【レビュー】KZ ZSN、2,000円前後で買えるハイブリッド型イヤホン

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中国KZのハイブリッド型イヤホン「KZ ZSN」をレビュー。Amazon.co.jpでは2,000円台、海外通販サイトなら2,000円を切る低価格のイヤホンです。

1BA+1Dのハイブリッド型でこれだけの安さというのもすごいのですが、KZブランドではZST、ZSR、ES4、ES3などマルチドライバー搭載で安いモデルは意外と沢山あります。

KZ ZSNは今回サンプル提供があったGearBestでは(レビュー時点で)1,725円なので、買う場所によっては2,000円以下でデュアルドライバー搭載機が手に入ります。つまり、KZらしいコストパフォーマンスが魅力のイヤホンです。

2,000円以下と考えると解像度も十分ですし、今までのKZイヤホンと比較して2pin部分の形状が変わっていたりと異なる点も多いので、その辺りをチェックしていきます(製品提供:GearBest)。

KZ ZSN レビュー。ハイブリッド型で2,000円以下の中華イヤホン

KZ ZSNは、オーディオ製品を開発するKZブランドから2018年後半に登場したイヤホン。KZブランドのイヤホンもかなり増えてきたのですが、今回は2,000円以下で購入できる低価格モデル。

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低価格モデルとは言ってもKZは2,000円前後でマルチドライバーを搭載したイヤホンが多く、今回レビューしているKZ ZSNも、バランスド・アーマチュア型ドライバーとダイナミック型ドライバーを搭載したハイブリッド構造です。

KZ曰く「第二世代のハイブリッド型イヤホン」らしいのですが、ダイナック型は独自開発の10mmドライバー、BA型は30095という型番を採用。独自開発のダイナミック型ドライバーはチタンフィルムを採用し、低域は力強く、音場は広く聴こえるように設計してあるとか。

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ハウジングのフェイス側、イヤーピースを付ける音導部分にはアルミ合金を採用し、2pinコネクタもqdcやUltimate Earsの一部イヤホンで採用されているような形状に変更されています(サイズの互換性は不明)。

フィッティング・装着感

音導部分に段差が設けられたことで、イヤーピースが外れにくくなったのはプラスポイント。KZ ZS10、ZS5、ZS6のものは段差がないのでイヤーピースが外れやすかったですし、ES4は角度がつけられていたので若干外れにくかったものの、ZSNが一番よさげです。

筐体もドライバー数のせいか小さめなので、今まで使ってきたKZイヤホンの中では一番装着感が良いのがKZ ZSNでした。

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(他のKZイヤホンと比較しても少し小さめ)

付属のマイクなしケーブルはプレーヤー接続側が3.5mm3極(マイク付きはおそらく4極?)でL字、シュア掛けするフック部分は調整型ではなく、あらかじめ耳にかけるように型取ってあるタイプです。今回のKZ ZSNはフィット感が良いので特に問題ありませんし、タッチノイズもほとんど感じません。

遮音性・音漏れについても特別良いとは思いませんが、一般的なカナル型イヤホンといったところで、静かな場所でボリュームを極端に大きくしない限りは問題ないと。

コネクタの形状や付属ケーブルなど、今までのKZイヤホンから変更されている点も多く興味深いです。

音質

視聴はFiiO M9直挿し。

音場が少し広めで、遠めに左右から音がくるイメージ。高域に刺さる感覚は少しありますが、KZ ES4ほどの荒さはなく、またES4と比較すると全体的に明るい印象を受けます。ES4は高域がBAでシャカシャカなっているだけな不自然なきつさと軽さがあったのですが、そう考えるとKZ ZSNのほうがバランスは良いです。

全体的なバランスでいうと今まで利用したKZイヤホンではZS10が一番良いかなと思うのですが、ZS10は価格が2倍くらいするので、また購入者層も変わるかもしれません。またZS10は筐体が大きく装着感の面でZSNに劣る部分が多いこともあり、使い易さも重視するなら価格も安いZSNがおすすめ。

解像度は2,000円前後のイヤホンということを考えれば十分過ぎるくらいで、逆にこのくらい超低価格になるとFinalくらいしか思いつきませんし、対価格の音質で言えば全然買って良さそうな気がします。

(2,000円前後でこの良音。デザインも好きです)

左右に広めな感覚ですが女性ボーカルだけ若干前のめりで、音量を上げていくと音像に少し不自然な感覚を覚えます。流石にその辺りは超低価格で買えるイヤホンというのを感じるところかもしれません。

低域の量も十分でKZのハイブリッド型感が満載ですが、楽しく聴ける程度で邪魔な気はしません。KZのイヤホン全体に言えそうですが全域で密度の濃いような音の出方ではないので、濃厚さを求めるなら違うイヤホンを選ぶかなというところ。深くてパワフルという感じではないです。

全体的にみると、KZ ES4よりは聴きやすくおすすめですが、KZ ZS10と比較するとバランス面では少し劣るかなという印象。ただ、2,000円前後と考えると「この価格でこんなに音の良いイヤホンが作れるのか」というレベルに良いです。

つまるところ、価格度外視で考えれば当然ほかにお気に入りのイヤホンはあるのですが、2,000円前後という価格も考慮すればプッシュしたいイヤホン。個人的にはいまだにKZブランドの中ではZS10がお気に入りですが、予算がもっとタイトであれば、さらに安くデザインも異なるKZ ZSNをおすすめしたいところです。

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