【レビュー】Xiaomi Mi Band 3。50m防水対応のスマートバンド

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「Xiaomi Mi Band 3」レビュー。シャオミと言えばウェアラブル市場で高いシェアを誇るブランドですが、Mi Band 3は人気のスマートバンドMi Bandシリーズから2018年に発売された新モデルの製品です。

旧モデルとなったMi Band 2と比較する本体・ディスプレイサイズ共に少し大きくなり、50m防水(耐水)性能を新たに備えたウェアラブル製品ですが、しばらく使ってみたので気になるところなどをメモしておきます。(端末サンプル提供:Banggood)

Xiaomi Mi Band 3 レビュー

今回レビューする「Xiaomi Mi Band 3」は、中国シャオミから2018年に発売されたウェアラブル端末。AndroidスマートフォンやiOS(iPhone/iPad)と連携して使えるスマートバンドで、海外通販サイトでも40ドル以下と低価格で販売されている製品です。

旧モデルのXiaomi Mi Band 2は2016年に発売されたので、発売サイクルでいうとXiaomi Mi Band 3は約2年ぶりに登場した新モデル、ということになります。デザインはそっくりの両者ですが、いくつかの仕様・性能などがアップグレードされています。

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表面は丸みをおびた外観になりました

まずは本体サイズですが、バンドを除いたウェアラブル本体は17.9 x 46.9 x 12mmと若干大きくなりました。タッチ操作に対応したOLEDディスプレイも0.42インチ → 0.78インチへ変更されており、視認性も高くなっています。約20日の待受時間は旧モデルとほぼ同じ。

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少し大きく、そして丸くなりました

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本体のみだと違いが見て取れますが、リストバンドありで着けてしまえば装着感はほぼ同じです

もう一つの大きなアップデートが、5ATMの耐水性能(50m相当の防水性能)に対応した部分。仕様だけでいうと水泳やサーフィンもOKだそうです。前回のMi Band 2がIP67だったので、Mi Band 3は水回りでよりアクティブに使える活動計になったと言えます。

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心拍数センサー

スマートフォンとの連携は、Blluetooth 4.0、Android 4.4以上もしくはiOS 9.0以上のスマートフォンが必要。「Mi Fit」アプリが用意されており、AndroidスマートフォンでもiPhoneでもインストールして利用可能です。

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Mi Fitアプリ。Google PlayストアからダウンロードできるAndroid OS版だけでなく、iOS用アプリも提供されています

付属品はMi Band 3本体の他に、リストバンド、充電器、説明書など。実はMi band 3用の充電器でMi Band 2を充電できたりするのですが(なので、多分充電端子は同じだと思うですが推奨はしません)、Mi Band 3はMi Band 2用の充電器にサイズが合わないので、チャージすることはできません。念のため。

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Xiaomi Mi Band 2のときと似たような専用充電器が付属します

フィットネスバンドなので、歩数計測、心拍数計測、フィットネストラッキング、睡眠モニタリングなどに対応しています。基本的には毎日の活動計というのが主な使い方になると思います。ただしスマートフォンの通知をMi Band 3で確認したり、タイマー機能や通話拒否など、いくつか簡易機能を使うことも可能です。

スマートフォンのロック解除にも利用可能で、Androidスマートフォンであれば 5.0 Lollipop以上でSmart Lock対応端末、もしくはMIUIの端末であればAndroid 4.4以上ならロック解除用にMi Band 3を使えます。

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Mi Band 3(上)、Mi Band 2(下)

ですので性能はアップグレードされつつMi Band 2と似たようにスマートバンド、フィットネスバンドとして使えるのですが、簡単に使える機能や他製品との比較も紹介します。

Xiaomi Mi Band 3のスペック

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  • 本体:17.9 x 46.9 x 12mm
  • リストバンド:247mm
  • リストバンド調節:155 – 216mm
  • バッテリー容量:110mAh
  • スタンバイ時間:約20日
  • 重量:約20g(リストバンド含む)
  • ディスプレイ:0.78インチ OLED 128×80ドット
  • Bluetooth:Ver 4.2 BLE
  • スマートフォン連携、Bluetooth 4.0をサポートしたAndroid 4.4以上もしくはiOS9.0以上のスマートフォン
  • センサー:3軸加速度センサー、PPG心拍数センサー
  • 防水:5ATM(50m)

フィットネス関連で見ておきたい初期設定とか

Xiaomi Mi Band 3で使えるフィットネス機能からチェックしてみます。先にみておきたい設定から確認しておきましょう。スマートフォンと連携後、Mi Fitアプリから、

  1. プロフィール
  2. マイデバイス
  3. Mi Band 3

の順に選択すると、端末の設定画面を開くことができます。

見ての通り「座り過ぎ注意」や「手首を持ち上げて情報を表示」などの切り替えができますが、フィットネス関連の設定では【心拍数検出】をチェック。設定は、

  • 自動心拍数検出:24時間心拍数をモニタリング
  • 睡眠アシスタント:睡眠モニターの精度をあげる
  • 検出OFF

の3つがあります。

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「心拍数検出」で精度をあげる

これらの設定をONにしておくと(おそらく)センサーによって睡眠計測やフィットネスの計測精度をあげるものと思われますが、Mi Band 3本体の電池の減りは早まります。

Mi Fitアプリ

Mi Fitアプリですが、蓄積されたデータはグラフ表示で見れるのでわかりやすいです。歩数や消費カロリー他、睡眠時間、心拍数データ、体重なんかもグラフ表示可能で、アカウントで紐付けるとMi Band 2で使っていたデータも引き継げたりするので便利です。

Mi Band 3本体のみで計測できる機能

  • 歩数 & 距離
  • 消費カロリー
  • 心拍数

本体”のみ”で計測できるのは、基本的に上記3つです。これらは Mi Band 3本体から直接確認が可能で、心拍数以外は特に設定も必要ありません。

ただつけておいてもウォーキングや軽いアクティビティは検出してくれます。アプリで連携しておけば、これらの情報もまとめてスマートフォンから確認が可能です。

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ウォーキングなどは自動検出される

ただし特定のアクティビティ・スポーツに関しては、Xiaomi Mi Band 3が自動検出できない(できるかもしれないが検出していない)ようです。例えば自転車に乗っていたりだとか、そういったアクティビティはMi Band 3本体のみでは検出できませんでした。

ですので、特定の運動を行う場合はMi Fitアプリから教えてあげる必要があります(ここはスマートウォッチ単体で特定の運動開始を起動できるApple WatchやAMAZFIT Paceと違うところです)。

Mi Fitアプリからのアクティビティ設定

Mi Fitアプリから開始できるアクティビティの計測は、

  • 屋外ランニング
  • トレッドミル(ランニングマシン)
  • 屋外サイクリング
  • ウォーキング

の4つがあります。トレッドミルはその場で運動するのでGPSをオンにする必要はありませんが、その他のアクティビティ計測はGPSをオンしておかなければなりません。GPSを利用して正確に計測するはずなので、屋外ランニング、屋外サイクリング、ウォーキングの3つに関してはMi Band 3に加えてスマホを持ち運ぶ必要があるようです。

(単純な活動計として使う分にはスマホを持ち歩かなくとも後で同期すれば良いだけですが、アクティビティの種類を設定して、GPSと合わせてより正確にトラッキングするには、スマホが必要ということなんだと思います)

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Mi Band 3と連携できる、メインのアクティビティ4つ

見ての通りアクティビティ計測機能の基本は4つのシンプルな設定のみなので、Xiaomi Mi Band 3は50m耐水性能は備えつつも、カジュアルにランニングなどでデータを計測したい方向けな印象です。この辺りはXiaomi Band 2と似ていますね(利用・連携するアプリがMi Fitで同じなので、基本的に使える機能もかなり似ているというか、ほぼ同じです)。

Mi Fitアプリの「アクションタグ」を確認すると、縄跳び、腹筋、階段を上る、バスケットボールなどがあります。様々なアクティビティもアプリから開始することができますが、これらはスタートしてもMi Band 3とは(少なくとも画面上は)連動していないようです。

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Mi Fitアプリからアクションタグが開始できますが、Mi Band 3とは見た目上は連動していない模様

アプリ & Mi Band 3で内部的にこれらのアクティビティはどのような動作をしているのかは不明ですが、フィットネス関連の連携機能で言えば、メインは屋外ランニング、トレッドミル、屋外サイクリング、ウォーキング計測の4つな気がします。

AMAZFIT PACEなんかはスマートウォッチ単体で様々なフィットネス計測を開始できるので、Mi Band 3はMi Band 2同様に簡易活動計といった感じです。

ディスプレイでの通知確認

スマートフォンと連携しておけば、スマートフォンに来た通知をMi Band 3側で確認することも可能です。若干文字化けはあるものの、通知の確認にはほとんど問題なく、日本語も表示できるようです(今回レビューしているのは中国版のMi Band 3なので、国際版のソフトウェアではどのように表示されるかは不明です)。

旧モデルとなったXiaomi Mi Band 2と比較してみると、ディスプレイが明るいので視認性はMi Band 3の方が少し高いかと思います。※ただしMi Band 2は画面の暗くなるバグが報告されており、もしかすると手持ちのMi Band 2はこれの可能性もあるので、手持ちの環境では視認性の良さは完璧に比較できているか怪しいところではあります。

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Mi Band 2の方は不具合かどうか不明ですが、Mi Band 3の方が圧倒的に見やすいです

通知の見やすさですが、Mi Band 2より表示領域は広くなったものの、やはり縦長の小型ディスプレイなので、例えば  Wear OSやWatchOS搭載でディスプレイのより大きいスマートウォッチと比較すると「通知の確認をメインに使いたい」という方には少し厳しいような気が。使えないことはないですが、通知を確認するデバイスとしてベストな製品かというと、そうではありません。

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縦長の細いOLEDディスプレイなので、通知確認は可能ですが、通知メインで使うにはちょっと厳しい気もしてきます

気になるところといえば、スマートフォン側で通知を消さずにそのまま放置していると、次の通知が来た時にMi Band 3側で以前の通知内容も1つ1つ全てが再通知されます。この辺り、一度Mi Band 3に通知が来たものまで再度通知がきてややこしいので、使い勝手の部分でも今後のアップデートによる改善があるかは期待したいところです。

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Mi Band 3側で通知させるアプリはスマホ側から選べるようになっているので、必要ないものはOFFにしておくと良いかもしれません

視認性の話に戻ると、室内では全く問題なしで(多分)単色ディスプレイですが、きっちり確認できます。

気になるのは真昼間/日光下環境での視認性で、周りがっつり明るいと表示は確認しづらいですし、サングラスなんかをかけていると、もっと厳しいです。

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表示領域が大きいApple WatchやAMAZFIT Paceの方が、通知確認という点では使い易いです

例えばApple Watch Series 3だとカラーディスプレイで日光下での視認性も高いので、これらと比較すると、やはり通知やリストから本体のみを操作して色々できる端末というよりは、価格は安いけどしっかり使える簡易フィットネストラッカーという印象です。

睡眠時間の計測について

Mi Fitと連携しておくと睡眠時間の計測や、深い眠りのチェックなどができるのですが、こちらも簡単に比較してみました(先ほど紹介した”睡眠アシスタント”は、ONにした状態でMi Band 3を着けています)。

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Xiaomi Mi Band 3での自動睡眠時間計測

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Apple Watch Series 3 Autosleepアプリ

※Apple Watch Series 3では”AutoSleep”というアプリを利用しています。

どちらも寝ている間は左右のリストに着けっぱなしにしておいたのですが、1週間の平均睡眠時間は、かなり大雑把にいってどちらも実際に寝たと思われる時間に近いです。※深い睡眠時間(これは”深い睡眠”が同じ基準であるというわけではないのですが)に関しては流石に自分ではわからないので、なんともいえません。

上の画像のように日によっては1時間近く計測した睡眠時間がずれることもあったのですが、この結果、実はApple WatchとAutoSleepアプリが正しいというわけでもありません。

Apple Watch Series 3でのAutoSleepアプリに関しても実際に寝ている時の時間と比較すると怪しいデータはかなりありました。実際の睡眠時間に関しては、チェックした時間と感覚を合わせていうと、Xiaomi Mi Band 3の方が正しく測れているんだろうな、と思える結果と半々ぐらいでしょうか。

個人的に重要なのは「着けっぱなしにして、最近どれくらい寝ているか大雑把に把握できる」ことだと思うので、Xiaomi Mi Band 3であればその部分はきっちりこなしてくれるウェアラブルデバイスかと思います。

50m防水(耐水性能)

シャワーに入る時も雨の日も、手を洗ったり皿を洗う時も気にせず着けていますが、今のところ壊れる気配はありません。Mi Band 3の場合は壊れる、もしくは解体する以外に確認できる方法がないので、とりあえずシャオミの5ATMを信じるしかないです。

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雨の日でも特に気にせず使えます。湯船に浸かっても、今のところ問題なし

Xiaomi 中国版の公式サイトを見る限りは水泳でも使えるような説明ですし、他のメーカー・ブランドが提供しているリストバンド型の活動計も5ATMというと雨やシャワー、水泳くらいであれば推奨されていたりするので、この辺りはMi Band 3の設計によほど問題がない限りは大丈夫なはずです。

電池持ち

スマートフォンの通知も確認可能なスマート・フィットネス・バンドとしては、電池持ちが良い、長いというのがMi Bandシリーズの強みです。Xiaomi Mi Band 3は公称20日程度の待受時間ですが、9日経過した時点で25%ほど電池は残っていました。少なくとも10日は余裕で持ちそうな気配です。

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ちなみに今回のバッテリー消費はすでに紹介した「睡眠アシスタント」をオンにした状態での9日間だったので、これらの電池消費を増加させる設定がOFFになっていれば、もっと持つ可能性はあります。計測した感覚でいうと、2週間に1回ペースの充電で十分使えるかと思います。

手首につけるタイプのスマートウォッチ・スマートバンドというと、こまめに充電しなければいけないのは意外と(というか一番)面倒です。極端な話、1週間くらいの旅行であれば、Mi Band 3の充電器を持ち運ぶ必要はありません。

これがApple Watchだと荷物(充電ケーブル)が1つ増える上に、旅先で充電が必要なデバイスが1つ増えたりするので、使う機能が限定されているのであれば、電池持ちが長く、こまめなチャージが必要ないMi Band 3が便利だったりします。

蒸れない、邪魔にならない

筆者は肌が弱く金属でかぶれたりするのですが、Mi Band 3のリストバンド着用では特に肌が荒れていません。夏場はメタル素材のバンドを採用した時計を着けているとイライラすることがあるので、リストバンドがスポーツタイプであるのは肌触り的なメリットがあります。

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素材が変わっているかは不明ですが、装着感はMi Band 2とほとんど変わりません

普通の時計のように竜頭のような突起もなく、手首を曲げても、パソコン利用時も邪魔に感じないのも良いところでしょうか。ラウンドフォルムのスマートウォッチだとなんだかんだでパソコン利用時に外したくなったりするので、Xiaomi Mi Band 3はシンプルな分そういった煩わしさがないのも良いところかと思います。

よりアクティブ使えるよう、進化したMi Band 3

やはり5ATM防水に進化し、水回りで さらにアクティブに使えるようになった部分が1番の進化ポイントです。もちろんIP67等級のMi Band 2でもそこそこ安心感はあるのですが、Mi Band 3の5ATMを聞くと、もう気にせず着用したままお風呂に入ったり、雨の中ランニングしたりしています。

Mi Band 2と比較すると表示範囲が少し大きくなった部分はありますが、Mi Band 3本体のみからできることはフィットネス系の機能でいうとほとんど変わっていません(内部的に計測の正確さなんかは変わっている可能性がありますが、基本的に使い方はほぼ同じですし)。睡眠計測などもできるのですが突出して多機能、というわけでもないので、やはり防水性能の高い日々の活動計が低価格で手に入る、という部分にメリットがありそうです。

例えばAMAZFIT Paceなら本体のみで様々なフィットネス・トラッキングを開始できたりするので。本体のみでがっつり活動をトラッキングしたいならGPS搭載のAMAZFIT Paceなどの方をオススメするかもしれません。ただMi Band 3ほど電池は持たなかったりするので、当然どの性能・機能を重視するかで買うべき機種は違ってくるかと思います。

Mi Band 3はフィットネス関連のトラッキングはそこそこに、通知の確認、Smart Lock利用での解除もできますし、リストバンド型でパソコン作業をしている時にもMi Band 3が邪魔に感じないのは良かったりします。これで価格は安く、電池は約2週間は持ち、50m耐水性能で割とほとんどの場所でつけっぱなしOKと考えると、今回のMi Band 3も「着けっぱなしのスマートバンド」としてはかなり売れそうな気配です。

追記:限定割引クーポン「7miba3nd」を利用すると、2018年7月31日まで500台限定で31ドルでXiaomi Mi Band 3が購入可能です。

追記:新クーポン「mibn3and」を利用すると、29.79ドルで購入可能。期間・数量不明。

(買う)

セール会場:Xiaomi Mi Band 3 – Banggood

セール会場:AMAZFIT Pace – Banggood

セール会場:AMAZFIT Stratos – Banggood