中華タブレットPCブランドのCHUWIから予告されていた「CHUWI CoreBook」ですが、INDIEGOGOのキャンペーンが正式に開始しました。記事執筆時点でまだ2ヶ月ほどバッカー期間が残っているのですが、すでに目標金額を達成と、期待の高さが伺えます。
目次
CHUWI CoreBook、INDIEGOGOのキャンペーンが開始
CHUWIのWIndows 10を搭載したタブレットPC「CHUWI CoreBook」が、INDIEGOGOでクラウドファンディング・キャンペーンをスタートしました。
クラウドファンディング・キャンペーン内容
今回はクラウドファンディングが2種類用意されており、CHUWI CoreBookのタブレットPC本体のみで459ドル(本来は599ドル)、もしくは専用キーボードとペンが付属するセットが499ドル(本来679ドル)となっています。
開始直後ですでに目標金額(3万ドル)を達成していることから期待の高さがうかがえますが、現状はキーボードとペンがセットになったバッカープランが人気のようです。2-in-1のタブレットPCでアクティブスタイラスペンにも対応していることで、このセットが人気になるのは当然かもしれません。
INDIEGOGOバッカーへの出荷スケジュール
今回CHUWI CoreBookをバッカーとして支援し端末が届く場合の予定ですが、バッカーには2018年3月頃には出荷される予定。
通常のリテールに関しては2018年4月を予定しているので、今回INDIEGOGOを利用して購入する場合には、少し早く手に入れることができる可能性があります。狙い撃ちで購入をすでに考えている方はバッカー価格で割引がありますし、先にINDIEGOGOで支援しておくのもありですね。
CHUWI CoreBookのスペック・基本性能
INDIEGOGO初掲載時のスペックは以下の通り。価格を考えるとIntel Core M3、6GBメモリ、スタイラス対応など、タブレットとしても使える2-in-1のモバイルPCとしてはコスパが高そうな仕様です。
MODEL | CHUWI CoreBook |
---|---|
カラー | シルバー |
本体サイズ | 315mm×211mm×8.5mm |
重量 | 1046g(キーボードなし) 1676g(キーボードあり) |
ディスプレイ | 13.3インチ OGS Fully-laminated 解像度 1920×1080 フルHD アスペクト比 16:9 タッチ 10ポイントマルチタッチ |
プロセッサー | CPUモデル Intel Core M3(7th Gen) Kaby Lake 14nm 2コア, 4スレッド ベース周波数 1.00GHz 最大ターボ周波数 2.60GHz |
グラフィックス | Intel HD Graphics 615 ベース周波数 300MHz 最大周波数 900MHz 4Kビデオサポート 実行ユニット 12 DirectXサポート 12 |
メインメモリ | 6GB LPDDR3 |
内蔵ストレージ | 128GB eMMC 5.1 |
接続 | USB (USB-C 3.0スロット×1, microUSBスロット×1) 3.5mmヘッドフォンジャック×1 microSDXCスロット×1 |
オーディオ | ステレオスピーカー 2マイク |
カメラ | リア2MP フロント5MP |
バッテリー | 37Wh(10,000mAhリチウムバッテリー) 最大8時間駆動(状況により異なる) |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
センサー | Gセンサー 光センサー 磁気センサー 指紋認証センサー |
本体付属品 | CHUWI CoreBook本体 ACアダプター ケーブル |
キーボードカバー | 別売り |
Stylus Pen | 別売り |
参照 | https://www.indiegogo.com/projects/chuwi-corebook-a-powerful-2-in-1-tablet-notebook-laptop/#/ |
13.3インチ タッチスクリーン対応OGSディスプレイ
CHUWI CoreBookのスクリーンサイズは13.3インチとタブレットPCとしては十分なサイズで、解像度は1920×1080ドット(16:9)、画面占有率は82%とベゼルもそこそこに狭い設計となっているようです。
OGSディスプレイを採用していることで薄型化、またラミネーションを施しているので、グレアを軽減できるとのこと。
本体サイズスペックを確認してみると、薄さは約8.5mm。これが実現すれば本体は薄型で、持ち運びも便利になりそうな予感。また筐体にはアルミ合金を採用。
アクティブ・スタイラスペンをサポート
2-in-1のタブレットPCとして大きな特徴が、専用のアクティブ・スタイラスペンをサポートしている点。1024段階の筆圧感知に対応しており、パームリジェクションもサポート。
この辺りは中華タブレットPCの醍醐味というか、低価格で手に入る凄さがあります。今回のバッカー価格だと、キーボードカバーとスタイラスペンがついてCore M3で499ドルですからね。
165度まで調節可能なキーボードカバー
同じく499ドルのバッカー価格で手に入れることができる専用のキーボードカバー。キックスタンドが0~165度の間ならフリーアングルで調節可能になっており、Surface 3の時のように3アングルのみといった煩わしさもなさそうです。
専用キーボード「カバー」なので、そのまま保護用カバーとしても利用可能。折りたたむだけのようですね。
今回はCoreBook本体にキックスタンドがついておらず、キーボードケース側でスタンドに対応という感じになっています。現場バッカーが本体+キーボード+ペンを選んでいるのは、この辺りにも理由がありそうですね。
Kaby Lake Intel Core-M3採用
プロセッサーには第7世代の「Intel Core M3-7Y30」を採用。メインメモリは6GB DDR3、ストレージは128GB eMMC 5.1と、スペックと価格を考えるとコスパは十分の機種になりそうな予感です。
microSDカードスロットを搭載し、最大128GBのストレージ拡張にも対応しています。Core M3+6GBメモリならできる作業もそれなりに幅が広そうなので、カメラから写真を取り込んだり、スマホに挿しているmicroSDカードの写真を取り込んだり、といったこともできますね。
USB Type-C(3.0)ポートを搭載
接続スロットはmicroSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックほか、USB Type-Cポート×1、microUSBポート×1などが搭載予定。
その本体の薄さからかUSB-Aポートが搭載されていないなどいくつか理由は考えられそうですが、USB-Cポートはモニター出力、USB PDサポート、ハブへの接続などが可能で、用意さえすれば拡張性自体にはそこまで困ることはなさそうです。
この仕様だと、おそらく充電もUSB Type-Cポートからとなるでしょう。
長時間駆動のバッテリー
バッテリーは37Whの高密度リチウムバッテリーを採用。スペック表をみると容量は約10,000mAhだそうです。
現時点で公称8時間駆動、また付属アダプターとケーブルで急速充電(36Wチャージャー付属)にも対応するとしており、3時間で満充電が可能なことをアピールしています。
…記事作成時点でINDIEGOGOのキャンペーンは始まったばかりなのでスペックなど基本仕様が変わることはあり得ますが、バッカー価格に対しての性能や機能をみると、かなり魅力的に映ります。
最近中国でいくつかこの手のタブレットPCを触らせてもらう機会がありましたが、価格帯もあってかCHUWI、Onda、CUBEのなかではCHUWIがビルドクウォリティなど頭一つ抜けてるのかなという印象を勝手に持ってます。今回のCoreBookもCore M3の13インチなので価格はそれなりにしますが、それでも現状国内のWindows PC市場をみると2-in-1のタブレットとしては魅力的な価格とスペックにみえるのではないでしょうか。
Source : INDIEGOGO – CHUWI CoreBook