中華スマホではコストパフォーマンスに優れた端末を発売しているUMiブランドですが、2017年に「UMi Z」を発売予定であることが明らかになりました。
UMi ZはMediaTekの新フラグシップ・SoCである「Helio X27」10コアCPUを採用するとしており、背面には13MPのデュアルフォーカスカメラ、オールメタルのユニボディを採用とハイスペックな端末になる予感です。性能などは簡単に予告されているので、詳細を一足早くチェックしておきます。
目次
UMi Z、MediaTek Helio X27搭載の中華スマホが2017年発売予定
中華スマホのUMiブランドから、MediaTek Helio X27を搭載した新モデル「UMi Z」が発売予定であることが明らかになりました。以下公式ページで公開されている主要スペックです。
UMi Z スペック
MODEL | UMi Z |
---|---|
ブランド | UMi |
OS | Android 6.0 Marshmallow (Android 7.0 Nougat OTA予定) |
ディスプレイ | 5.5インチ SHARP IGZO Dragontrail Glass |
プロセッサー | MediaTek Helio X27 10コアCPU Mali-T880 GPU(875MHz) |
RAM | 4GB SAMUSUNG eMMC 5.1 |
ROM | 32GB |
外部メモリ | microSDカード対応 |
背面カメラ | 13MP SAMSUNG クアッドLEDフラッシュ デュアルモード(Laser+PDAF) 4K動画撮影対応 |
フロントカメラ | 13MP SAMSUNG S5K3L8 センサー セルフィー用ソフトフラッシュ |
バッテリー | SONY 3780mAh |
SIM | デュアルSIM (片方はmicroSDカードスロットと排他利用) |
指紋認証センサー | Touch ID 2.1 |
GearBest、Banggoodではプレセールが開始しました。
スペックは上記の通りですが、注目部分をピックアップしてみます。
5.5インチ FHDディスプレイ(SHARP) + Dragontrail
ディスプレイにはシャープ製の5.5インチ、フルHD解像度を採用。消費電力に優れたIGZOを採用することで、3780mAhのバッテリーもあって電池持ちにも期待したいところ。またガラスはDragontrailを採用しており、耐久性も高めているのはポイントです。
Android 7.0 NougatのOTAサポート
個人的に一番の魅力と感じるのが、Android 7.0 Nougatのアップデート(OTA)サポートを発表している部分です。果たして日本から購入して対応できるかは不明ですが、最新のOSが利用できる可能性が高いというのは大きなメリット。
MediaTek Helio X27
プロセッサーにはMediaTekの最新SoCにして上位モデルのHelio X27を採用予定。型番はそのまま行けばMT6797Xなのですが、10コアCPUとARM Mali-T880 MP4 GPUを搭載しており注目。モデル的にはX20/X25の後継に当たるSoCで、CPUやGPUのクロックスピードなどが強化されています。
(旧→新)
- Helio X20 > Helio X23 MT6797D
- Helio X25 > Helio X27 MT6797X
ちなみにUMi曰く「Global First Launch Helio X27」としており世界で最初のMT6797X搭載機として発売される可能性がありますが、Elephone S8なども発売を予告しているのでどちらが先になるかは気になるところです。
デュアルオートフォーカスの背面カメラ
背面カメラは「Dual Mode」としており、Laser AFとPDAFが使えるようです。クアッドLEDフラッシュにも対応し、動画は4K録画が可能としています。イメージ画像で見る限りはデュアルカメラではないのかなという感じはしないでもないですが、まあこれは来年の2017年になればわかる話です。
13MP、フラッシュ搭載のセルフィーカメラ
フロントカメラも13MPとなっているのが特徴で、Samsung S5K3L8センサーを採用。またセルフィー用にもフラッシュライトが搭載されており、暗所での自撮りにも活躍しそうです。
SONY 3780mAhバッテリーと2日間の電池持ち
UMi ZはSONY 3780mAhバッテリーを採用しており、トリクラスター構造のCPUと合わせて2日の電池持ちを実現しているのだとか。それでいて厚みは8.2mmとそこそこ薄く、重量も175gと軽いようです。
充電の面ではPE+ Quick Chargeに対応しており、30分で一日分、100分で満充電が可能としています。ポートはリバーシブルのUSB Type-Cを採用。
Z Smart Audio
UMi Zは専用のオーディオカード(オーディオチップ?)を搭載しているようで、Hi-Fiサウンドを実現しているとか。UMiのスマートフォンは以前からオーディオ面にも少しこだわりの部分が見えたので、今回も期待。
UMi Zまとめ
改めてUMiの2016年に発売したスマートフォンを見てみるとHelio P10 / P20といった機種が多く、Helio X20シリーズ(しかもZの場合はX27の最上位モデル)を搭載する中華スマホは今回が初めて。MediaTekのHelio X23 / X27を搭載した機種は2017年に多く見れると思うので、いち早く搭載する予定のUMi Zには期待しておきたいですね。
追記:GearBestやbanggoodで発売が開始しました。プレセール時の価格は279.99ドルです。
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