中華スマホUMIDIGI Mobileから発売の2018年フラグシップ・モデル「UMIDIGI Z2」をしばらく利用したので実機レビューを書いていこうと思います。
ブランド名がUMi→UMIDIGIへ変更されてからしばらく経ちますが、今回レビューするZ2は、UMIDIGI内ではZシリーズということでフラグシップ機種に当たるモデルです(UMIDIGI Z2 Proというモデルもあり、無印のZ2はミッドレンジな機種です)。
HUAWEIぽいグラデーションカラーが登場したZ2でまずはデザインに注目の機種なのですが、動作も結構しっかりしているので、とりあえず一発目ということでファースト・インプレッションをお届けします。(サンプル提供:UMIDIGI Mobile)
UMIDIGI Z2 レビュー
UMIDIGI Z2は、中国ブランドのUMIDIGI Mobileから発売されたAndroidスマートフォン。この類の端末なので当然SIMフリー販売されており、価格は250ドル前後のミッドレンジモデルです。
一応UMIDIGIブランド内では”Z”シリーズが旗艦モデルということになっているそうで、初代のUMi ZはHelio X27を搭載したことで(個人的に少し)話題になりました。
Z2シリーズでは「UMIDIGI Z2」と「UMIDIGI Z2 Pro」があり、今回レビューしている前者はHelio P23搭載のミッドレンジモデル、後者はHelio P60を搭載し15WのQiワイヤレス充電に対応したアッパーミッドレンジモデルになっています。
UMIDIGI Z2の注目ポイントとしては、まず本体色。いくつかカラー展開があるのですが、今回届いたのは「Twilight(トワイライト)」。上下にグラデーションのかかったカラーリングが特徴です。
グラデーションのかかった色づかいのAndroidスマートフォンというとHUAWEI P20 Pro(ドコモ版でトワイライトを取り扱っていないのは残念です)や後続のHUAWEI Honor 10からきているかと思いますが、他のメーカーでもLenovo Z5なんかが後追いしています。
直近の機種ではXiaomi Mi8やHTC U12+が透けたデザインを採用するなど外観でも面白いAndroidスマートフォンがいくつかあるなとはみていて感じていたのですが、UMIDIGIみたいなブランドが目新しいカラーをサクッと発売してくるあたりも中華スマホの面白いところなのかなと思います。
外面でもう一つ注目しておきたいのがディスプレイ上部のノッチ部分。iPhone Xが発売されてから賛否両論あったノッチですが、結局AndroidスマートフォンではHUAWEIもvivoもOppoもXiaomiも、一部機種で後追いになりました。
これだけノッチを搭載した機種が増えてくるともうiPhone Xのパクリとも言えなくなってきた状況な気もしますが、筆者個人としては、表示がソフトウェアである程度最適化されているなら肯定も否定もしないスタンスです。
ディスプレイサイズは約6.2インチ、解像度は2246×1080ドット(403ppi)なので、所謂最近のFHD+スクリーンということになるかと思います。
UMIDIGI公式サイトのスペックでいうと本体サイズが縦153.4mm×横74.4mm×厚さ8.3mmで重量が165g(けっこう軽いです)だそうですが、縦横のサイズ感でいうとXiaomi Mi MIX 2Sと同じくらいです。ですので、画面は斜めに6.2インチですが、ホールド感は16:9時代の5.5インチスマホくらいのサイズ感と考えておくと良いと思います。
(iPhone Xとのサイズ感比較)
カメラの基本仕様ですが、背面のリアカメラが16MP+8MPでサムスン S5K3P8採用のデュアルレンズ。フロントのセルフィーカメラも16MP+8MPのデュアルレンズですが、こちらはセンサーがIMX371だそうです。
内部スペックはプロセッサーがMediatek Helio P23(オクタコアCPU 最大2.0GHz)、6GB RAMのメインメモリ、64GB ROMの内蔵ストレージを搭載しています。microSDカードスロットもあり、最大256GBまで対応しているとのこと。
(付属品など。専用ケースも付属します)
バッテリーは3850mAhなのでそこそこ大容量で、充電は5/7/9V-2A、最大18Wの有線急速充電に対応。
SIMカードスロットはnanoSIM×2のデュアルスロットで、片方がmicroSDカードスロットと排他利用です。Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/nサポートで5GHz帯にも対応しており、後述で紹介しますが対応バンドも多いです。
スペック
MODEL | UMIDIGI Z2 |
---|---|
ブランド | UMIDIGI Mobile |
本体サイズ | Height:153.4 mm Width:74.4 mm Thickness:8.3 mm Weight:165 g |
OS | Android 8.1 Oreo |
ディスプレイ | 6.2インチ 19:9 IPS 2246×1080ドット 403ppi |
プロセッサー | MediaTek Helio P23 オクタコアCPU(4xCortex-A53 2.0GHz,4xCortex-A53 1.5GHz) Mali-G71 MP2 8¥700MHz GPU |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB |
外部メモリ | microSDカードスロット(最大256GB) |
バッテリー | 3850mAh 5/7/9V-2A PE+ 18W急速充電サポート |
カメラ | 16MP+8MPリアカメラ 16MP+8MPフロントカメラ |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
対応バンド | 2G: GSM 2 /3 /5 /8 2G: CDMA1X BC0,BC1 3G: EVDO BC0,BC1 3G: WCDMA 1 /2 /4 /5 /8 3G: TD-SCDMA 34 /39 4G: TDD-LTE 34 /38 /39 /40 /41 4G: FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B |
Bluetooth | 4.0 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n |
カラー | Black/ Twilight/ Phantom |
USB | Type-Cポート |
参照 | UMIDIGI Z2(Official Website) |
シンプルなUI、顔認証
この類のスマートフォンはAndroid OSに独自カスタマイズが少ないのが特徴なので、シンプルでクリーンなUIが特徴です。OSバージョンは出荷時点でAndroid 8.1 Oreo。
設定画面もクリーンで、正直あまり語ることもないくらいシンプルです。日本語設定にもほぼ対応しているので、あまり迷うこともないかと。
一応チェックしておきたい項目としては「Smart Assistant」内の「Buttons」でソフトウェアのナビゲーションキー左右を入れ替えたり、「Flip to mute」を設定して、とっさの着信を避けたり、といったところでしょうか(ほぼ完璧に日本語設定になりますが、Smart Assistantなどこういった部分だけ英語だったりはします)。
MediaTek SoC採用機ということもあってか、設定に「DuraSpeed」が組み込まれています。これを使うとバックグラウンドで実行されるアプリを制限して、居間利用中の(フォアグラウンドな)アプリを高速化する、という設定です。ただ余計なアプリが入っていないので特に気にならないですし、個人的にはいつもスルーしています。
実は届いてから数回FOTAが来ており、これには軽微な修正や、カメラ関連、ディスプレイ表示の修正が含まれています。出荷状況によってはすでにファームウェアがアップデート済の可能性もありますが、一応確認しておくと良いと思います。
アーリーアダプターの要望やバグ報告を聞いてガンガン修正をかけているそうなので、個人的にはFOTAがこないよりも、初期はガンガン来てくれた方が良いと言いますか。
販売後ソフトウェア面で全く音沙汰なしの中華スマホも過去にはあったような気はしているので、この類のモデルでソフトウェアサポートが長期に渡って同じ機種で続くことは考えにくいものの、初期にちょびちょび改善を入れてくれるのは良い傾向なのかもしれません(もちろん今後継続してアップデートがくるかはまた別問題です)。
アップデーター用のアプリケーションはADUPSです
設定関連でもう1つ。Face IDという名の顔認証機能が利用可能です。思ったよりアンロックが高速で、意外と使い易い機能のように感じました。
どういった認証方法になっているのかは不明ですが、暗い場所用にスクリーンフィルライトを有効化する設定があるので、おそらくインカメラで顔を認識しているんだと思います。
実は最近Galaxy Note8も併用していて、指紋認証センサーの位置が微妙な上に顔認証も虹彩認証もなかなかしんどい体験であるのに対し、UMIDIGI Z2のFace IDがそこそこ高速にアンロックできることに少し驚きました。画面のアンロックだけなら速度的にも十分実用的かと思います。(ただセキュアかと言われると、そこの判断はできません)
UIの話に戻りますが、UI・設定共に至極シンプルなので、シンプルさを求めている方には使い易い操作性です。
ディスプレイ
UMIDIGI Z2は対角6.2インチのディスプレイなので、本体は軽いのですが広々と感じますし、上左右の縁も、ノッチを除けばそこそこベゼルレスと言えるデザインです。
解像度でいうと2246×1080ドット(これは多分ノッチ部分をのぞいて、ということかと思いますが)なので、IPSディスプレイ自体の解像度も悪くないです。
マルチタッチ対応ではAnTuTu BenchmarkやDisplay Testerを利用して試してみましたが、10点までサポートしていました。筆者としてはそこまで複数指をおくことがないのですが、マルチタッチが気になっていた方には朗報です(例えばエントリーモデルのUMIDIGI A1 Proなんかは5点までです)。
気になった点といえば、YouTubeの全画面拡大表示に微妙に対応していないところです。最近のアスペクト比のAndroidスマートフォンだとランドスケープ表示の際にピンチアウトすると画面表示いっぱいまで拡大表示できる機種が多いと思うのですが、今のところUMIDIGI Z2は拡大表示には対応していないみたいです。今後のソフトウェア・アップデートで改善される可能性はありますが、せっかくの6.2インチ大画面なので少し勿体無い気がします。
ただしNetflixの動画視聴やGoogleフォトで写真閲覧を試した際にはノッチ左右をのぞいた全画面表示ができたので、他のアプリは今のところ問題ありません。
拡大表示ではノッチ左右の通知表示領域だけカットされますが、最近ドコモショップで触ったSHARPの機種(確かAQUOS R2だったと記憶しています)も同じような表示になったので、他の機種と比較すればそこまで気にならないはずです。
MediaTek helio P23とベンチマーク
UMIDIGI Z2はSoCにMediaTek社のHelio P23を採用しているわけですが、簡単に性能もチェックしてみたいと思います。まずはAnTuTu Benchmark。アプリバージョンはVer 7.0.9ですが、総合スコアは高いときで8万5000に近い点数でした。
次にGeekbench 4。スコアはCPUでシングルコアが800程度、マルチコアが3600程度。レンダースクリプトのスコアが2800程度です。
最近AllCall MIX 2もレビューする機会があったのですが、同じHelio P23搭載(そして2.0GHzなのでおそらくP23でも低クロック版?)ということもあって似たようなスコアになりました。
では実際の使用感はどれほど快適なのか、というと、これがUMIDIGI系なブランドの「THE・ミッドレンジ」な印象です。可もなく不可もなくと言いますか、例えばSNSを利用したり、動画を観たり、ライトゲームを動かすには問題ないスペックと操作感です(これがMediaTekのエントリーモデルSoC搭載機だとYouTubeの連続再生ですらガクつく時があるので、そういったところはきっちりこなしてくれるかと思います)。
(AnTuTu Benchmarkのストレステストでは、バッテリー温度はかなり良い数値に。ただしいくつかの数値はうまく渡せていないような気もするので、正確にデータが取れているかはなんとも言えません)
ハイエンドな仕様が求められるゲーム、シビアな操作が求められるゲームだと、MediaTekのミッドレンジSoCだと少し厳しいです。大抵のことはこなしてくれますが、必要以上のことを求めても少し酷だなと感じます。
個人的な印象でいうとHelio P2xシリーズというのはどれも同じ印象を持っており、ミッドレンジなりにこなせるけどもその域を超えてはこない感じです。例えばこれがもっと大手スマホメーカーのミッドレンジ機種にHelio P2xシリーズが搭載されているとソフトウェアの面で最適化されているのでもう少し快適な機種もあったりはした気がするのですが、だいたい似たようなものです。
実際に使ってみた感覚で言うと、
- ハイエンドゲーム:厳しい
- カメラ連写:少し厳しい
- ライトゲーム:快適
といったところ。今まで使ったことのあるHelio P23搭載機と比較しても平均的な印象で、もちろんゲームメインに使うならSnapdragon 660、835、845搭載あたりの機種を見ておくのが良いと思いますし、スペックを要求するゲームをプレイしないのであればUMIDIGI Z2も選択肢の一つに入れておくと面白そうな気がします。
日本国内のSIMフリー市場ではHUAWEI P20 liteが約3万円くらいですし、モトローラ・ブランドのMotoシリーズなんかもコストパフォーマンスに優れていそうな機種がいくつかあります。中華系大手でもXiaomi Mi A1なんかは少し古くなったSnapdragon 625搭載ですがミッドレンジの価格帯としては全然ありなので、国内外の機種をまとめて比較対象としてみておくと良さそうです。
カメラ
少しずつ撮り貯めているのですが、まずはカメラUI関連からチェックしてみます。
カメラUIはシンプルで、横にスワイプで写真と動画の切り替え、上のバーにはフラッシュライトON/OFF、HDRのON/OFF、背面⇄前面の切り替え項目などがあります。
(iOSの純正カメラアプリっぽいシンプルなUIです)
右端からスワイプしてあげるとカメラ設定がいじれるようになっており、撮影サイズやモード関連が変更できるようになっています。ホワイトバランスやISOもいじれますが、画面をみながらいじれる訳ではないので実用性は微妙です。
撮影モードが少し面白いのですが、まずいくつかシーン別にモードがプリインしています。全8種類で、「夜景/夕焼け/パーティー/縦向き(ポートレイト)/横向き/夜間ポートレイト/劇場(?)/ろうそく(?)」など。”劇場”や”ろうそく”は意味不明ですが、とにかくシーン別に撮影モードが用意されています。
そしてこれらのシーン別モードを自動検出しているであろう「オート」モードが用意されています。例えば暗い場所でカメラを向けると夜景モードの月アイコンが自動表示されたりするので、最近のAndroidスマホに多いAIモードっぽい「プチAIモード」みたいなものであると、個人的には勝手に解釈しています。
(自動で風景のアイコンが表示される)
もちろんガチAIモードありのスマホ(Xiaomi Mi MIX 2S)で撮った時の違いと比較すると正直違いがそんなにわからないのでなんとも言えないのですが、シーン認識的なプチ機能も使えると考えると、少し面白いです。
MediaTekのSoC搭載機でいくつか確認してみると、例えば別ブランドですがAllCall MIX 2はカメラUIのデザインこそ違えど設定項目はほとんど似ていたりするので、別に珍しいとかそういうことではないのですが、よくよく見てみるとこういった設定もありますよ、というだけの話かと思います。
カメラ本体の話に戻りますが、UMIDIGI Z2のリアカメラは16MP+8MPのデュアル仕様です。
実際にいくつか写真を撮影してみましたが、届く前に予想していたより一段良かったです。カメラ性能だけでいうとXiaomi Mi A1の方がフォーカスが正確だったりはするのですが、この価格なら十分な気がしています。
個人的には、カメラ性能とコストパフォーマンスだけを考えるならXiaomi Mi A1やHUAWEI P20 liteなど大手ブランドのミッドレンジモデルをまだおすすめすると思います。濃淡の激しい場面では白く飛びますし、HDRモードも使ってみましたがあまり有効な場面はありませんでした。
場面によっては緑色のカラーがぐいっと強調されて仕上がるのは面白いところです。こういった部分は最近のAIスマホをアピールするカメラの仕上がり(彩度をぐいっと調整した感じの)とちょっと似ているような気もするのですが、Xiaomi、HUAWEIあたりのカメラと比較すると似て非なるものなので、過度な期待は禁物です。
掲載写真はブログ用に圧縮&リサイズがかけてあるので、Instagramの方が分かりやすいかもしれません。
対応バンドと挙動
au回線を最近解約したので、docom◯のSIMカードで利用したとします(実際には利用していないことにします)。
UMIGIDI Z2の対応バンド
- 2G: GSM 2 /3 /5 /8
- 2G: CDMA1X BC0,BC1
- 3G: EVDO BC0,BC1
- 3G: WCDMA 1 /2 /4 /5 /8
- 3G:TD-SCDMA 34 /39
- 4G: TDD-LTE 34 /38 /39 /40 /41
- 4G: FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B
SIMカードを挿してあげてからspmode.ne.j◯のAPNを設定することでモバイルデータ通信もLTE通信も利用可能でした。LTEも利用可能でしたし、ネットワークを3G縛りにして通信してみたところ、WCDMAの回線も掴んでいることを確認。
通話もD系のVoLTEで確認済み。もちろん3GがWCDMAサポートでBand 1あたりも対応しているので3G通話でもよほどエリア外出ない限り問題ないと思いますが、どちらも利用可能です。
UMIDIGI Z2は発売前からモバイル通信のバンド対応でグローバルの通信サポートを強みとしてアピールしていた端末ではあるので、通信面では扱い易い機種なのかなと思います。ちなみにデュアルnanoSIMスロットで、片方がmicroSDカードスロットと排他利用です。
※日本国内で利用しているわけではありません。利用を推奨するものでもありません。念のため。
電池持ち
UMIDIGI Z2は3,850mAhとそこそこ大容量のバッテリーを搭載しているのですが、バッテリーの減り具合もしばらく使って確認してみました。
(AnTuTu Tester バッテリーテスト…)
一応テストアプリを利用してみたものの、アプリによっては数値が良すぎたり実使用と比較してあまりまともなデータが出てこなかったので、実際に利用した感覚でまとめておきます。
UMIDIGI Z2の電池持ちは悪くないです。Twitterのタイムラインをみたり、Instagramに写真をアップしたりしながら1日使っても、よほど日中ずっとディスプレイがオンになっていない限りは終日持つのかなという印象。バッテリーがそこそこ大容量であることも貢献しているとは思います。
スペックの関係上、性能をある程度要求するハイエンド端末向けのゲームなどはプレイしない状態でのテストなので(快適にプレイするのが厳しいゲーム、例えば個人的にプレイしているMarvel Future Fightなんかはかなり厳しかったので)、変な話UMIDIGI Z2の性能に見合った使い方であれば日中電池は持つ、という言い方のほうが正しいのかもしれません。
デザインとノッチのミッドレンジ端末
デザインは良く操作UIもシンプル、カメラもこの類の中華スマホとしてはそこそこでバランスのとれた機種のように思いますが、面白そうなのは後続で出てくるUMIDIGI Z2 Proの方かなという気がします。SoCがHelio P60(個人的にP60搭載機を使ったことがないという理由もありますし)ワイヤレス充電やNFCにもサポートしていますし、もちろん価格次第なところはあります。
UMIDIGI Z2は大画面ながら軽く、ミッドレンジのスマートフォンとしては標準的に薄くもあるので(最近はハイエンド機種が重かったりするので)扱い易い機種かとは思いますし、Helio P23にA級重量ゲームの快適さは期待できないものの、ミッドレンジのAndroidスマートフォンと考えれば価格なりに快適です。
カメラが予想以上に良く、例えばもっと価格の高いElephone U Proなんかがありますが、この辺りと比較しても見劣りはしませんでした。ただカメラ性能だけで言うならXiaomiやHUAWEIのミッドレンジモデルがやはり強いなという印象ですし、Xiaomi Mi A2 LiteやMi A2にも手が出せる価格帯でライバルも多いこともあり、カメラだけが購入要素になるかというと激しくイエスとは言えない部分もあります。
他に購入要素として挙げるなら対応バンドあたりでしょうか。Docom◯のエリアを見ると通常のWCDMA 3Gエリアだけで大抵の住んでいるところはカバーしていると思うので、WCDMAはBand 1対応があればF◯MAプラスエリアをカバーしていなくても個人的には問題ないという認識ですし、LTEでもBand 1/3/8/18/19あたりに対応しているのは強みです。
…中華スマホならではの突き抜けた一部スペックや面白さというよりはバランス重視の機種なので、そのあたりがピンと来る方はUMIDIGI Z2をチェックしておくと良さそうです。
購入:UMIDIGI Z2(Official Website)