詳しい関係筋によると、台湾の半導体製造TSMCは「Mediatek用12コアCPUのチップセットのトライアルをスタートした」そうです。ちなみに「7nm」だそうで、将来発売されるフラグシップモデルのスマートフォンに搭載されるであろうプロセッサーになることが期待されています。
Mediatek用12コア、7nmプロセスのプロセッサーが開発中
海外サイトにて、TSMCがMediatek用の新プロセッサーのトライアルを行っているのではと報じられました。今回ニュースになったのは12コアCPU、7nmプロセス製造とされており、次世代のフラグシップモデルに搭載されるようなSoCになる可能性があります。
当然より省電力、そして高速なプロセッサーになることが予想されています。現在は多くのSoCが多くてもオクタコア・プロセッサーですが、MediaTekはすでにHelio Xシリーズで10コアCPUを採用済み。
…単にコア数を多くしているわけでないのは当然のことで、他のSoCブランドとは異なったアプローチもあるのでしょう。MWC2017でのインタビューでもそんな感じのコメントをしていたような気がします。
Mediatek X30, 10nmプロセッサーの生産には苦戦中?
ちなみにTSMCの10nmプロセス生産レートは低めだそうで、10nmプロセス10コアのMediatek Helio X30の出荷に影響が出る可能性も指摘されていますが、Mediatek自体は出荷スケジュールに変更はないとしています。
サムスンやTSMCが7nmプロセスのSoCを大量生産するのは2018年前半あたりが予想されており、Mediatekの12コアCPU搭載チップセットが見れるとしてももう少し先の話なのでしょう。
…当面はHelio X30が話題のネタになりそうです。
Source:Digitimes