バルセロナで行われているMWC 2017で、Lenovoが家族向けタブレット「Lenovo Tab 4」シリーズを発表しました。8インチの「Tab 4 8」、10.1インチの「Tab 4 10」が用意されており、$109ドル〜と激安の価格が特徴。
Tab 4 “Plus”というスペック上位モデルも用意される予定で、ディスプレイ解像度や本体素材、プロセッサーが強化された機種となっています。エントリーモデルはAmazonのFire HDキラーではとも言われるコスパ機のスペックを確認してみます。
(※発表時の情報です)
目次
Lenovo Tab 4シリーズがMWC 2017で発表
バルセロナで開催のMWC(モバイルワールドコングレス)2017で、Lenovoが新モデルのタブレット「Lenovo Tab 4」を発表。低価格の「Lenovo Tab 4 8 / 10」、より高性能ながら価格を抑えた「Lenovo Tab 4 8 Plus / 10 Plus」が2017年5月に発売される予定で、下位モデルはとにかく低価格な点が特徴です。
- 8インチ通常モデル:109 USドル
- 10.1インチ通常モデル:149 USドル
- 8インチ Plus:199 USドル
- 10.1インチ Plus:249 USドル
Lenovo Tab 4シリーズのスペック
MODEL | Lenovo Tab 4 8 | Lenovo Tab 4 8 Plus | Lenovo Tab 4 10 | Lenovo Tab 4 10 Plus |
---|---|---|---|---|
OS | Android 7.0 nougat | |||
ディスプレイ | 8インチ IPS 1280*800 | 8インチ IPS 1920*1200 | 10.1インチ IPS 1280*800 | 10.1インチ IPS 1920*1200 |
プロセッサー | Snapdragon 425 オクタコアCPU up to 1.4GHz Adreno 308 GPU | Snapdragon 625 オクタコアCPU up to 2.0GHz Adreno 506 GPU | Snapdragon 425 オクタコアCPU up to 1.4GHz Adreno 308 GPU | Snapdragon 625 オクタコアCPU up to 2.0GHz Adreno 506 GPU |
RAM | 2GB | 3GB / 4GB | 2GB | 3GB / 4GB |
ROM | 16GB / 32GB | 16GB / 64GB | 16GB / 32GB | 16GB / 64GB |
外部メモリ | microSDカードスロット対応 | |||
カメラ | リア:5MP フロント:2MP | リア:8MP フロント:5MP | リア:5MP フロント:2MP | リア:8MP フロント:5MP |
バッテリー | 4850mAh | 4850mAh QuickCharge 3.0 | 7000mAh | 7000mAh QuickCharge 3.0 |
Wi-Fi | サポート | 802.11ac対応 | サポート | 802.11ac対応 |
Bluetooth | 4.2 | |||
本体サイズ | 211 x 124 x 8.2mm | 210 x 123 x 7mm | 247 x 171 x 8.3mm | 247 x 173 x 7mm |
重量 | 310g | 300g | 500g | 475g |
その他 | microUSB Dolby Atmos 3.5mm Audio Jack | USB Type-C(2.0) Dolby Atmos 3.5mm Audio Jack 指紋認証センサー | microUSB Dolby Atmos 3.5mm Audio Jack | USB Type-C(2.0) Dolby Atmos 3.5mm Audio Jack 指紋認証センサー |
通常モデルとPlusモデルの違いは、大きく以下の点。
- ディスプレイ解像度
- プロセッサー
- RAM, ROM
- 本体サイズ・重量
- 素材とカラー
- microUSB or USB Type-C+QC3.0
- 指紋認証センサー
- カメラ
- Wi-Fi
Lenovo Tab 4 8/10通常モデルとTab 4 8/10 Plusのスペック比較
- 1280*800 / 1920*1200
通常モデルの解像度は1280×800ですが、”Plus”に関してはより高解像度の1920*1200ドットとなっています。
- Snapdragon 425・2GB RAM / Snapdragon 625・ 3GB, 4GB RAM
下位モデルはSnapdragon 425を搭載していますが、上位モデルのPlusはSnapdragon 625を搭載。またメインメモリーの容量もPlusは3GB RAM/16GB ROMモデル、4GB RAM/64GB ROMモデルを用意しており、より高性能となっています。
- Wi-Fi:Plusは802.11 acに対応
Plusは802.11acのWi-Fiにも対応しているとのことで、よりネットワーク面でも強化された仕様になっています。(通常モデルに搭載のSnapdragon 425もプロセッサー自体はac/aに対応しているようですが、今回のLenovo Tab 4通常モデルはb/g/nのみの対応となっているようです)
- 本体サイズはPlusの方が小型・軽量
上記スペックシートを見ても分かる通り、8よりも8 Plusが、10よりも10 Plusの方が薄く、そして軽くなっています。
- microUSB / USB Type-C+QC3.0
通常モデルはmicroUSBですが、上位モデルのPlusはUSB Type-Cポートを採用しています。またPlusモデルはQualcommのQuick Charge 3.0に対応予定。
- 指紋認証スキャナーはPlusのみ
指紋認証センサーはPlusモデルのみに搭載されています。
- カメラ性能の違い
通常モデルは5MPリア、2MPフロントカメラとなっていますが、Plusは8MPリア、5MPフロントとなっています。
- Plusはガラスパネルを背面に採用
本体素材も異なっており、プレミアムモデルとなるPlusには背面にガラスパネルが採用されています。
Kids PackとProductivity Pack
キッズ利用向けのバンパーケースや保護フィルム、ステッカーなどがセットになった「Kids Pack」と、10.1インチ向けにBluetoothキーボードが使える「Productivity Pack」が別売りで用意される予定。
特にProductivity PackはAndroidタブレットではありますがBluetoothキーボードにビルドインでトラックパッドも搭載しているようで、文字入力やその他簡易作業は捗りそうです。
LTEモデルあり
全モデルでWiFi + LTEのセルラーモデルも用意する予定。
Lenovo Tab 4 8/8 Plus/10/10 Plusのファーストインプレッション動画まとめ
発表時点でYoutube上に登場しているハンズオン・レビュー動画をまとめてみました。
10.1インチモデルはAndroid Nougat+大画面に最適化されたUIで、Androidタブレットとしては活用幅が広そうです。
Lenovo Tab 4 / Tab 4 PlusはAndroidタブレットの中でもコスパ◎・価格と発売日
今一度発表時の価格を見てみると、
- 8インチ通常モデル:109 USドル
- 10.1インチ通常モデル:149 USドル
- 8インチ Plus:199 USドル
- 10.1インチ Plus:249 USドル
…驚きの価格設定。例えば通常モデルはAmazon Fire HD 8 / 10キラーとも言える安さとスペックですし、Snapdragon 625搭載のTab 4 Plusも発表時の価格だけを考えるとASUS ZenPad 3Sシリーズ、HUAWEI MediaPad M3、などと比較してもよりコストパフォーマンスには優れた価格設定と言えそうです。
発売日は2017年5月予定。発表時点での日本発売は未定ですが、グローバルで展開予定なので、日本で発売されずとも手に入れるのはそこまで難しくはなさそうです。低価格でスナドラ425のライトユース用泥タブ、ASUS ZenPad 3SやHUAWEI MediaPad M3の価格に少し手が出なかった代わりのスナドラ625メディア視聴/簡易仕事用泥タブとして、気になる存在ではありますね。