中国Xiaomiが、AndroidOneシリーズ新モデルの「Xiaomi Mi A2 Lite」を発表。無印Mi A2と同時発表されたMi A2 Liteですが、5.84インチのノッチありFHD+ディスプレイ、SoCにQualcomm Snapdragon 625、4,000mAhバッテリー、12MP+5MPのAIデュアルリアカメラなどを搭載しています。
Xiaomi Mi A2 Liteの価格は3GB RAM + 32GB ROMモデルが179ユーロ(約2万3200円)、4GB RAM + 64GB ROMモデルが229ユーロ(約2万9700円)で販売されます。
目次
Xiaomi Mi A2 Lite、AndroidOneの廉価版新モデル
Xiaomi Mi A2 Liteは、シャオミAndroidOneシリーズ2代目となるスマートフォン。同時によりスペックの高いXiaomi Mi A2が発表されていますが、Mi A2 Liteはノッチありのディスプレイや大容量バッテリーを搭載した廉価モデルです。
本体カラーは3色。ブラック、レイクブルー、ゴールドが用意されます。
Xiaomi Mi A2 Liteのスペック
MODEL | Xiaomi Mi A2 Lite |
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本体サイズ | 149.33mm 71.68mm 8.75mm 178g |
カラー | ゴールド、レイクブルー、ブラック |
ディスプレイ | 5.84インチ IPS 1080×2280ドット FHD+ 432ppi コントラスト比 1500:1 84% NTSC |
SoC | Qualcomm Snapdragon 625 オクタコアCPU 最大2.0GHz Adreno 506 GPU |
内蔵メモリ | 3GB RAM + 32GB ROM 4GB RAM + 64GB ROM |
外部メモリ | microSDカードスロット 最大256GBサポート |
バッテリー | 4000mAh(typ) / 3900mAh(min) 5V/2A 充電 |
リアカメラ | 12MP+5MP AIデュアルカメラ PDAFサポート F/2.2アパチャー 1.25μmラージピクセル AIポートレイトモード Depthモード |
フロントカメラ | 5MP F/2.0 ラージアパチャー 67.9° 広角レンズ HDR AIポートレイト Beauty 4.0 顔認証 |
動画 | 1080p, 720p @30fps |
SIMスロット | デュアルnanoSIM (microSDカードスロットは別途あり) DSDVは非対応 |
対応バンド | GSM B2/3/5/8 WCDMA B1/2/5/8 FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/20 TD-LTE B38/40 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n 2/4GHz、5GHz |
Bluetooth | 4.2 |
位置情報 | GPS, AGPS, GLONASS, BeiDou |
センサー | 赤外線、ジャイロスコープ、加速度、近接、 電子コンパス、指紋認証、環境光、振動モーター |
付属品 | Mi A2 Lite本体 ACアダプター USBケーブル SIMピン ユーザーガイド クリアソフトケース |
参照 | https://www.mi.com/en/mi-a2-lite/specs/ |
AndroidOne
Xiaomi Mi A2 LiteはエントリーレベルのAndroidOneスマホとして発売され、MIUIではなく、GoogleがデザインしたシンプルなUIが採用されています。搭載アプリも最小限に抑えられており、クリーンな操作性が特徴です。
長い電池持ちを実現するためバックグラウンドでの活動を主要なアプリを優先したり、Google Lensが購入時から利用可能であったり、セキュリティパッチのアップデートが一定期間しっかり来たりと様々なメリットがあります。
5.84インチ 19:9 FHD+ディスプレイ
ディスプレイは5.84インチで、上部にノッチありのデザインを採用しています。解像度は1080×2280ドットで432ppi相当、アスペクト比は19:9。
無印Mi A2は18:9でノッチなしのディスプレイを搭載していたりするので、この辺りも差別化されているような仕様です。
Qualcomm Snapdragon 625
Xiaomi Mi A2 Liteはプロセッサーに、クアルコム「Snapdragon 625」を搭載。スナドラ625といえばシャオミの初代AndroidOne端末として登場したXiaomi Mi A1と同じSoCなので、性能面でもSnapdragon 660を搭載した無印Xiaomi Mi A2とは差別化されています。
トリプルスロット
Xiaomi Mi A2 LiteのスロットはnanoSIMスロット×2 + microSDカードスロット×1のトリプルスロットを採用しています。1スロットが共用/排他利用のAndroidスマートフォンも多い中、SIM2枚とTFカード1枚が使える仕様になっている部分はメリット。
説明を見ると、SIMスロットを2つ利用するときは片方のみが4Gサポートとなるそうなので、DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)には非対応です。LTEと3GでのDSDSには対応している可能性がありますが、発表時点では不明。
microSDカードスロットは最大256GBのXCまで対応しています。
4,000mAh 大容量バッテリー
Xiaomi Mi A2 Liteは約4,000mAhの大容量バッテリーを搭載。無印Mi A2が3010mAhなので、全体の仕様はよりミッドレンジ・エントリーモデル寄りのMi A2 Liteの方が大容量電池を搭載しているのは面白いところです。
電池持ちでは、満充電からであれば24時間の音楽再生、もしくは19.5時間の音声通話が可能とのことです。充電は5V/2Aをサポート。
12MP+5MP AIデュアルカメラ
Xiaomi Mi A2 Liteの背面には12MP+5MPのAIデュアルカメラが搭載されています。AIサポートによって、ポートレイトモードでは背景をぼかし、かつ境目はくっきりを写し出すことが可能とアピール。
ビューティーモードは4.0。5MPのフロントカメラはディープラーニングのアルゴリズムによって顔の特徴を把握して、自然な美顔補正を可能にしています。
対応バンド
GSM B2/3/5/8
WCDMA B1/2/5/8
FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/20
TD-LTE B38/40
(公式サイト グローバル向けページ参照)
グローバル版のウェブページをみるとBand 1/8あたりには対応しているので、ネットワークも普通に掴みそうな仕様ではあります。
Xiaomi Mi A2 Liteの価格
- 3GB RAM + 32GB ROMモデル:179ユーロ(約2万3200円)
- 4GB RAM + 64GB ROMモデル:229ユーロ(約2万9700円)
通常版が2万5,000円以下、上位版も3万円以下と、今回も低価格で販売されます。Xiaomi Mi A2は全体的にA2 Liteより高いスペックで250ユーロ(約3万2400円)からと考えると、今回発表された2モデル、性能と価格で差別化されています。
Xiaomi初代AndroidOneのMi A1は1モデルのみだったことも考慮すると、Mi A2とMi A2 Liteでノッチありなし、スペック高低で選択肢ができたのは面白いところです。購入は以下のサイトから。
(Xiaomi Mi A2 Liteを購入)