Amazonから購入できる方耳完全ワイヤレスのイヤホン【EnacFire Bluetooth CF8002】を販売元から提供していただきましたので、実機をレビューしていきます。カナル型の方耳ワイヤレスで価格が3000円以下、技適取得済ということで「エクササイズ用・寝ホン」系なのかなと思ったのですが、しばらく使ってみたので感じたことを書いてみます。【提供・購入ページ:E&C ストアーJP】
目次
EnacFire Bluetooth CF8002 イヤホン 実機レビュー
今回レビューするのは【EnacFire Bluetooth CF8002】イヤホンです。片耳イヤホンというのは初めてレビューするのですが、Bluetoothイヤホン・ヘッドフォンはAirPodsを含めいくつか持っているので、その辺りとも比較しながらレビューしていきます。
まずは開封。3000円以下ですが、箱は結構しっかりしています。
背面には簡易スペックが表記。Bluetooth Ver 4.1、8時間の通話、8時間の再生、接続10m、待受時間が約150時間、技適表示などがあります。実際に使っていると、持って5時間くらい。
コンテンツをチェック。3カ月の取り換えもしくはフル返金、また12カ月の保証が付いてくるようです。
イヤホン本体のほかに、イヤーピース×2セット(全部で3つ)、ケース、充電用のUSB(マグネットでつけるタイプ)などが付属します。説明書は日本語もあるので、設定方法に迷うことはないかと思います。このあたりは技適取得も含めてGood。
充電はマグネットでつける方式となっており、USB充電の機器も超コンパクト。小さいことにはメリットがありますね。
ケースには充電器とイヤホン両方を入れて持ち運びが可能です。
ステム部分。フィット感は悪くないですね。防水ではないそうなので、充電端子の金属部分が少し不安ではあります。デザインはAirPodsのように耳からうどんにならないのは高評価。カナル型なので音漏れがあまりしない点もGood。
外側。
イヤピース付の画像。本体に関して言えばレビューでいくつか壊れた報告もあるようですが、バリ等外側から見たビルドクウォリティは特に悪いと感じることはなく、最近中華イヤホンに触れる機会も多いのですが、個人的には結構しっかりしているなと感じます。
…コンパクトということは聞いていたのですが、思った以上に軽く、小さいです。これはEnacFire CF8002を利用する上でメリットでしょうね。中華イヤホンにありがちな外見でのバリ残りなどもなく、価格とワイヤレスということを考えると、しっかりしているなという印象を受けます。
操作
- 電源ON ボタン長押し
- ペアリング 電源ONの長押しをそのまま継続
- 電源OFF ボタン長押し
ボタンが押しにくいので、音楽の停止などはスマホからのほうがやりやすい
基本的な操作はこれだけで、あとはペアリングすれば利用可能です。一応音楽の再生中にボタン一回押しなので停止⇔再生なども可能ですが、正直「ボタンが固いので押しにくく、スマホやPC、タブレットから直接操作したほうが良い」ので、あまりイヤホン本体からの操作はしないと思います。
また電源・操作ボタンですが、結構固いです。音楽試聴中に押したときなどはクリック音も結構大きいので、基本操作はプレイヤー側のデバイスからのほうがおすすめかと思います。
Bluetooth接続について
- Android (OnePlus 5)
- iOS (iPhone 6s)
- Windows (RAZER Blade Stealth)
- MacOS (MacBook Pro)
主要なOSでBluetooth接続を試してみましたが、今のところ接続そのものは特に問題はないようです。香港の街を歩いていると信号待ちでちょいちょいBluetoothが途切れたりということがありましたが、まあこの辺りはほかのBluetoothヘッドフォン・イヤホンでも同じなので、許容範囲内な気がします。
アナウンスは英語
アナウンスは英語です。ただ先述の通り、操作はスマホからのほうがやりやすいのと、説明書は日本語表記があるので問題ないかと思います。
装着感・快適さについて
カナル型なのですが、装着してみたときの画像を載せてみます。とりあえず右耳につけた時の画像ですが、耳にかけるフックがないですが、結構強めに頭をふっても落ちないのでフィット感は良好。
一応右耳装着が推奨だそうですが、変な話シンメトリーなデザインになっているので、左耳でもほぼ同じ装着感で音楽を聴くことは可能です。
音漏れと遮音性について
特別に良いということではありませんが、音漏れを確認したところ、友人はほとんど聞こえないといっていましたし、筆者自身も確認しましたが、静かなところでもそれなりに音漏れは気にせずとも良いのかなという気がします。
遮音性に関しては「片耳イヤホン」なので、どちらかというと「外の音も聞きたい」方向けでしょう。音楽をがっつり聞くならやはり両耳イヤホンのほうが良いですし、作業に集中するなら片耳だけのイヤホンは正直気になってしょうがないです。当然方耳がフリーになるので、これが好きな方専用という感じがします。
音質は価格なりと思っておいたほうが良いかもしれません
最後に音質ですが、価格なりな気がします。音漏れがあまりしない=片耳ははっきり聞こえるのですが、やはり低価格のBluetoothイヤホンといった感じの詰まった音質のように思います。
ただ2780円という価格を考えると悪いというわけでなく、ポッドキャストや言語学習にはありのような気がします。また本体が非常にコンパクトなので、寝ホンには良いかもしれません。
中国系のイヤホンというと最近レビューしたKZ ZS5のように低価格でも音質の良いイヤホン(こちらはワイヤードですが)もあるので「音楽試聴を楽しみたい」のであればあまりおすすめできませんが、片耳をフリーにしておきたいとか、寝ホンで使いたいとか、そういった特殊な理由があればコスパはなかなかなのかな_という気がしますね。
ただAppleのAirPodsもたまに利用している筆者からすると、両耳で音楽を聴けるオプションは一応あって欲しいです。
EnacFire Bluetoothイヤホンを使ってみての所感
良かった点
- 接続は今のところ特に問題ない
- フィット感もよい
- 寝ホンや片耳で使いたいなど、特定のシチュエーションには便利
- そこそこ電池も持つ
- 超コンパクトかつ軽い
微妙な点
- 音楽を楽しむイヤホンではない
- 防水ではないのが気になる
充電USBは専用の端子ですが、超コンパクトかつケーブルレスなので、省スペースであることは良いですね。PCに接続して持ち運んでも良いですし、ケースもついてくるのでそちらに入れて持ち運ぶことも可能です。イヤホン本体もコンパクトでフィット感も悪くないので、つけていて苦にならないのはGood。充電が丸一日持つわけではありませんが、長時間つけて作業できそうな点は好印象です。
デメリットでいうと、方耳イヤホンということもあって、個人的には音楽の試聴用には使わないと思います。Amazonのレビューには高音質とのレビューが多数ありましたが、音はそれなり、というか、ほかに方耳イヤホンは持っていないので評価しづらい部分もあります。個人的にはAirPodsよりも音楽試聴に向かないという印象(同じく片耳で聴いた場合)。
また防水ではないのと、充電用端子が耳側に向いているのも少し気になりますね。外で利用して汗を少しかいても(香港は暑いです)問題なかったのですが、防水ではないとのことなので端子の部分が少し不安になりました。あとは片耳で長時間聴いていると外したあとに少し不自然な感じがしたので、そのあたりは少し気になります。
結論「Bluetoothかつコンパクト、しかも片耳用のカナル型イヤホン」が欲しい方には技適も取得済みということなのでありかもしれません。と、本機の特徴そのままなのですが、音楽試聴にがっつり利用できそうにはないので、方耳でポッドキャスト等を楽しむようなのかなという気がしますね。
購入:EnacFire bluetooth イヤホン V4.1 片耳ミニ ワイヤレス イヤホン 収納ケース付 マグネットUSB充電器x2 日本語マニュアル付 技適認証済 黒 CF8002
今回方耳イヤホンは初めてだったので、完全に同じジャンルで比較対象がないので評価しにくい部分はあります。ただ、個人的には「両耳ありで完全ワイヤレス」のBluetoothイヤホンのほうが活用幅が広いと思いますし、まあそうなると価格が結構プラスにはなったりするのですが…。
現在香港・中国におり完全ケーブルレスのイヤホンというのはそこそこ価格の高いものからかなり安いものまですぐ手に入る状況ではあるので、今後購入できればそれらとも比較できればと思います。