中国Xiaomiが、AndroidOneシリーズの新モデルとなるXiaomi Mi A2を正式発表。5.99インチのFHD+ディスプレイ、Snapdragon 660 AIE、AI対応のデュアルカメラなど強化されたスペックを搭載しながら、価格は4GB + 32GBモデルで約3万2300円からとコストパフォーマンスも強烈なモデルです。
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Xiaomi Mi A2、スペックアップのAndroidOne新モデル
Xiaomi Mi A2は、シャオミの初代AndroidOneであるXiaomi Mi A1後継モデルとして発売されたAndroidスマートフォン。旧モデルとなったMi A1からプロセッサーやカメラ性能が強化されており、価格も3万円台前半からと安いのが特徴のモデルです。
本体カラーは廉価版として同時発表されたXiaomi Mi A2 Liteと同じく、ブラック、レイクブルー、ゴールドの3色展開です。
Xiaomi Mi A2のスペック
MODEL | Xiaomi Mi A2 |
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本体サイズ | 158.7mm 75.4mm 7.3mm 168g |
カラー | ゴールド、レイクブルー、ブラック |
ディスプレイ | 5.99インチ 18:9 2160×1080ドット FHD+ 403ppi コントラスト比 1500:1 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 660 AIE |
内蔵メモリ | 4GB RAM + 32GB ROM 4GB RAM + 64GB ROM 6GB RAM + 128GB ROM |
外部メモリ | microSDカードスロットなし |
バッテリー | 3010mAh(typ)/ 2910mAh(min) 5V/2A充電サポート |
リアカメラ | (レンズ1) 20MP, SONY IMX376, 4-in-1ピクセル・ビニング技術 2.0μmピクセル, f/1.75ラージアパチャー (レンズ2) 12MP, SONY IMX486 1.25μmピクセル, f/1.75ラージアパチャー AIデュアルカメラ ポートレイトモードでの背景ぼかし 単色LEDフラッシュ HDR パノラマモード バーストモード 顔認識 AIビューティー 4.0 グループセルフィー |
フロントカメラ | 20MP, SONY IMX376 4-in-1スーパーピクセル(ピクセル・ビニングに基づく) 2.0μmピクセル, F/2.2アパチャー AIポートレイトモード AIビューティー4.0 HDR 4500K ソフト・トーンセルフィーライト セルフィータイマー 顔認識 グループセルフィー |
動画撮影 | 4K video 3840x2160 30fps 1080p video 1920x1080 30fps 720p video 1280x720 30fps 480p video 720x480 30fps スローモーション video 720p 120fps |
SIMスロット | デュアルNanoSIM DSDVは非対応 |
対応バンド | GSM:B2/B3/B5/B8 WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8 LTE FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20 LTE TDD:B38/B40 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac 2.4Ghz, 5GHz |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
位置情報 | GPS, AGPS, GLONASS, BeiDou |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、環境光センサー 近接センサー、電子コンパス、指紋認証センサー ホールセンサー、モーター |
付属品 | Xiaomi Mi A2本体 ACアダプター USBケーブル SIMピン Type-C to Audioアダプター ユーザーガイド クリアソフトケース |
参照 | https://www.mi.com/en/mi-a2/specs/ |
細かいところでいうと廉価モデルのXiaomi Mi A2 Liteは3.5mmオーディオジャックを搭載していますが、無印Mi A2は3.5mmオーディオジャックなし、その代わりに変換アダプターがパッケージに付属します。
AndroidOne
Xiaomi Mi A2は初代のMi A1同様にAndroidOneシリーズのスマートフォンなので、MIUIではなく、Googleが提唱するAndroid体験が可能なクリーンなソフトウェアが搭載されています。
AndroidOneと言えばセキュリティパッチの更新やOSのアップデート、シンプルなUIが魅力で、今回の新モデルもそのメリットを享受できます。
5.99インチ FHD+ディスプレイ
Xiaomi Mi A2は5.99インチの2160×1080ドットFHD+ディスプレイを搭載。初代Mi A1で5.5インチ 16:9だったスクリーンは、今回のMi A2で18:9のアスペクト比に変更されています(つまり、画面は縦長になっています)。
そのためディスプレイの表示領域は少し広くなっているのですが、本体サイズは横幅75.4mmでMi A1よりも若干細くなっているようです。厚みは同じ、重量は168gで3g増えただけなので、縦に持ったときのサイズ感は、縦長になった以外ほとんど変わらないものと予想されます。
(薄型・フルメタルのユニボディ構造を採用。最近のXiaomiミッドレンジ端末ぽいデザインです)
ちなみにディスプレイのカバーガラスには2.5DのCorning Gorilla Glass 5が採用されているとのことで、落下耐性も備えていることがアピールされています。
Qualcomm Snapdragon 660 AIE
大きなステップアップとなるのがプロセッサー。Xiaomi Mi A1ではSnapdragon 625が搭載されていましたが、新モデルのXiaomi Mi A2にはSnapdragon 660(AIE)が採用されています。
SDM660は14nm FinFETのSoCで、Kryo 260を含めた8コアCPU(最大2.2GHz)、Adreno 512 GPUを搭載しています。Snapdragon 625と比較するとこれまでの搭載機種性能・評判も考慮すれば大きな性能向上が期待できそうな仕様に。ちなみにMi A1ではLPDDR3だったメインメモリは、Mi A2でLPDDR4Xに変更されているとも発表会では明らかになりました。
(AnTuTu Benchmarkスコアは14万点近い数値に。Mi A1からの大きなスペック向上が期待される内容に)
ちなみに廉価モデルのXiaomi Mi A2 LiteはMi A1と同じくスナドラ625採用なので、正当な後継モデルというとこの無印Mi A2がそれに当たるかと思います。
20MP + 12MP AIデュアルカメラ
Xiaomi Mi A2は背面にメイン12MP(SONY IMX486)+ サブ20MP(SONY IMX376)のデュアルカメラ を搭載しており、設定によってスマートなレンズ選択を行い、その場に適した写真撮影が可能になっているとのこと。
※Smart Lens Selectionははじめポートレイトのみに対応し、今後のアップデートで普通の撮影モードにも適用される予定。
日中は12MPのレンズがクリアな写真撮影を可能とし、ローライトの撮影環境では20MPレンズが4-in-1のピクセル・ビニング技術を活かして明るい写真を撮れるそうです。
リアカメラは両レンズがF/1.75アパチャーとなっており、Mi A1と比較してローライト環境での撮影パフォーマンス向上をアピール。カメラ性能アップも購入ポイントの1つになりそうな予感です。
前面のセルフィーカメラも20MP(SONY IMX376)にパワーアップ。フロントカメラにも4-in-1 Super Pixel技術を採用することで、ローライト撮影性能が強化されているとか。フロントカメラは1眼ですが、AIサポートによって背景をぼかしたりといったことも可能です。美顔機能はBeauty 4.0に対応。
対応バンド
GSM:B2/B3/B5/B8
WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8
LTE FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20
LTE TDD:B38/B40
グローバル向け公式サイトを参照。デュアルnanoSIMスロット搭載ですが、公式サイトの説明を見る限りDSDVには非対応のようです。
価格
- 4GB RAM + 32GB ROM モデル:249ユーロ(約3万2300円)
- 4GB RAM + 64GB ROM モデル:299ユーロ(約3万8800円)
- 4GB RAM + 128GB ROM モデル:349ユーロ(約4万5200円)
Xiaomi Mi A2の価格は上記。最小構成で3万円台前半と、Snapdragon 660 AIEを搭載したAndroidスマートフォンとしてはかなり安い価格設定です。販売予定国も多くグローバルモデル、しかもAndroidOneなのでかなり台数売れそうなモデルですが、すでに海外通販サイトでも販売が開始しています。
(Xiaomi Mi A2を購入)