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【レビュー】OPPO AX7、低価格4,230mAhバッテリーのエントリーモデル

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オッポジャパンから発売しているエントリーモデルのスマートフォン「OPPO AX7」を購入したので実機レビュー。

端末のみだと約2万円、MVNOのスマホセットなら1円で購入できることもありました。先日楽天モバイルへ乗り換えたのですが、あまりに安く手が出てしまっての今回のレビューです。

Qualcomm Snapdragon 450のエントリーモデルではありますが、メモリ4GB、また4230mAh大容量バッテリー、2018〜2019年販売開始機種らしいモダンなデザインもあって、低価格ですが国内SIMフリー機としては面白い存在。国内販売の低価格端末としては悪くない気もするので、レビューしていきます。

OPPO AX7 レビュー

OPPO AX7は、2018年12月に日本国内で販売が開始されたAndroidベースのスマートフォン。

国内ではSIMロックフリー機種として販売されており、docomo回線で利用可、またauとY!mobileのVoLTEに対応かつデュアルSIMデュアルVoLTEありなので、個人で海外サイトから購入するスマホよりかは、ネットワーク面で安心ができます(技適もありますし)。

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先に言っておくと、OPPO AX7の良さは価格と電池持ちです。

まずは価格ですが、今回楽天モバイルの2回線目キャンペーンを利用して、一括1円でした。

一昔前は乗り換え複数台で高額キャッシュバック+端末0円なんて良い時代もありましたが、現在は規制の流れもあってか、1円を見ること自体が結構少ないです。したがって、とにかく安く買える、という部分がまず1点。

次にバッテリー。OPPO AX7は4,000mAh強の大容量バッテリーを搭載しているので、待受時間は長いです。安いスマホ→ガラケーから乗り換えてとりあえず使ってみる層も多いような気がするので、電池持ちの不安をある程度解消できるのは良い点かと思います。

大きく分けると以上2点が購入メリットなのですが、それらを踏まえてエントリーモデルのカメラやSoCでどこまで頑張れるか、という点を中心に今回は見ていきます。

OPPO AX7の外観・デザイン

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はじめに外観チェックから。これは筆者個人が思うところではあるのですが、やはり2018年末の発売機種なので、最近のトレンドの多くが含まれています。

ディスプレイは6.2インチの大画面で、水滴型の小さなノッチを採用しています。ベゼルも低価格端末としては十分狭いです。

以前中古で購入したXperia XZ Premiumと比較してみると、数年前の画面アスペクト比はなかなか化石にみえてきます。これをみると、もう上下ベゼルがビッグな数年前のスマホに戻れないなという気がしてきます。

ディスプレイ解像度は1520×720ドットの所謂HD+ですが、スマホは現状フルHDまでで十分ですし、エントリーモデルのスペックと価格を考えれば、HD+ですら十分。筆者個人としては20インチ強のモニターでHD解像度に落としてPCゲームをするときもあるので、スマホのエントリーモデルでHD+はある意味許容範囲です。

重量168g、厚み8.1mm、横幅75.4mmで、大容量バッテリー搭載を考えれば十分薄型かつ軽量な設計に。

背面からサイドフレームにかけて丸みのあるデザインを採用しており、片手で大画面スマホを扱うには、少なくとも筆者の手には丁度良いサイズ感とホールド感でした。

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グロッシーな背面パネルデザインもカラーリングもよく「2019年に販売されているエントリーモデルのスマホはこうあるべきだ」的要素を多く含んでいる点はグッドです。

ソフトケースが付属しますが、前面の少し覆いかぶさるような設計なので、スマホ本体はしっかり守ってくれそうです。ケースを付けても片手でホールドできるサイズ感ですが、薄型ケースではないため若干厚みを感じます。

OPPO AX7のスペック

OPPO AX7のスペックとベンチマークスコアも簡単に紹介します。

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まずはSoCですが、Qualcomm Snapdragon 450。ARM Cortex-A53の8コアCPU 最大1.8GHz、GPUにAdreno 506を採用した、14nm LPP製造プロセスのSoCです。エントリーモデルのAndroidスマートフォンのはよく搭載されているもので、国内機ではオッポジャパンのOPPO R15 Neoも同じプロセッサーを採用しています。

メモリは4GB RAM、ストレージが64GB ROM。エントリーモデルでもこれくらいの容量を積んでくれると助かりますし、そもそもストレージに関してはメインスマホとして使うなら最低64GBは必要な気がしているので、ここも価格を考えれば十分です。トリプルスロットでMicroSDカード(最大256GB)が使えるのもナイス。

AnTuTu Benchmark Ver.7

AnTuTu Benchmarkスコア(Ver.7)は70,000前後を行ったり来たり。AnTuTu Ver.7 × スナドラ450のテスト結果では似たようなスコアを多く見かけるので、仕様そのままのスコアといったところでしょうか。

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Geekbench 4

Geekbench 4ではCPUテストのシングルコアが750前後、マルチコアが2500前後、レンダースクリプトスコアは2900前後。単純に400シリーズらしいスコアが出ていると思って良いかと。

OPPO AX7のゲーミング性能は?

実際のゲームプレイですが、今回はPUBG Mobileをプレイしてみました。毎回PUBG Mobileはチェックしていますが、モバイルゲームにおいて性能で操作の快適さに差が出つつ、そこそこ安定したインターネットへの接続が必要なので、テストゲームとしては分かりやすいかと思います。

まずはクウォリティが「スムーズ」、フレーム設定が「高」の画質設定でチェック。

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結論から言うと、OPPO AX7の設定では、これが一番良さげでした。画質は少し粗いですが、フレームのスムーズさは稼げています。エントリーモデルのスマートフォンに高画質を求めることはできませんが、エンジョイ勢なそこそこ楽しむことができそうです。

クウォリティを「標準」にすると、高フレーム設定が選べなくなります。スマートフォンの性能を見てゲームアプリ側が自動判別している可能性がありますが、標準+フレーム中のほうがカクついたので、あまりおすすめはできません。限られたスペックの中でPUBG Mobileのようなゲームをプレイする場合、一般的には画質を下げてフレームレートを確保するのが良いと思います。

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(デフォルトでは低画質設定。これ以上の設定だとプレイが快適ではないので、電池持ちによってフレーム設定だけ変えてあげれば良さそうです)

ちなみにOPPO AX7ではHD画質は選択できませんでした。SoCの性能から考えると、おそらくエントリーモデル向けのSoCでは快適に動かないのが理由かと(ディスプレイ解像度がHD+ということもあるかも)。

PUBG Mobileでは、400シリーズのSoCでもこれだけ動くのか、というのが率直な感想です。ソフトウェアが最適化されているのか、ゲーム側で以前よりも最適化されているのか、とにかく低画質設定ならそこそこ動いてくれます。

400シリーズ搭載のスマホというと「SNSなど軽作業のみ、ゲームはダメダメ」な印象がどこかにあったのですが、最近はミッドレンジのスマホ以下でもそこそこ楽しめてしまうのは新たな発見でした。もちろん2019年のハイエンド、ミッドレンジ機種には明らかに劣りますが。

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(低画質設定ならプレイできないこともない。フレーム設定は高で良いかも)

OPPO AX7は大容量バッテリーを搭載していますが、そもそもプロセッサーがSnapdragon 450です。「ゲーム用に電池持ちが良い」というよりは「ゲーム以外の日常動作で電池が持つ」スマホという印象なので、より高画質・スムーズにプレイしたいなら、Snapdragon 700シリーズもしくは800シリーズ搭載端末を選ぶと無難です。

ゲームプレイ自体は画質設定さえ落としてあげれば、プレイできないことはないかなという印象。OPPO AX7に限らず、低~中スペックのスマホでゲームを行う場合には、設定を一度見直すことをおすすめします。

ColorOS 5.2/Android 8.1 OreoのUI、操作感

Android 8.1ベースですが、独自のColorOS 5.2が採用されています。OPPO AX7のUIは、iPhone、iOSぽさがあり。

デフォルトのホーム画面はドロワーがなく横スクロールのみですし、スワイプアップのジェスチャー操作画面も、かなりiOSぽさがあり。ジェスチャー操作に関してはベースとなるAndroidとiOSで似ている部分もあるので「ColorOSだけが」というわけではありませんが、設定項目など全体的なデザインを見ると、やはりiPhoneにかなり近いように見えます。MIUIなんかはより独自のUIぽくなったので、現時点ではOPPOのColorOSが一番iOSぽいなと言う印象。

デュアルアプリ(分割画面表示)は3本指スワイプ、もしくはアプリを並べたメニュー画面でスワイプダウンすると、いくつかの機能はなれるまで見つけるのが大変だなと少し感じます。

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(Androidだが、一瞬iOSぽくも感じる)

アプリクローン化機能もありますが、どうやらTwitterなどが同バージョンのUIで対応していない様子。MIUI 10ならTwitterをクローンしてサブ垢管理を別アイコンから行えたりして便利なんですけどね。ちなみにOPPO AX7の同UIでは、FacebookやInstagram、WeChatには対応していました。

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セキュリティ機能では、キッズ利用向けにアプリ利用の制限をかけたりできます。OPPO AX7が低価格な端末で、親が子ども向けに安い初スマホを買ってあげるような状況を想定すると、便利な予感。子どもでなくても機能を制限して分かりやすいホーム画面で使ったりと、活用方法はいろいろありそうです。あまり制限するとそもそもスマホである意味が薄れてきそうなので、このあたりの管理は、設定をする管理者次第なのですが。

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ナビゲーションキーも従来通り表示が可能で、左右入れ替えやバーの 非表示設定も可能。サイドからクイックツールやアプリを選択できる「スマートサイドバー」など簡易Galaxyエッジスクリーン的な機能もあり(OPPO AX7はカーブドスクリーンではない)、はやりAndroid OSということでカスタマイズできる範囲は広め。

これらの機能は設定の「スマートアシスト」からアクセスできるので、  購入後に変更しておくと便利かと思います。

他にはセキュリティ機能で偽携帯電話基地局ブロック、フローティングウィンドウ機能も使えたりしますが、前者はAX7購入層がそこまで詳しく設定を見るかなという疑問と、 フローティングウィンドウは画面上に常時表示されているのが少し気になるので個人的に使わないだろうなというところ。

上記のようにAndroid OSらしい設定項目は一通り調整できるのですが、OPPO AX7の同バージョンではデュアルアプリ(クローン化)の対象が限定されているなど、個人的に使いたいようなキラー機能はあまりないような。ただエントリーモデルでもColorOSによる機能が充実している点には好印象です。

OPPO AX7のカメラ

※ウェブサイト掲載用にリサイズ・圧縮されています。

2018年~2019年のエントリーモデルといったところで、予算を増やすと購入可能なミッドレンジ機種とは差が開いているように思います。特にMi 9T他シャオミのスマートフォンは200ドル台で購入できる機種もあるので、それらと比較すると解像感や暗所でのフォーカス性能などがいま一つ。

またiOSと似ているせいか、カメラ設定は「設定 – システムアプリ – カメラ」と進む必要があり、カメラアプリから直接設定に飛べません。設定項目がほとんどないのでほとんど問題にはなりませんが、随所にiOSを思わせる部分があります。

OPPO AX7のバッテリーと電池持ち

OPPO AX7は4,230mAhの大容量バッテリーを搭載しているのですが、例えば日中仕事で休憩中にSNSやゲームをするくらいであれば、夕方~夜帰宅するまで電池は持ちました。

休みの日に午後から出かけて、移動中にYouTubeを少し観たり、Twitterを確認したり、Wi-Fiのみで使っているスマホへモバイルネットワーク通信のテザリング機能を使って繋げたりしても、夕方の時点で50%ほど残っていました。

そもそもエントリーモデルのハードウェア仕様なので高負荷なゲームをプレイする時間がほとんどなかったせいか日中電池がなくなる気配がなかったので、ライト利用なら安心して良さそうです。

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(約1時間で50%充電、満充電には2時間を超える)

充電時間に関しては、付属のACアダプターとUSBケーブルで50%の充電まで約1時間程度。100%の充電までは、2時間を少し超える程度でした。5V/2AのACアダプターなので最近のミッドレンジ・ハイエンド向けスマホ充電の仕様と比較すると普通・もしくは遅いです。高負荷でハードな使用方法を想定せずのライト利用ならそもそも電池持ちに余裕があるので、ストレスは溜まりませんでした。

MVNOのキャンペーンなどで安くなっていれば

最近のスマホは大容量バッテリーを搭載している機種が多く、例えば平行して利用しているHUAWEI Nova lite 3やXiaomi Mi 9Tと比較してOPPO AX7の電池持ちが突出して良いかというと、そうでもありません。

AX7のメリットとしてはバッテリーがやはり最大の魅力なのですが、レビュー時点で単体購入の価格が2万円なので、この価格では手が出ない印象です。今回購入した楽天モバイルのキャンペーンのように、より安くエントリーモデルが手に入るときは検討しても良いかなと思います。

OPPO AX7 – Amazon.co.jp

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