Coviaから発売予定の「g07+」は、プロセッサーに「MediaTek MT6750T」を採用したSIMロックフリースマートフォンです。税別2万円以下で販売に加えて3キャリアの回線(au系3G含む)と何かと話題のモデルですが、今回は搭載されているMT6750Tに注目してスペックなどを確認してみたいと思います。
g07+に搭載される「Mediatek MT6750T」とは
コヴィアのg07+に搭載予定のMT6750Tは、Mediatekのプロセッサーです。ミッドレンジの端末に搭載されるような仕様になっており、スペックは公式サイト参照で以下の通り。
MODEL | MT6750/MTK6750 | MT6750T/MTK6750T |
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プロセス | 28 nm HPM | |
CPU | オクタコアCPU 最大1.5GHz (ARM Cortex-A53@1.0GHz×4 ARM Cortex A53@1.5GHz×4) |
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GPU | Mali-T860 MP2@520MHz | Mali-T860 MP2@650MHz |
メモリー | Memory Type: LPDDR3 (Single Channel) Memory Frequency: 667MHz Max Memory Size: 4GB Storage Type: eMMC 5.1 | Memory Frequency: 833MHz |
カメラ | Camera ISP: 16MP Recording FPS: 30 Camera Features: ZSD and Dual ISP |
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ネットワーク | Connectivity: Bluetooth, Wi-Fi, FM Radio, GNSS Mobile Data: CDMA2000, EDGE, FDD / TDD LTE, DC-HSPA +, TD-SCDMA LTE Category: CAT-6 Specific Functions: 2x CA with capability for VoLTE, ViLTE, VoWiFi, RCS Wi-Fi: a/b/g/n |
CPUは合計8コア。ARM Cortex-A53@1.5GHzが4コア、A53@1.0GHzが4コアの構成となっています。GPUはMali-T860 MP2。MT6750とMT6750Tがありますが、MT6750Tが若干ですがスペックが上の上位SoCとなっています。
MediaTek MT6750Tのベンチマークスコアなど
g07+は発売前なので、とりあえずMT6750Tを採用しているスマートフォンを確認してみます。…g07+はRAMが3GBなので、同じような条件のスマホを探してベンチマークなどをググってみました。
…と思ったら、Covia×gooブランドの無印g07がMT6750T+3GB RAMでしたね。AnTuTu Benchmarkだと4万2000~3000点前後となっているようです。またFREETEL RAIJINなどもRAM容量が多いですがMT6750T採用で同じようなスコアになっています。
追記:日本国内でASUS ZenFone Max Plus (M1)が発売されました。仕様をみると今回紹介している SoCのスペックに5.7インチFHD+(2160×1080ドット)にアスペクト比18:9、4130mAhバッテリーに広角対応のデュアルリアカメラなど、SoCのところでコストを削って他のところでMaxシリーズらしい大容量バッテリーなどを搭載したSIMフリースマホの仕様な気がします。
税込3万2000円程度なので、この仕様なら日本でもそこそこ売れそうな感じがしていますね。これからレビューで出てくるであろうAnTuTu BenchmarkスコアはVer 7以降の可能性があるので、スコアは上下するかもしれません。(最近の中華スマホ上位モデルのスコア(SD835、SD660など)でいうと、Ver7の方が高い傾向にあります)
スペックだけ見ると、g07+は国内SIMフリースマホとしてはアリかもしれない
スペックだけ見ると、MediaTekのSoCですがオクタコアCPUに3GB RAM、32GB ROMで税別2万円切りは国内で正規販売されるSIMフリースマホとしてはかなり頑張っている価格のように見えます。
g07→g07+でCDMA2000対応、またIGZO液晶パネルを新たに採用ということで、単純に基本仕様だけ見ると、よほど価格差が生まれない限りはg07ではなくg07+を購入する方が良いのかな、という印象です。g07+はGoosimsellerで購入可能になる予定なので、きになる方は公式サイトをチェック。