中国Meizuから、16周年を記念したフラグシップ・スマートフォン「Meizu 16」「Meizu 16 Plus」が正式発表。画面占有率が90%以上のAMOLEDディスプレイ、UD指紋認証スキャナー、スナドラ845、最大8GB RAMを搭載したハイエンドモデルですが、厚み7.3mm、そして両機種軽量設計であることもアピールした新機種です。
発売日は2018年8月20日からを予定しており、価格はMeizu 16thが2698元(日本円約4万3800円)、Meizu 16th Plusが3198元(日本円約5万2000円)から販売されます。
目次
Meizu 16/16 Plus、16周年記念のフラグシップモデル
Meizu 16、Meizu 16 Plusは、16周年のフラグシップ・モデルとしてMeizuが発表したAndroidスマートフォン。旧モデルとなったMeizu 15から大幅に向上したスペックやデザインが特徴のモデルで、2018年8月20日より販売が開始予定です。
カラーはホワイト・ブラックの2色展開。Meizu 16が6インチのディスプレイを搭載したモデルであるのに対し、Meizu 16 Plusは6.5インチのディスプレイを搭載した大画面モデルです。本体サイズ、メモリ容量のバリエーション、バッテリー容量などは若干違いがありますが、それ以外の内部スペック面はほぼ共通しています。
Meizu 16 / 16 Plus スペック・基本仕様(中国版)
MODEL | Meizu 16(th) | Meizu 16(th) Plus |
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カラー | ホワイト、ブラック | |
本体サイズ | 150.5mm 73.2mm 7.3mm 約152g | 160.4mm 78.2mm 7.3mm 約182g |
バッテリー | 3010mAh | 3640mAh |
メモリ | RAM:LPDDR4X ROM:UFS 2.1 6GB+64GB 6GB+128GB 8GB+128GB | RAM:LPDDR4X ROM:UFS 2.1 6GB+128GB 8GB+128GB 8GB+256GB |
ディスプレイ | 6インチ OLED 2160×1080ドット 402ppi コントラスト比 10000:1 430cd / m2 On-cell | 6.5インチ OLED 2160×1080ドット 374ppi コントラスト比 10000:1 430cd / m2 On-cell |
OS | Android Oreoベース Flyme OS |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 845 10nmFinFET 8コアCPU 最大2.8Ghz Adreno 630 GPU Hexagon 685 DSP AIE |
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リアカメラ | 12MP+20MP f/1,8+f/2.6 6層レンズ+5層レンズ OIS |
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フロントカメラ | 20MP f/2,0 5層レンズ ArcSoft ビューティーアルゴリズム |
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mTouch 指紋認証 | In-Displayの光学指紋認証スキャナー 360°認証 5つまで登録可能 |
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mEngine | モーターによるフィードバック効果 | |
対応バンド | 全网通公开版 GSM:B2/B3/B5/B8 WCDMA:B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA:B34/B39 CDMA:BC0 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41 FDD-LTE:B1/B3/B4/B5/B8 | 全网通公开版 GSM:B2/B3/B5/B8 WCDMA:B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA:B34/B39 CDMA:BC0 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41 (支持B41 4*4MIMO) FDD-LTE:B1/B3/B4/B5/B8 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac 5GHz, 2.4GHz 2×2 MIMOサポート |
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Bluetooth | Ver 5.0(BLEサポート) | |
センサー | リニアモーター, 圧力感知センサー ホールセンサー, 重力センサー 環境光センサー, 赤外線 ジャイロスコープ、 タッチセンサー 電子コンパス |
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位置情報 | GPS, GLONASS BeiDou, Galileo SBAS, QZSS |
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USB | Type-Cポート | |
3.5mmジャック | 搭載 | |
参照 | https://www.meizu.com/16/spec/?click=mmz_product_16_dh_cs |
ノッチなしのベゼルレスAMOLEDディスプレイ、画面占有率は91.18%
Meizu 16/16 Plusは、それぞれ6インチ、6.5インチのAMOLEDディスプレイを搭載。解像度はどちらも2160×1080ドットのFHD+で、コントラスト比は10000:1。
ノッチなしのディスプレイながら上下のベゼルもかなりの狭さとなっており、画面占有率は91.18%を実現。また厚みが両者約7.3m、重量もMeizu 16が約152g、Meizu 16 Plusが約182gと、画面サイズに対しての本体サイズ感もアピールポイント。サイドベゼルも1.43mmを実現しており、ハイエンドモデルでも軽くて薄い、というのが注目の1つ。
OSにはAndroid 8.0 OreoをベースにカスタマイズされたFlyme 7を搭載。今回は物理ホームボタンが搭載されていませんが、ソフトウェアの最適化、Super mBackによるジェスチャー操作によって大画面でも使い易いように設計された独自のUIを採用しています。
触覚モーターシステムのmEngine 2.0も搭載。新アルゴリズムによって触覚フィードバックを与えるシステムで、例えば着信音といった部分だけでなく、ゲームプレイ時の触覚フィードバックシステムとしても賢く動作するよう設計されているそうです。
オーディオ面ではデュアルスピーカーを採用しており、ボトムスピーカー他、通話用のスピーカー部分も活用されます。また本体は薄型設計でありながら、どちらのモデルも3.5mmオーディオジャックを残している点にも注目。
In-Displayの光学指紋認証スキャナー
Meizu 16th/16th Plus両モデルで、光学指紋スキャナーをディスプレイ下に配置。スクリーン上での指紋認証が可能なモデルです。360°スキャンに対応しており、登録可能な指紋は5つまで。すでにAliPayやWeChat Payへの対応が発表されています。
発表時は認証成功率が99.12%、また認証速度も0.25秒と高速であることがアピールされていました。
Snapdragon 845、水冷カッパーパイプ
Meizu 16/16 Plusは、発表時点ではAndroidスマートフォンに搭載されるSoCとしてはQualcomm最上位モデルの「Snapdragon845」を搭載。メインメモリは6GB or 8GB RAM(LPDDR4X)、ストレージは64GB or 128GB or 256GB(UFS2.1)のモデルが用意されます。※256GBモデルはMeizu 16 Plusのみ
AnTuTuベンチマークスコアの参考も公開されており、Meizuによれば29万1866点とかなり高いスコアを記録しているようです。これはおそらく、SDM845採用を考慮しても高い数値なはずです。旧モデルとなるMeizu 15から格段に性能がアップしただけなく、王者栄耀など主要ゲームをハイフレームレートでプレイできる快適さについても紹介されました。
動作を快適に保つ対策として、SoCボードに厚さ約0.4mmの冷却用カッパー・ヒートパイプを設置。循環システムを利用して、動作を快適に保つ設計を採用しています。
12MP+20MP AIデュアルカメラ、20MP AIセルフィー
背面カメラは12MP + 20MPのダブルレンズ・システムを採用。SONY IMX380センサーを搭載しており、1.55μmラージピクセル、f/1.8で暗所でも明るい撮影が可能であることをアピール。3倍ロスレスズームに対応しています。
Snapdragon 845のAIエンジンとArcSoftのアルゴリズムによって、写真画質を補正するAI撮影補助機能が搭載されています。シーン認識のAIカメラというと最近のスマートフォンでもトレンドの1つですが、Meizu 16/16 Plusでも利用可能。
フロントカメラは20MP, f/2.0。こちらもAIサポートによる美顔補正に対応しており、またカメラを利用しての顔認証アンロック機能にも対応しています。
Meizu 16/16 Plusの発売日・価格
発売日:2018年8月20日
- Meizu 16th(6+64):2698元(約4万3800円)
- Meizu 16th(6+128):2998元(約4万8700円)
- Meizu 16th(8+128):3298元(約5万3600円)
- Meizu 16th Plus(6+128):3198元(約5万2000円)
- Meizu 16th Plus(8+128):3498元(約5万6800円)
- Meizu 16th Plus(8+256):3998元(約6万4900円)
Snapdragon 845、UD指紋認証センサー搭載を考えると、最小構成で4万5000円を切る価格設定はかなり安めです。Meizuスマートフォン自体は日本へ正規進出していないのですが、海外通販サイトなどで安く取り扱う可能性はありそうです。
Source : Meizu(cn)