4,000mAhの大容量バッテリーにMediaTekのHelio P10プロセッサーを搭載した「UMi MAX」。価格が100ドル台とコストパフォーマンスに優れたモデルで、海外ECサイトでもレビューのなかなか多い中華スマホです。現在はUMi Plus EやUMi Zなどより高性能なモデルも発表されていますが、コスパの面でまだまだ現役のMaxを今回は紹介します。
目次
UMi MaxのスペックをPlus, Superと比較
MODEL | UMi MAX |
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ブランド | UMi |
OS | Android 6.0 Marshmallow |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920*1080 フルHD SHARP IPS (2.5D Arc screen) Corning Gorilla Glass 3 |
プロセッサー | MediaTek Helio P10 オクタコアCPU Mali-T860 GPU |
RAM | 3GB SAMSUNG eMMC+LPDDR3 |
ROM | 16GB |
背面カメラ | 13MP Panasonic camera Dual flashlight 1080p動画撮影 |
フロントカメラ | 5.0MP GalaxyCore® GC5005 camera |
バッテリー | 4000 mAh 4.35V |
SIMサイズ | デュアルmicro SIM ・片方はmicroSDカードスロット排他利用 ・同時利用の場合はLTE+GSM |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
GPS | Build in GPS |
センサー | G-Sensor, Glonass, P-Sensor, L-Sensor, Accelerometer, Compass, Gyroscope, Hall switch |
参照 | http://www.umidigi.com/page-umi_max_specification.html |
UMi MAXのスペックは上記の通りですが、同じUMiブランドのSuperやPlusとも比較してみます。どれも同じようなスペックですが、下記の2モデルは4GBのメインメモリ、32GBの内部ストレージを搭載しており若干高性能になっているのが分かります。
またPlusは強化ガラスに日本電気硝子のT2X-(Dinorex)を採用しています。カメラもSamsung製を搭載しているので、この辺りでも性能は変わってきそうです。
MODEL | UMi Super | UMi Plus |
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OS | Android 6.0 Marshmallow | |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920*1080 フルHD SHARP® LTPS (2.5D Arc screen) Corning Gorilla Glass 3 | 5.5インチ 1920*1080 フルHD SHARP® LTPS (2.5D Arc screen) T2X-1 Gass |
プロセッサー | MediaTek Helio P10 (MT6755) オクタコアCPU Mali T860 700MHz GPU |
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メインメモリ | 4GB SAMSUNG eMMC+LPDDR3 | |
ストレージ | 32GB | |
外部ストレージ | microSDカードスロット対応(最大128GB対応) 公式HP上のスペック表は128GBですが、 256GB表記あり |
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背面カメラ | 13MP Panasonic® camera Dual flashlight 1080p動画撮影 | 13MP SAMSUNG® 3L8 camera PDAF auto-focus Two-tone flash 1080p動画撮影 |
フロントカメラ | 5.0MP GalaxyCore® GC5005 camera | |
バッテリー | 4000 mAh 4.35V PE+急速充電 |
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Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n 2.4GHz/5GHz | |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | |
対応バンド | GSM: 850(B5)/900(B8)/1800(B3)/1900(B2) WCDMA: 850(B5)/900(B8)/1900(B2)/2100(B1) LTE FDD: 2100(B1)/1800(B3)/2600(B7)/800(B20) |
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SIMサイズ | micro SIM + micro SIM ・microSDカードスロット排他利用 ・同時待受はLTE+GSM |
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指紋認証センサー | 対応 | |
GPS | Build in GPS | |
センサー | G-Sensor, Glonass, P-Sensor, L-Sensor, Accelerometer, Compass, Gyroscope, Hall switch | |
本体サイズ | 約15.08 x 7.50 x 0.85 cm | 約15.50 x 7.50 x 0.88 cm |
重量 | 約200g | 約185g |
参照 | http://www.umidigi.com/page-umi_super_specification.html http://www.umidigi.com/page-umi_plus_specification.html (本体サイズは販売サイトを参照しています) |
価格はスペックの順に安くなっているのがポイントで、やはりUMi MAXが一番安いです。価格は以下を参考にしてみてください。
ここからはUMi MAXのキースペックをチェックしていきます。
5.5インチのフルHDディスプレイ
SHARP製の5.5インチFHDディスプレイを採用しており、2.5D ArcのGorilla Glass 3で耐傷性を高めています。100ドル台のスマートフォンでもフルHD解像度のスマートフォンはかなり増えてきたような気もしますが、UMi MAXは未だにコスパの高い仕様になっていますね。
MediaTek Helio P10 オクタコアCPU
プロセッサーはMediaTekのHelio P10。基本スペックはMediaTek公式サイトを参照すると以下のようになっています。CPUは合計8コア、最大クロック数は2.0GHzとなっています。ミドルレンジのスマートフォンに搭載されるようなSoCですが、100ドル台と考えればコスパは◎。
Process | 28nm | |
Apps CPU | 8x Cortex-A53, up to 2.0GHz | |
Memory | 1x LPDDR3 933MHz up to 4GB eMMC 5.1 | |
Camera | 21MP@24fps / 16MP@30fps w/ ZSD Dual ISP w/improved 3A/denoise/ demosaic/sharpness | |
Video Decode | 1080p 30fps H.264/265 | |
Video Encode | 1080p 30fps H.264 | |
Graphics | ARM Mali-T860 MP2 700MHz | |
Display | FHD 1920×1080 w/ 12 Blending Layer | |
Modem | LTE FDD/TDD R11 Cat-6 with 2×20 CA (300/ 50Mbps), DC-HSPA+, TD-S CDMA, EDGE CDMA2000 1x/ EVDO Rev. A (3.1/1.8Mbps, SRLTE) LTE/GPS Co-clock Supported |
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RF | Single RF for LTE 2×20 CA/WCDMA/TD/EDGE/C2K 14/14 Primary/Diversity RX Ports | |
Connectivity | Wi-Fi abgn w/ throughput up to 90Mbps / GPS /Glonass/Beidou w/ improved TTFF & Drift, BT/FM |
GPUはMali T860。価格帯を考えればスペックは十分でしょう。すでに説明した通りUMi MAXは3GB RAM、16GB ROMとなっているので、より性能を重視したいなら価格を少しプラスしてUMi PlusやUMi Superを検討すべきかもしれません。
デュアルSIM、microSDカード対応
本体ストレージは16GBですが、microSDカードが利用可能です。micro SIMのデュアル仕様で、両スロットがLTEに対応しているのも特徴。同時利用はLTE+GSMになるので日本国内では特に意味を持ちませんが、SIMカードを設定から切り替えて使えるのはメリットです。
13MP Panasonicカメラ
背面カメラは13MP、Panasonic。動画撮影は1080pに対応しており、スペックを見るとUMi Superと同じですね。
SONY バッテリー
4,000mAhの大容量バッテリーを搭載。これは上位機種のPlusやSuperと同じですね。さらに上位機種のUMi Plus Eも4,000mAhバッテリーです。
接続ポートはUSB Type-Cを採用。リバーシブルコネクタで便利です。きになるのはUMiのPE+急速充電への対応非対応の部分で、公式サイトには特にPE+対応の記載がないです。
フォーラムの中の「Umi MAX Fast charging support?」ではPE+や急速充電への対応有無が議論されているので、こちらを参考にしてみると良いかもしれません。
オーディオ
AW8738と底面スピーカー。この辺りも他のUMiスマートフォンと同じような仕様になっています。
背面の指紋認証センサー
360度認証、5つの指紋登録が可能なセンサーを背面に設置。
UMi MAXまとめ
スペック的には同じHelio P10を搭載したPlusやSuperよりも少し劣ります。しかしながら価格が少し安いですしHelio P10搭載機が割と快適に動くので、コスパ重視ならMAX、より性能を求めるならPlusやSuperといったところでしょうか。
購入:UMi MAX
また最近はHelio P20を搭載したUMi Plus Eが発売され、さらにMediaTek SoCの最新モデルであるHelio X27を搭載したUMi Zも2017年に発売予定です。より高性能な選択肢を求めるならこういった機種をチェックしておくと良いかもしれませんね。