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【レビュー】Xiaomi Mi 9T、ファーストインプレッション

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Xiaomi Mi 9Tを使い始めてから一ヶ月以上経過したのでとりあえずの実機レビューをまとめておきます。

300ドルを下回る価格で購入可能でありながら、昇降式カメラ採用によるフルディスプレイの外観、ゲームもそこそこ快適なSnapdragon 730、48MPセンサー採用のトリプルAIカメラと、お値段以上に盛りだくさんなミッドレンジモデルです。

サイズ、デザイン、スペック、価格のバランスが非常に優秀で使っていてほとんど不満のない機種なので、レビューしていきます。(サンプル提供 Banggood

Xiaomi Mi 9T 実機レビュー

今回レビューするのは、シャオミのAndroidスマートフォン「Xiaomi Mi 9T」。中国で発表されたRedmi K20のGoogle Playストア対応海外向けモデルといった立ち位置の製品(インド市場ではRedmi K20として販売されていたりするので、かならずしもMi 9Tという名称が海外向けというわけではない)。

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今回のMi 9Tの特長としては、ミッドレンジの価格帯でありながら有機ELパネルを搭載したこと、昇降式フロントカメラの採用でノッチのないフルスクリーンデザインを実現していること、Snapdragon 730を搭載しそこそこ快適なこと、48MPメインセンサーを搭載したトリプルカメラを背面に搭載していることなどいくつかありますが、1カ月以上メイン機として使ってみての第一印象を残しておきます。

外観・デザイン

外観での注目はやはりフルディスプレイのデザインで、左右上3辺のベゼルはなかなか狭いです。下ベゼルは他と比較して少し広めですが、実使用面で気になるものではなく、所謂「前面がほとんどディスプレイ」を楽しめます。Xiaomi Mi 9Tは約6.39インチの画面サイズですが、付属のハードケースも薄型で持ち易い設計に。

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背面も弧を描いたフォルムとなっており、こちらも持ち易さに貢献。最近のシャオミ端末は発表会でも手に触れる部分のハードウェア設計で説明に少し時間を割くこともあり、このあたりは他社メーカーと比較しても差別化を図りたいところなのかなと。

6インチを超えるディスプレイを搭載していますが、持ち易いというのは好印象。Aura Primeと称した背面パネルも独特のデザインで、好みは分かれそうです。

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フルディスプレイのデザインを実現した昇降式セルフィ―カメラは、本体左上部からスライドして出てきます。実はここにLEDが搭載されており、フロントカメラが昇降する際や充電中はLEDが光る点もナイスタッチ。

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#xiaomimi9t #xiaomi #satisfying

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なお上部には3.5mmヘッドフォンジャックも残しており、ドングルを使いたくないオーディオジャック直挿し派にも良い仕様。通話用スピーカーはベゼル上部、メインスピーカーは底面に配置。

底面をふさいでも上部からほんの少し音が聞こえる(漏れているだけ?)ので動画視聴などで通話用がサブな役割を果たしているのかは不明ですが、基本的には底面スピーカーがメインと考えてしまってOK。そのため両サイドからの3D響効果みたいなものはないですが、音量は大きく、音も綺麗です。

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底面にはSIMカードスロットを配置しており、nano + nanoのデュアルSIMスロット。DSDSやDSDVに対応していますが、このあたりは対応バンドと使う通信事業者の回線次第(D社系のSIMは普通に使えました)。microSDカードスロットはありませんが、ストレージ容量は64GBだけでなく、128GBモデルも用意しています。

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#xiaomi #xiaomimi9t

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スペック・基本仕様

スペックもざっくりと紹介。

MODELXiaomi Mi 9T
サイズ156.7mm×74.3mm×8.8mm
カラーCarbon Black, Flame Red, Glacier Blue
重量191g
OSAndroid 9 / MIUI 10
ディスプレイ6.39インチ AMOLED
2340×1080ドット 403ppi
Corning Gorilla Glass 5
SoCQualcomm Snapdragon 730
メモリ6GB RAM + 64GB ROM
6GB RAM + 128GB ROM
カメラリア:48MP + 8MP +13MP
フロント:20MP
バッテリー4,000mAh
18W急速充電
対応バンドデュアルnanoSIMスロット

2G: GSM B2/B3/B5/B8
3G: WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8
4G
LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B28
LTE TDD: B38/B40
Wi-Fi2.4GHz, 5GHz
Bluetooth5.0
Qualcomm TrueWireless Stereo Plusサポート
AAC/LDAC/ aptX/aptX-HD/aptX-adaptiveサポート
GPSGPS, A-GPS, GLONASS, BeiDou
センサーVibration motor, Proximity sensor
Ambient light sensor, Electronic compass
Accelerometer, Gyroscope
3.5mmヘッドフォンジャック
USBポートType-C
日本語

Android 9 Pie、MIUI 10のソフトウェア操作感

OSはAndroid 9ベースのMIUI 10をプリインストール。

UI全体でジェスチャー操作がメインとなっていますが、「全画面表示」で設定変更すれば従来のナビゲーションバーも使えます。

まずはホーム画面ですが、デフォルトはiOSぽい横スクロールのMIUIシステムランチャーで、縦スクロールやアプリドロワーはありません。もちろんサードパーティーのランチャーアプリ、例えばNova Launcherなどは設定可能。

ホーム画面を左から右へスワイプすると、一部をウィジェットとして配置できる画面が表示されます。特定のアプリをショートカットとしておいておくこともできますし、簡単なメモであれば純正アプリのメモ欄をタップして、そのままメモを残せたりします。

カレンダーの予定なんかも見れますが、個人的に使っているのはメモくらいでしょうか。この画面が必要なければ、ホーム画面の設定から「アプリ保管庫」をOFFにすれば非表示も可能です。

AMOLEDディスプレイとソフトウェア対応によって、ロック画面は「アンビエント表示」に対応しました。OLEDパネルですし画面は黒メインで消費電力は抑えているものと思われますが、一応アンビエント表示をONにすると通常より消費電力が増えることが注意書きされています。

ちなみにアンビエント表示の画面はいくつかプリセットされているものがあり、好みのものへ変更が可能です。

「デュアルアプリ」機能は便利で、指定アプリを複製して、別アカウントでそれぞれ使い分けができます。例えばTwitterやLINE等のアプリもMi 9T 1台で2アカウント運用できたりするので便利です。

Twitterに関していえば公式アプリで複数アカウントのログインも可能ですが、1つのアプリで管理しているとどちらを開いているか分からなくなり、爆ツイートすることも。複製アプリにはマークが表示されて判別できますし、サブ垢利用には扱いやすいと思います。

Xiaomi Mi 9Tのベンチマークスコア

Xiaomi Mi 9Tのベンチマークスコアもチェックしていきます。AnTuTu BenchmarkはVer 7、GeekbenchはVer 4。

AnTuTu Benchmark

AnTuTu Benchmarkの総合スコアは21万点を超えています。Snapdragon 730のほかのベンチマーク結果を見ても同じようなスコアが出ているようで、突出して高い・低いといったことはありません。

Geekbench 4

Geekbench 4のCPUテストは、シングルコアで2500前後、マルチコアで6800~6900あたり。こちらも同じSnapdragon 730を搭載した端末スコアを見る限り、似たような数値になっています。

Snapdragon 730のゲーミング性能チェック

モバイルゲームはPUBG Mobileをメインにプレイしているので、今回はPUBGでテスト。同時期に出たハイエンドSoC搭載モデルと比較すればスナドラ730が負けるのは明らかなので、旧フラグシップ機と比較しての動作状況を確認していきます。

グラフィック設定ではHDまでが設定可能で、HDの場合はフレーム設定が高まで選べます。上記設定でも概ね快適にプレイ可能でした。Snapdragon 700番台ということでどれだけ遊べるか気になっていましたが、HD、高でも遊べる滑らかさです。

ただし最近のSnapdragon 800シリーズと比較すると、全体的な性能はやはり劣るのかなといった印象です。動作に関して言えばSnapdragon 845を搭載したPOCOPHONE F1などのほうが快適。

原因がどこにあるかは不明ですがスクリーンタッチ時、振り向き時の入力遅延みたいなものは少し感じたので、 ゲーム性能を一番に 重視するなら最近のSnapdragon 800シリーズを搭載していたり、高速のタッチ応答時間をアピールしたゲーミングスマホのような機種のほうが良いかと。

クオリティを標準へ下げると、フレーム設定でウルトラが選択可能に。勝利を優先するなら画質は下げてフレーム設定を上げるのが個人的にはおすすめですね。画質もスマートフォンほど小さいスクリーンであれば、HDも標準も、個人的にはそんなに違いがありません。

Xiaomi Mi 9Tは「価格が安いのに、デザイン・ディスプレイ・カメラなどの面でミッドレンジぽくない」のが良さですが、ゲーム性能が最近のスナドラ800番台に迫るかと言われるとそんなことはない気がしますし、負荷の多いゲームに関しては設定で調整すると良さそうです。

300ドル以下で買えることを考えれば十分すぎるくらいの性能なので、カジュアルゲーマーにとってはお勧めできる選択肢かと思います。ハイスペックなら同じデザインでMi 9T Proがありますし、Black Shark 2などゲーム向け端末もありますしね。シャオミ系のスマートフォンだけでも、選択肢は豊富です。

Xiaomi Mi 9Tのトリプルカメラ

Xiaomi Mi 9Tはミッドレンジモデルですが、背面は48MPメイン、13MP超広角、8MP望遠のトリプルカメラ構成です。なお48MPセンサーにはSony IMX582が採用されており、Mi 9T ProがSony IMX586イメージセンサーを搭載していることを考えると、このあたりもMi 9TとMi 9 Pro間で差別化されている部分と思われます。

以下、AIシーン検出機能をONで撮影した写真の一部。掲載用にリサイズ・圧縮されていますが、PC画面で確認したときの印象なども交えて確認してみました。

AIシーン検出&補正はほとんどの場合で好きなのですが、一部補正しすぎて明るくなったりする場面もありました。そういったときにはAIモードをOFFにした状態で明るさをディムって撮影するとより実際の色合いや明るさに近くなりますし、必要であればProモード(マニュアル)に変更して撮影もできます。

(AIオン)

(手動で明るさ変更)

日中、夜といくつか撮影してみましたが、従来のXiaomiミッドレンジ機は一掃できそうな性能でした。

IMX586採用のMi 9T Proの場合は4K@60fpsの動画撮影も行えるのですが、これはモバイル端末で4K 60fps動画を撮ることがあるのかという部分も考慮しなければならないので、何とも言えません。旧機となったハイエンドモデルよりも良さそうなので、カメラ性能を目的としてMi 9Tを買うのは全然ありかと思います。

あえていうなら、ハイエンドモデルと比較するとカメラ起動が少し遅いかなと感じる部分だけです。このあたりは新機種だからという理由もありそうなので、今後のアップデートで改善するかどうか様子見。

Xiaomi Mi 9Tの電池持ちと充電時間

Xiaomi Mi 9Tは約4,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、かつ充電は18Wの急速充電に対応しています。今回は日中から夜にかけて、約13時間のテストを実施。

11時からスタートし、移動中にYouTube Musicを30分程度視聴。それから端末はポケットにしまいこんで、17時~18時の休憩中には動画やニュースを閲覧、またポケットにいれて作業。21:30頃に帰宅し、それから24時まで動画を観たりSNSをチェックしたりゲームをしたり。

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スケジュールとしては朝出勤中、休憩中、帰宅の時間帯に主に利用している状態と同じかと思うので、満充電からの似たような使い方であれば、日中は十分バッテリーは持つかなという印象。

ちなみに待ち受けはデュアルSIM、またディスプレイ設定で「アンビエント表示(Always-on Displayモード)」をONにした状態でテストしているので、アンビエント表示をOFFにしたり、シングルSIMでの待ち受けに変更するなどがあれば、もう少し電池の減りは抑えることができるかもしれません。時間があれば次回チェックしてみようと思います。

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充電に関してはEU用のアダプターが付属だったので、別モデルに付属していた18W対応のシャオミ純正ACアダプターでチャージを実施。30分で40%以上は充電可能で、朝シャワーを浴びて準備をしている間に充電をしておけば、帰宅まで十分電池は持つはず。満充電に近づくにつれて充電速度は緩やかなカーブとなっていますが、2時間はかからずにフルチャージが可能でした。

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ハイエンドモデルを中心に18Wを超える急速充電に対応した機種もあるのですが、実使用面には18Wの充電でもストレスを感じません。

ちなみにMi 9TはQiなどのワイヤレス充電には非対応ですが、現状「あったら嬉しいが、なくても困りはしない」気がするので、個人的にはこの価格で大容量バッテリー搭載かつ18W急速充電に対応しているだけで満足。

Xiaomi Mi 9Tは200ドル台のスマホとしておすすめ、上位にはMi 9T Proもある

ファーストインプレ(とは言っても一か月以上使っているのですが)では、300ドル以下のミッドレンジモデルとしてはかなり良い印象を持ちました。

カメラ性能もシャオミの旧フラグシップ機より暗所撮影性能に優れている気がします,し、コスパと処理速度に全振りしたPOCOPHONE F1などと比較するとMi 9Tは有機ELを採用していたりほぼ全画面だったりと、ゲーム以外のところで明らかに使い勝手がよかったりもして、バランスの取れた機種のように思います。

唯一の弱点といえばSnapdragon 730で、ゲーミングの性能はやはり最近のスナドラ800番台を搭載したハイエンド機には敵わなかったり。ただし、200ドル台という価格を考慮すればスナドラ730+6GB RAMは十分過ぎるハードウェア仕様で、300ドル台になるとスナドラ855を搭載したXiaomi Mi 9T Proが買えてしまうことからも、Mi 9Tシリーズ全体がおすすめできそうな気配。

次に使いたいと思えるスマホに触れるまで、今後もしばらくMi 9Tをメイン機として使っていく予定です。

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