中国の家電メーカー「Xiaomi(シャオミ)」が発売したAndroidスマートフォン「Xiaomi Mi MIX」。ベゼルフリーの6.4インチ大画面ディスプレイにSnapdragon 821を搭載した高性能端末で、セラミックケースを利用したことで耐久性も高めています。海外のECサイトで取り扱いが始まっているので、詳細をチェックしておきましょう。
目次
Xiaomi Mi MIX、ほぼベゼルフリーの大画面ファブレット
Xiaomi Mi MIXのスペック
Mi MIXは、Xiaomiが発売したAndroid 6.0 Marshmallowベースのスマートフォン。自社の最新UI「MIUI 8」を標準搭載しており、ディスプレイは6.4インチ(2040*1080)とかなり大きいですが、ディスプレイ専有率が非常に高く本体は小型になっています。
Model | XIaomi Mi MIX | Xiaomi Mi MIX (Exclusive Edition / Ultimate) |
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ブランド | Xiaomi(シャオミ:小米科技) | |
本体サイズ | セラミックボディ 158.8 x 81.9 x 7.9 mm (6.25 x 3.22 x 0.31 in) | セラミックボディ 158.8 x 81.9 x 7.9 mm (6.25 x 3.22 x 0.31 in) 18Kゴールドリング |
重量 | 209g | |
ディスプレイ | 6.4インチ 2040*1080 pixels IPS LCD | |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 821 MSM8996 クアッドコアCPU 最大2.35GHz Adreno 530 GPU |
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RAM | 4GB LPDDR4 | 6GB LPDDR4 |
ROM | 128GB UFS2.0 | 256GB UFS2.0 |
カメラ | 背面:16MP, F/2.0, PDAF, 4K30fpsビデオ撮影 フロント:5MP |
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バッテリー | ~4400mAh | |
Wi-Fi | 802.11a / b / g / n / ac | |
Bluetooth | v4.2 HID | |
NFC | Support | |
対応バンド | FDD-LTE (bands B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8) TD-LTE (band B38, B39, B40, B41) TD-SCDMA (band B34, B39) WCDMA (bands B1, B2, B5, B8) GSM (band B2, B3, B5, B8) CDMA1X / EVDO? (Band BC0) |
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SIMサイズ | nanoSIM ×2 | |
その他 | USB Type-C | |
参照 | http://www.mi.com/mix/specs/ |
SoCにはQualcommのSnapdragon 821(クアッドコアCPU)を採用。内蔵メモリも4GB or 6GB RAM、内部ストレージは128GB or 256GB ROMの大容量モデルが存在。microSDカードスロットは搭載していませんが、その分本体の保存容量が多くなっているのはポイントでしょう。
背面カメラは16MP 。PDAFやデュアルLEDフラッシュに対応。フロントカメラは5MP。バッテリー容量も~4400mAhと大容量です。
3面ベゼルフリーのコンセプト・スマホ
6.4インチながら、見ての通り「ベゼルフリー」デザインとなっているのがMi MIXの特徴。左右上の3面でベゼルがなく、画面専有率も圧倒的です。6.4インチのディスプレイサイズは大きいですが、本体は158.8×81.9×7.9 mmを小さめに抑えられているのがみて取れます。
ディスプレイサイズはかなり大きいですが、ディスプレイ面の専有率が高いのでiPhone 7 Plusとサイズ感はほとんど同じ。
フロントカメラの位置は下のベゼル部分に搭載されています。少し前にあった、SHARPの「Edgest」シリーズに少し似ていますね。
スペック上位モデル(Exclusive Edition/18K)は、背面カメラと指紋認証センサーの部分が18Kメッキで仕上げられています。
セラミックのユニボディ、耐久性も抜群
Xiaomi Mi MIXはセラミック製のユニボディフレームで覆われており、スクラッチ(引っ掻き)テストでは好評価を残しており耐久性が伺えます。
落下テストでもセラミックパネルはかなりの強度であることがわかります。ディスプレイやサイドから落ちた場合には普通のスマホ並のようなので注意する必要はありますが、内部性能だけでなく耐久性なども備えているのは好印象。
MIUI 8を標準搭載
Xiaomi MI MIXはAndroid 6.0 MarshmallowをベースOSとしていますが、カスタムで自社系の「MIUI」を搭載しています。バージョンは「MIUI 8」発売時点の最新Verで、使い勝手も随分と改善されています。
筆者もMIUI 8は試したことがありますが、UIの使い勝手・操作性は以前のバージョンと比較して抜群に良くなっていると感じます。
Qualcomm Snapdragon 821のハイエンド機
SoC/プロセッサーには、QualcommのSnapdragon 821 (MSM8996)を採用。高クロック数のクアッドコアCPUにAdreno 530 GPUを搭載したハイエンド向けのモデルです。
- Qualcomm Snapdragon 821 MSM8996
- Qualcomm Kryo CPU ×4 最大2.35GHz
- Qualcomm Adreno 530 GPU
これだけでも十分なスペックですが、RAMは標準モデルで 4GB LPDDR4、Exclusive版は6GB LPDDR4とモンスター級。microSDカードスロットがないのは少し残念ですが、かわりに標準モデルが128GB (UFS2.0)、Exclusive Editionが256GB(UFS 2.0)の内部ストレージを搭載しているのもポイントです。
- 4GB RAM/128GB ROM
- 6GB RAM/256GB ROM
Antutu Benchmark Testのスコアは15万点以上を記録しており、発売時のAndroidスマートフォンの中では、最高峰の性能を備えている機種の1つとみて良さそうです。
16MPの背面カメラ
背面に16MPカメラ、PDAFやデュアルトーンフラッシュを搭載しています。カメラ性能では評判の良いSAMSUNG Galaxy S7 edgeとの比較レビューがあるのでチェックしておきましょう。
やはりGalaxy S7 edgeと比較すると表現力に荒さが目立つような結果になっています。沢山の海外レビューをみても、ディスプレイやCPUの特徴と比較するとカメラ機能は平均的といったところ。
Xiaomi Mi MIXのレビュー動画など
コンセプトモデル的な形で登場したXiaomi Mi MIXですが、そのデザインとスペックですぐに注目を集めました。2018年現在は模倣した機種やより狭額縁のスマートフォンが登場しているのでそこまで3辺ベゼルレスのインパクトはありませんが、それでも発表当時はかなりのインパクトだったのを覚えています。
現在はXiaomi Mi MIX 2、Xiaomi Mi MIX 2Sが登場しているので、購入するなら全体スペックが強化された最新モデルへ買うべきです。大画面のハイエンドモデルとして発売されているMi MIXシリーズは現在も価格をそこそこ抑えたフラグシップ機であるのが良いところで、また通信バンドの対応も豊富で使いやすいところも良いですね。