【レビュー】HUAWEI FreeBuds、左右独立型TWSイヤホン

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HUAWEI FreeBudsのレビュー。ファーウェイから発売されている初のTWS(True Wireless Stereo)イヤホンですが、実は日本市場で正式に売っていなかったりします。現地価格は1万2,000円程度で実はAirPodsなんかよりも少し安いのですが、中国に滞在していたので試しに買ってみました。

イヤホン本体のみのフル充電で3時間駆動、ケースも合わせると10時間駆動がOKだそうで、ケーブルなしの左右独立型イヤホンとしては長くもなく、少なくもなく、といった製品です。AirPodsの代替品としては面白い製品と思うので、レビューしていきます。

HUAWEI FreeBuds レビュー

HUAWEI FreeBudsは、同社から発売された初のTWS(True Wireless)イヤホン。HUAWEI P20/P20 Proの発表時に同時公開されたのですが、 スマホのP20シリーズに関しては日本で発売されたものの、FreeBudsに関しては日本で公式販売のない製品です。

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イヤホン本体の形状はApple社が発売したAirPodsと似ているのですが、HUAWEI FreeBudsはシリコン系のイヤーピースをはめるカナル型。本体カラーはブラックがあるので、ホワイトのみのAirPodsと比較するとカラーの選択肢も購入要素になりそう。

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AirPods/EarPodsユーザーは耳の中に入れない感じが逆に良かったりするらしいのですが、HUAWEI FreeBudsの場合はシリコン系のイヤーピースによってAirPodsよりも耳の中で安定しやすいのが良いところ。

充電ケースもシンプルで、ケースの充電ポートがUSB Type-Cな点もグッド。最近ようやくこういった機器もType-Cポートで充電するガジェットが増えてきましたが、Androidスマートフォンも最近のモデルはほとんどType-Cなので、持ち運ぶケーブルが減って便利です。

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AirPodsとは違い横に入れて充電を行うのですが、ここは少し改善が必要かもしれません。

というのも付属のイヤーピースはグッと耳の奥まで入るようなタイプではないので、AirPodsよりは安定しつつも、一般的なカナル型のイヤホンと比較するとまだ少し耳穴に「掛けている」感覚があります。ただしイヤホン周りに滑り止めもあるので、やはりAirPodsよりは着けていて安心です。

これも別のイヤーピースを利用すれば耳の中でビシッとフィットして安定するのですが、付属イヤーピース以外を使うと、大きさや形状によっては充電ケースにイヤホンが入りません。純正のイヤーピースでどこまで自分の耳にフィットするかというのは、TWSイヤホン全般に言える大きな購入要素になりそうです(もちろん筆者の耳で、という話なので、他の方の耳にはばっちりフィットする可能性もあります)。

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防水防塵の等級はIP54で「あらゆる方向からの水の飛まつ」があっても大丈夫な程度。所謂Splash Resistantくらいだそうですが、少しの汗や雨くらいであれば問題ないということなのでしょう。

Bluetooth接続・ペアリングは充電ケース後ろにボタンがあるのでそちらを押して行います。安いTWSだと左右の接続に戸惑うこともあったりするのですが、HUAWEI FreeBudsの接続はそこそこ簡単でした。W1チップを搭載したAirPodsのような特別な接続方法はありませんが、左右独立型のワイヤレスイヤホンとしては比較的扱いやすい製品です。ただ充電ケースを操作しないとペアリングモードにならないようで、接続機器を頻繁に変える方にとっては少し面倒だったりもします(一度接続した機器に関しては、ケースから取り出すと自動で再接続されます)。

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帰国時バッグに入らなかったのでパッケージは捨ててしまったのですが、中国版の公式サイトを見る限りBluetoothバージョンが4.2、マイクを内蔵しているのでハンズフリー通話もOKです。ドライバーはバランスドアーマチュア型とダイナミック型ドライバーが搭載されているらしいので、一応ハイブリッド型みたいです。

マイクの音質もWeChatのVoice Callなどで試してみましたが、スマートフォンから通話するのと変わらない音質でした(と、通話相手は言っていました)。AirPods型で下にマイクが付いているので、ハンズフリー通話にそれなりの音質を求めるなら良い選択肢といえます。

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BluetoothコーデックはAAC対応は書いてあるとして、Xiaomi Mi MIX 2Sに接続したところSBCでした。つまり対応コーデックはSBCとAACみたいですが、少なくともAACに対応しているのは特にiPhoneユーザーにはメリットです。

インターフェースはタッチ操作。Google AssistantやSiriの起動にも対応していますが、個人的にボイスアシスタントを(特にイヤホンから直接)使うことに慣れておらず、タッチの反応も少し軽すぎて誤起動してしまうことも多かったのでほとんど使ってません。

使うとすれば右側をダブルタップで停止・再生くらいですが、個人的な使い方で言えばイヤホン本体が小さいのでこれくらいの操作で十分な気もしますね。

音質に関しては家電量販店で他の製品と聴き比べてみたり、HUAWEIの機種で聴いてみたり、iPhoneで聴いてみたりしましたが、AirPodsよりは解像度が高いような。低域のキックもありますし、聴いていてなかなか楽しさのあるイヤホンです。

音質が特に良いTWSのキラー製品とは言えないと思いますが、左右独立型の製品では上位機種が3万円を超えてくる製品もいくつかある中、1万円台という価格とAirPodsぽいデザイン、音質のバランスで考えれば良い落としどころなのかなと思いました。

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音質や操作インターフェース以外のところでいうと、意外とパッシブのノイズ・アイソレーション性能がないのは気になります。イヤーピースをつけたカナル型なのでAirPodsよりはシーリングが良いですが、物理的に遮音性の高いイヤホンとは言えません。この部分はカナル型なら期待している人も結構いそうですが、同じくそんなに遮音性のないAirPodsと似たような利用シーンになりそうなことは注意点として挙げておきます。

左右独立型でケーブルがないタイプのイヤホンなので「接続の安定性」の部分も重要ですが、なかなか良いです。稀に音が途切れることもありましたが、TWSのイヤホンとしては良い方かと思います。最近はNFMIでほとんど途切れない製品も出てきましたが、HUAWEI FreeBudsも普段の利用にはストレスを感じません。

HUAWEI FreeBudsを2週間ほど使ってみて

Apple AirPodsと似ているところもありつつ、イヤーピースありのカナル型で、AirPodsよりも少し音質が良く、ちょっと安いイヤホンがHUAWEI FreeBuds。1万円台という価格設定を考えれば納得できるイヤホンです。

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個人的な意見をいうと、iPhoneユーザーなら素直にAirPodsを利用した方が便利だと思います。 AndroidユーザーであればW1チップの簡易接続な恩恵がないので、HUAWEI FreeBudsを選択肢に入れておいて良い気がしました。

TWS製品カテゴリー全体として、音質面ではまだケーブルありのBluetoothイヤホンや有線イヤホンに取って代わるものではないものの、接続の安定している製品は多くなってきているのを感じます。多くのスマホメーカーが自前でTWS製品を発売するところをみても、これからもしばらくはホットな製品ジャンルとして継続しそうな予感です。

HUAWEI FreeBuds – Banggood