUTではAUX IN、OPTICAL、USB INの切り替えが可能、BASSスイッチ、ゲイン切り替えスイッチなどが搭載されています。無骨なデザインな分ビルドクォリティはしっかりしているなと思うところがあり、ボリューム調節のつまみも使いやすいです。0.91インチのOLEDディスプレイを搭載しており、表示がみやすいのもポイント。

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反対側にはAUX IN/OUT、USB IN、DIGITAL INの3種類と、充電用のmicroUSBポートを搭載。今回はApple純正のカメラアダプターとiPhoneを利用して、「DEVICE」と書いてあるUSB入力部分からデジタル接続で聴いてみたいと思います。

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(※最近のAndroidスマホ用にUSB-C – USB Aメスの接続ケーブルも買ってみましたが、ケーブル外側の樹脂がキッツキツなものもあるみたいです。Apple純正のカメラアダプターや付属のmicroUSB – USBメスケーブルは普通にすぽっと入りますが、ケーブル選びは端子周りの樹脂部分サイズを確認しておくと良いと思います)

サイドのフィルターボタンからは、PCM4種類の調整、DSD3種類の調整が行えるようになっています。PCMフィルターは

  • PCM1 シャープロールオフ
  • PCM2 スローロールオフ
  • PCM3 ショートディレイ シャープロールオフ
  • PCM4 ショートディレイ スローロールオフ

で割り当てられており、切り替えがサイドボタンからできます。今回はPCM3に設定して聴いてみます。

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iPhone 6sとUSB INでデジタル接続するとこんな感じに。

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デジタル接続すると赤ランプのLINKが光り、充電中は隣の赤ランプが光ります。

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付属品はDAPやスマホ固定用のラバーバンドが2種類、充電用のmicroUSBケーブル、デジタル接続用のmicroUSB – USB Aメス ケーブル、xDuoo-XD05本体、ゴム足、3.5mm→6.5mm標準プラグ変換、ドライバーCD等。…microUSBでデジタル接続できるDAPなんかであれば、このセットだけでOKといえばOKです。

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スペック・基本性能

MODELxDuoo XD-05
電源3.7V/4000mAh充電式内蔵リチウムポリマーバッテリー
ディスプレイ0.91インチ有機ELディスプレイ(OLED)
サポートOSWindows XP/Vista/7/8/10 *、Mac OS X,iOS,Android
出力500mW(32Ω負荷)
再生周波数AMP 10Hz~100kHz(±0.5dB)
USB/SPDIF 20Hz~20kHz(±0.5dB)
サンプリングレート
USB
PCM 16-32bit/44.1~384kHz
DSD DoP/ネイティブモード、DSD64-256(1bit/2.8MHz~11.2MHz)
DXD 24-32bit/352.8kHz~384kHz
サンプリングレート
光/同軸
PCM 16-24bit/44.1kHz~192kHz
ゲイン+6/+9dB/+15dB
バスブースト0/+6dB
THD+N 0.0025% (1kHz)
S/N 112dB
対応ヘッドホン 8Ω〜300Ω
連続使用時間 11時間(USB接続) > 16時間(SPDIF接続) > 23時間(AUX接続)
フル充電時間 5時間(電源アダプタ使用) < 11時間(パソコン経由)
サイズW75 x D139.5 x H23 mm
重量270g

USBのオーディオプロセッサーにXMOS社のU8A、光/同軸のプロセッサーにCirrus Logic社のCS8422、DACにAKMのAK4490を採用。一応デジタル接続で用意さえすれば、iOSやAndroidのOSサポート限界までの信号に対応しており、ハイレゾ音源も聴ける仕様としています。USBでPC接続した場合にDSDネイティブ再生11.2MHz/1bitをサポートしていたりしますが、当方には完全にオーバースペックという感じで、本機のポテンシャルを最大限活かす使い方をするには遠い未来な気がしてきます…。

充電式でUSB IN時の電池持ちが約11時間。xDuoo XD-05もポタアンとしてのサイズはそこそこに大きいですが、必要であればゴムバンドも2つ付いていますし、外出先でも利用は可能です。

今回の再生テスト環境

  • iPhone 8 Plus → Apple純正カメラアダプター → xDuoo XD-05 → ヘッドフォン・イヤホン

上記のように、USB INからiPhoneでデジタル接続してみます。

聴いてみた

まずはベイヤーダイナミックのT90を接続して聴いてみました。オープン型ヘッドフォンで据え置きでも…という気はしますが、xDuoo XD-05はパワフルで元気な音質傾向みたいで、相性は良いかどうか別にして、モニターライクだったヘッドフォンが、ノリのよさが目立つようになります。

T90に関してはもともとフラットな気がしますが、XD-05を通すと中低域に少し重心が乗って量感も増し、躍動感は増します。モニターライクだったT90でもこれだけ元気になるので。うたものはそんなに合わないかなと個人的に感じていた本機ですが、一応試聴曲はGrace VanderWaal「So Much More Than This」(44.1kHz/24bit FLAC)、Birdy「Skinny Love」(Spotify)、男性ボーカルではThe Rapture「Echoes(Spotify)」、ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン(Spotify)」など。School Food Punishment「You May Crawl」はかっこいいですね。

T90でこれだと、おそらく元から重心の低いヘッドフォンは少しがめつく聴こえるような気もします。密閉型で元気が良く重心も低めのBowers & Wilkins P7でも繋いでみましたが、低音の量が結構すごいことに…。こちらはむしろiPhone直挿しの方(Lightning – 3.5mmアダプタ)が良かったです。繋ぐ機種を間違っているような感覚に陥ります。

直挿しで問題ないかなとも思うのですが、beoplay H6(初代)でもXD-05を通して聴いてみました。…意外にこれが相性良く、中域に厚みが乗りつつ、音の粒もある程度しっかり残っている印象。試聴曲はJune Divided「Bullet」、MØ「Slow Love」など。偏ってますねすみません。全体的に、XD-05を通すと頭内に少し寄ってくる感じでしょうか。手持ちのヘッドフォンではbeoplay H6との相性が、分かりやすい良さがあるかもしれません。

パワフルさはとにかくあるのでポタアン通している感は良くも悪くもわかりやすいです。ボーカルの高域伸びや音の粒の細かさをメインに楽しみたい方にはちょっと重量級と感じる方もいるかもしれませんね。

とにかく、Appleのカメラアダプター(とアプリ)を用意すればiPhoneでもハイレゾ音源は可能になりましたし(一応)、元気の良いサウンド傾向を聴いた後だと、XD-05を通さないと何か物足りない気持ちになります。…パワーがあるので150ドル以下で購入した中華ポタアンと考えると、これだけポテンシャルを活かせていなそうな使い方でも、コスパは良いのかなと思います。

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