【レビュー】Xiaomi Mi MAX、6.44インチのコスパ抜群ファブレット

Xiaomi Mi MAXの実機レビュー」。今回はGearbest.comから6.44インチの大画面ファブレットMi MAXを購入したのでレビューをしてみます。やはり大画面ということでそのあたりの使い勝手と、Snapdragon 650を搭載したスペックの部分。また意外と良いとされていた16MPの背面カメラをチェックしていきます。


Xiaomi Mi MAX・実機レビュー

まずは本体を開封していきます。箱から見てみますが、今回International Edition(国際版)を購入したので、パッケージは英語表記です(当然ながら中国版は中国語)。ちなみに届く前までに開封されてるのかなとは思っていたのですが、この箱はしっかりiPhoneシリーズのようにビニールで包装されていたので、開けられていないのかな?この辺りはいつも謎です。

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パッケージ背面。周波数帯/対応バンドの構成などが記載されています。今回購入したのはスナドラ650の3GB RAM、32GB ROMモデル。

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内容物はこんな感じ。Xiaomi Mi MAX本体。microUSBケーブル、中国版AC、SIMピンなど。他のECサイトでは謎ですが、gearbestにはこれプラスACの変換アダプタが付属していました(International Editionだからでしょうか)。

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初期はこういった保護フィルムが貼られています。背面のカメラなども傷がつかないように貼られていますが、こういったシールやフィルムは簡単にはがせます。メタル素材は利用されており、シンプルなデザインながらこの価格帯では十分な高級感です。

6.44インチとそれなりに本体が大きいので、指紋認証センサーは縦よりも横で人差し指を当てることが多いです。手のサイズにもよりますが、筆者の場合は一応縦でも普通に届きました。

巨大な6.44インチのフルHDディスプレイ。よく見ると若干黒縁が見えますが、それでも全体的にかなりのベゼルレスになっています。ホーム / 戻る / メニューボタンはオンスクリーンではなく本体下に配置。

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5.5インチのスマホ(Alcatel IDOL 3)と比較すると、左右のベゼルが狭いといってもやはり大きいです。ただし7インチ前後のタブレット・ファブレットと比べるとやはり小さいので、個人的にはギリギリ通話でも使えるかなというサイズ感です。例えば筆者が昔利用していたHUAWEI Honor X2(約7インチ)よりはスマホとして使いやすいかと思います。

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底面にスピーカーとmicroUSBスロット、右にボリューム / 電源ボタン、左にSIM / microSDカードスロット、上面に3.5mmイヤホンジャックという配置です。他のスマートフォンとそんなに変わらないので使いやすいです。

デザイン面ではこんなところ。次は性能面も見ていきましょう。

Xiaomi Mi MAXのスペック

まずは簡単にスペックをチェック。今回購入したのはSnapdragon 650 / 3GB RAM / 32GB ROMの最小スペックです。

MODELXiaomi Mi MAX
ブランドXiaomi(シャオミ:小米科技)
OSAndroid 6.0 Marshmallow / MIUI 8
ディスプレイ6.44インチ 1920*1080 FHD 342ppi
SoCQualcomm Snapdragon 650 ヘキサコアCPU 最大1.8GHz
Adreno 510 600MHz GPU

or

Qualcomm Snapdragon 652 オクタコアCPU 最大1.8GHz
Adreno 510 600MHz GPU
RAM3GB/4GB RAM
ROM32GB/64GB/128GB ROM
外部メモリmicroSDカードスロット対応 最大128GB
(NanoSIMスロットと排他利用)
背面カメラ16MP, 5レンズ, F/2.0, PDAF
1080p/720p 30fpsビデオ
フロントカメラ5MP, F/2.0
バッテリー~4850mAh
Wi-Fi802.11 AC デュアルバンド
BluetoothVer 4.2 Bluetooth HID
対応バンドFDD-LTE (频段 B1,B3,B7)
TD-LTE (频段 B38,B39,B40,B41)
TD-SCDMA (频段 B34,B39)
WCDMA (频段 B1,B2,B5,B8)
GSM (频段 B2,B3,B5,B8)
CDMA1X / EVDO (频段 BC0)
SIMサイズデュアル(Nano + Micro)
本体サイズ173.1*88.3*7.5mm
重量203g
位置情報GPS / AGPS / GLONASS / Beidou
センサー赤外線 / ジャイロスコープ / 加速度センサ / 近接センサー / 周囲光センサー / ホールセンサ / 電子コンパス
その他microUSB
参照http://www.mi.com/mimax/specs/

上位モデルだとスナドラ652+4GB RAM+128GB Flashですが、microSDカードも利用できますしわざわざ4GB RAMモデルを購入する必要はないのかなというのが筆者の個人的な意見です。

OS / MIUI 7&8 / 初期設定 / 日本語なし

初期状態はAndroid 6.0 MarshmallowベースのMIUI 7です(購入ショップのgearbest.comではOSがMIUI 8と記載されていたのですが、初期OSはMIUI 7で、その後MIUI 8にOTAアップデートしました)。

まずは初期設定ですが、International Editionでも本体設定に日本語は入っていません。なので必要であれば日本語化をしていきます(今度日本語化も記事にしてみる予定です。今回は英語を選びました。)Localeも日本はもちろんないです。今回はとりあえず台湾に設定。

キーボードは初期設定でSwiftKeyかGoogle純正かを選択可能です。もちろんInternational版はあらかじめGoogle Play Storeアプリがプリセットされているので、日本語が必要な場合はサクッとGoogle日本語キーボードなどをインストールして簡単に導入することも可能です。

次にMi Accountのサインイン/ 登録画面 / 指紋認証設定 / ホーム画面設定などが出てきますが、別に設定が必要ない場合にはスキップしてしまってOKです。

初期導入アプリはこんな感じ。余計なものはほとんど入っていない印象です。先ほども言ったように初期ROMはMIUI 7のGlobal Stable ROMで、調べて見ると公式のグローバルROMのようです。ストレージ容量も32GBモデルで約25GB程度は使えるので、個人的には十分すぎる容量です(必要であればmicroSDカードで128GBまで対応しています)。

今回はOTAアップデートができたので、MIUI 8のグローバル版Stable ROMにアップデートしてみました。v8.1.3.0 MBCMIDI Stable。公式ROM。GearBestはXiaomiのInternational版は公式ROMという話でしたが、確かにそうなっているようですね。

他のカスタムROMなどを利用しない限りは、安定版があるのでMIUI 8にアップデートした方が使いやすいかと思います。通知センターも見やすくなっていますし(通知とクイック設定があわさってつかいやすくなってますが、旧バージョンのように通知センターとクイック設定を別画面に設定することももちろん可能)、いくつかの新機能も使える楽しみもあります。MIUI 8ダウンロード/インストール後も実際の保存可能ストレージ容量は24GBを超えているので、こちらも問題ないでしょう。

MIUI 8のQuick Ballが便利

ちなみに6.44インチの大画面だと、MIUI 8の新機能「Quick Ball」が超絶に使いやすいです。iPhoneのAssistiveTouchのように画面上に機能をフローティングさせておくことが可能で、そこから色々な機能が使えます。「Setting > Additional Settings」からQuick Ballを設定可能で、戻るボタンやスクリーンショット、メニューボタンなどを素早く使うことができます。

画面端の好きな位置にフロートさせておくことができるので、特にMi MAXを横向きに使うときに便利です。(スクリーンショットを撮る際はフローティングしているQuick Ballは映らないので、この辺りもしっかり作られてるなあと思う部分)。

6.44インチのフルHDディスプレイ

Xiaomi Mi MAXは6.44インチの巨大ディスプレイを搭載しています。やはりYoutube、Netflix、Huluなど動画ストリーミングサービスを視聴する際には便利ですね。本体が薄型でこのサイズでは十分軽いので、片手で持っていてもそんなに疲れません。

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6.44インチでフルHDという解像度もあまり見たことのない組み合わせだったのですが、十分綺麗ですね。コントラストも調整可能ですが、やはりXiaomi Mi MAXのIPSディスプレイよりもOLED/AMOLEDディスプレイの方が動画のコントラストなどは迫力があるかと思います。価格を考えると十分使えるディスプレイです。

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Reading Modeを利用すると画面が黄色がかって、電子書籍を読む方には便利。強度も設定から調整可能、文字サイズも設定から最大XXLまで変更できるので、読書用には画面も大きくて良いですね。

ディスプレイ面はCorning Gorilla Glass 3によって守られているのもポイントです。個人的に雑に扱うことが無いので今の所傷ついたりといったことはないですが。

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少し気になった部分は、ディスプレイが大きいので持ち方も5インチ台のスマートフォンとは少し異なってくると思うのですが(筆者の場合は主に横持ちになったのですが)、オンスクリーンボタンではないのでたまにホーム / 戻る / メニューボタンを押してしまいます。

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ただしこの問題に関しては、設定や通知センターから「ナビゲーションボタンを無効にする」という設定ができます。これを使うとワンタップではホームボタンや戻るボタンが動作しなくなり、2タップすると動作するようになります。

この機能はアプリごとに個別設定できるので、例えば筆者の場合はYoutubeやNeftlixを観る場合にナビボタンを無効化(2タップ化)していますし、例えば誤操作したくないゲームプレイ時なんかも使えそうです。

ただし元々のナビゲーションボタンをオンスクリーンボタンに切り替えるのはどうやらRootが必要なようで、このあたりは初期の状態で切り替えできれば良いなと感じました。

Qualcomm Snapdragon 650 ヘキサコアCPU

プロセッサーはヘキサコアCPUを搭載したQualcommのSnapdragon 650 (MSM8952)。GPUはAdreno 510。型番は6XXシリーズですが、性能は普段の利用やほとんどのゲームアプリをプレイするには十分かと思います。

ベンチマーク

  • AnTuTu Benchmark (Ver 6.2.6) / 79,020
  • GeekBench 4 / シングルコア1,460 , マルチコア2,819
  • 3DMark / (Sling Shot Extreme)865, (Sling Shot) 1,339

Xiaomi Mi MAXのベンチマークテストも行ってみました。AnTuTu Benchmarkが7万9020点、GeekBench 4はシングルスコアが1460点、マルチスコアが2819点、3DMarkはSling Shot Extremeは865でした。Snapdragon 650という基本スペックですが、普段の利用には不具合がない限りまず支障ないでしょう。内蔵メモリも3GB RAMなので、マルチタスキングにも普段の利用には困ることはほぼないかと思います。

背面カメラ

16MP、F/2.0、PDAFに対応したカメラ。HDRやパノラマ撮影も利用可能です。撮影ボタンを長押しすると高速連続撮影ができるのはiPhoneと似てますね。UIも明るさ調整が簡単で、PDAFもしっかり動作しているようで、高速でピント合わせができました。

デイライト環境での撮影がこちら。200ドル前後で購入したスマートフォンとしては十分なクゥオリティで撮影ができました。コストパフォーマンスを考えると、という部分はあるので、やはりGalaxy S7 EdgeやiPhone 7 Plusのような画質を期待するのは無理があると思います。さすがにそこまで求めている方はいないと思いますが。

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暗所でのナイト撮影も200ドル前後で購入できるSIMフリースマホとしては十分ですが、さすがにフラグシップモデルの高級な他社スマートフォンと比較すると劣る部分はもちろんあるかと思いますが、十分つかえるカメラです。このほかにも色々試していますが、決して良いとは言えません。

メインは6.44インチのディスプレイなので、カメラ性能に関しては「価格を考えるとコストパフォーマンスは十分」といったところでしょうか。200ドル前後で購入できるSIMフリースマートフォンの中では抜群の性能かと思います。コスパを考えるならUIも使いやすいですし、十分活用できるカメラと言えそうです。

フロントカメラ

5MPのフロントカメラ。ビューティーモードが入っており、面白いのが写真写りの顔年齢まで表示してくれます。より若く見えるように写真が撮れるのは面白いですね。

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リアカメラよりもフロントカメラの方が好感触でした。5MPですが思ったより綺麗な写真が撮影できています。このあたりはシャオミのすごさを感じる部分ではあります。

モバイルデータ通信 / DSDS対応のデュアルSIM

モバイルデータ通信も今の所問題なく使えているようです。ちなみにDSDSで3G通話と4G通話+通信をサポートしているので、SIM2枚運用のユーザーも使いやすい端末なのではないでしょうか。

電波の掴み具合も今の所問題ないみたいです。結構田舎ですが3Gは(おそらく)Band 1を掴んでいるようですし、LTEの通信速度も安定して出ていますね。(日本での利用を推奨するものではありません)

Wi-Fi

802.11a/b/g/n/acで2.4GHzだけでなく5GHzも対応しています。5GHz対応のWi-Fiで速度計測をしてみましたが、ダウンロード/アップロード速度は共に50Mbps近く出ていました。

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対応機器さえしっかりしていれば、問題なく高速通信ができるかと思います。

Bluetooth

せっかく6.44インチの大画面ということなので、Bluetoothキーボードとワイヤレス接続して使ってみました。今の所接続は問題ないです。ワイヤレスのイヤホンでも利用していますが、今の所特定の場所で利用しなければ途切れたりといったこともほとんどないですね。

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やはりディスプレイが大きいと文字入力が捗ります。個人的には7インチ以下だと、作業で使うにはなかなか厳しいような気はしますが。

バッテリー

薄型にもかかわらず4850mAhの大容量バッテリーを搭載しているのもXiaomi Mi MAXの特徴なので、とりあえず何日か利用してみました。もう少し経過を見る必要はありますが、ヘビーユースでも1日もつ優秀なバッテリーかと思います。

6.44インチのFHDディスプレイということで消費電力も少し心配でしたが、1日十分持ちますね。Redmiシリーズ同様に電池持ちの部分は期待して良いと思います。充電時間が付属充電器で4時間かかったのであれですが、電池持ちに関しては優秀かと思います。

耐久性

Youtubeの動画レビューだと折り曲げるとパコッと外れるという動画もありましたが、個人的には「余計な力を加えない限り壊れない」と思います。そもそも折り曲げるような力を加えるシチュエーションは後ろのポケットに入れて座ってしまったくらいですし、そういったことがなければ問題ないかと。

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背面のパーツも爪で軽く引っ掻いたくらいでは傷は見えないですね。本体価格は安いのですが、素材に関してはしっかりしているなと感じる部分です。

スピーカーとオーディオ性能

Xiaomi Mi MAXは底面にスピーカーが設置されています。使ってみるとどうやら正面から見て右側からしか音が出ていないので、穴の空いている部分は2箇所ありますがシングルスピーカーなのかと思います(片方はマイク?違ったらすみません)。

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音質に関しては音を最大にすると少しノイズに聞こえるくらいで、特段素晴らしいというわけではなく、特に悪いといった印象も受けません。普通ですね。

それよりも気になったのは持ち方です。先ほども少し説明したのですが、持ち方によってはボタンの誤操作やスピーカーを手で塞いでしまい、音楽鑑賞や動画視聴をする際には少し持ち方を工夫する必要があります。

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これは逆側で持てば全て解決します。薄くて片手持ちやすいが故のこととも言えますが、このサイズのAndroidファブレットは動画視聴に使いたいという方も多いはずなので少し気にしておくと良いかもしれません。

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(こんな感じで逆側で持てば、ボタンも当たらないですし、スピーカーをふさぐこともありません。)

Xiaomi Mi MAXのレビュー総評・買うべきか

実機レビューをしてみて改めて考えてみると、Xiaomi Mi MAXは結構珍しいモデルです。というのも、6.44インチのディスプレイを搭載したファブレットというのは国内・海外を見てもあまりみかけないですし、7インチの通話機能付きタブレットと比較すると明らかにモバイル端末として扱いやすいサイズ感になっています。

MIUIはバージョンアップするごとに使いやすくなっていますし、個人的にも以前のMIUIと比較するとMIUI 8は好印象です。また性能面で見ても、6インチ~7インチのモデルで高性能なファブレットがほぼないです。日本でも購入できる機種だと価格が高いですし、海外を見てもSnapdragon 650+3GB RAMというスペックで6インチ台200ドル~というコスパに勝てる機種は現状見当たらず。

そういった意味でいうと、意外にもライバルが少ないということもあり、この価格帯で購入できるファブレット端末としてのコスパは圧倒的。6.44インチのサイズが気に入る方なら買いのファブレットと言えるのではないでしょうか。

追記:新モデルのXiaomi Mi Max 2が発表。バッテリー容量の増加、QC3.0対応、カメラはSONY IMX386採用など、気になっていたところは改善されていそうなスペックです。

(購入サイト)