中国時間2017年4月19日、Xiaomiの新モデル「Xiaomi Mi6」が正式発表。新デザインの本体にSnapdragon 835、6GB RAM、ポートレートモード対応のデュアルカメラ、防滴加工などを採用したハイエンドモデルとなっています。また128GB版にはMi MIXでも評価の高かったセラミック素材のプレミアムモデルを用意。
発売は現地時間4月28日10:00~を予定。価格も2499元(日本円にして4万円程度)とコストパフォーマンスにも優れた新機種のスペックや注目ポイントをチェック。
目次
Xiaomi Mi6のスペック
Xiaomi Mi 6の中国版スペックは以下の通りです。プロセッサーはSnapdragon 835、いくつかスペックの異なるモデルが存在。
MODEL | Xiaomi Mi6 |
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OS | Android N / MIUI |
プロセッサー | Snapdragon 835 最大2.45GH オクタコアCPU Adreno 540 GPU |
ディスプレイ | 5.15インチ 1920×1080 FHD 428ppi 600nit コントラスト比1500:1 94.4% NTSC広色域 |
RAM | 6GB LPDDR4x 1866MHzデュアルチャネル |
ROM | 64GB or 128GB UFS |
本体サイズ | 145.17 mm 70.49 mm 7.45 mm 亮黑、亮蓝、亮白版168 g 陶瓷尊享版182 g |
バッテリー | 3350mAh(typ) / 3250mAh(min) |
リア( デュアル)カメラ | (広角レンズ) 12MP 1.25μm 焦点距離27mm 4軸光学手ブレ補正 F1.8 デュアルLEDフラッシュ (望遠レンズ) 12MP 1.0 μm 焦点距離27mm ポートレートレンズ F2.6 (サポート) PDAF 暗所撮影 HDR、パノラマ、バースト 顔認識 (動画) 4K 30fps 1080p 30fps 720p 30fps 120fps (720pスローモーション) |
フロントカメラ | 8MP 第三世代リアルタイムビューティーサポート 1080p動画 カウントダウン撮影など |
ネットワーク | 3×CA対応 FDD-LTE (频段 B1,B3,B5,B7,B8) TD-LTE (频段 B38,B39,B40,B41) TD-SCDMA (频段 B34,B39) WCDMA (频段 B1,B2,B5,B8) GSM (频段 B2,B3,B5,B8) CDMA1X/EVDO (频段 BC0) |
SIMサイズ | nano + nano SIM (デュアルSIM) |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
bluetooth | 5.0, HID |
NFC | 対応 |
位置情報 | GPS、AGPS、GLONASS、BeiDou |
センサー | 加速度、ホール、電子コンパス 気圧計、ジャイロ、光 |
その他 | 赤外線ポート 指紋認証センサー(无孔式) USB Type-Cポート(オーディオ出力) |
参照 | http://www.mi.com/mi6/specs/ |
4辺カーブの新デザイン + セラミック版も
背面は4辺がカーブした新デザインを採用。サイドフレームはステンレススティールを採用し、グロッシーなカラーを引き立てます。鏡面仕上げになっているのも特徴。
4辺をカーブデザインにしたことで、コーナー部分もより丸みを帯びたデザインに。以前のモデルと比較しても、その違いは明らか。
左右対称の比率でボリュームボタンとSIMトレイを配置。
本体カラーはガラスパネルを採用したモデルでブルー、ホワイト、ブラック(64GB or 128GB)のほか、セラミック版(128GB、ブラック)を用意。セラミック版(陶瓷尊享版)はカメラリムに18Kゴールドを採用するなどさらにプレミアムモデルといった位置づけで、若干価格がプラスとなります。
ガラス(通常)版
セラミック版
追記:Mi6にはSilver Editionなるツヤッツヤのモデルも存在するようですが、まだテスト段階だそうです。
Snapdragon 835 + 6GB LPDDR4x RAM
Xiaomi Mi6シリーズは価格を抑えながらもスペックはハイエンド仕様に。プロセッサーはQualcommの「Snapdragon 835(MSM8998)」を採用。10nm FinFETプロセスの最新SoCです。
Kryo 280を採用した8コアCPU(オクタコアCPU、最大2.45GHz)、GPUにはAdreno 540を採用しており、スマートフォン向けのSoCとしては最上位に位置するモデル。6GB LPDDR4xの大容量RAMということもあって、Xiaomi Mi6はスペックのみ見ると、かなり高性能になっています。
AnTuTu Benchmarkスコアは18万点台
AnTuTu Benchmarkのスコアも発表会では公開されていましたが、18万以上の大台を記録するようです。
GPU関連のスコアもぐいっと上にいっているようです。この辺りはSnapdragon 835を搭載していることもあって、期待できそうな部分ですね。
外部メモリ(microSDカードスロット)には非対応ですが、64GB~128GBの内部ストレージモデルが存在するのでそこまで困ることはなさそうです。
ポートレートモード対応のデュアルカメラ
背面カメラは以前のリーク通り全モデルでデュアルカメラを搭載。12MP(広角)+12MP(望遠)の異なるレンズを採用し、ポートレートモードでのボケ効果などにも対応します。
光学2倍ズーム
光学2倍ズームに対応することで、ズームをしてもロスレス撮影が可能に。
4軸光学手ぶれ補正(OIS)
12MP外側のメインカメラは4軸のOIS(光学手ぶれ補正)に対応。
4K@30fpsの動画撮影
ビデオ撮影では4K or 1080p @ 30fps録画をサポート。
5.15インチFHD、600nit、94.4%NTSCディスプレイ
Xiaomi Mi6のディスプレイサイズは5.15インチ。解像度は1920*1080のフルHDで、600nitsの明るいディスプレイ、1500:1のコントラスト比、94.4% NTSC広色域など。
ブルーライト軽減や、4096輝度調整技術に対応。約0.15nitレベルで明るさの調整ができるようになっているので、利用環境によって最適なディスプレイの明るさを実現。
2×2 MIMO Wi-Fi
Wi-Fiは802.11a/b/g/n/acで2.4GHz、5GHzに対応。2×2 MIMOやU-MIMO対応で、高速かつ室内ネットワークも強いことをアピール。
3350mAhバッテリー+10nmプロセスの省電力
Xiaomi Mi6は3350mAhバッテリーを搭載。Snapdragon 835が10ナノメータープロセス製造によって省電力性能が向上しているので、その部分でも電池持ちもアピール。
Xiaomiのテストでは、他社スマホと電池持ちを比較しています。まだSnapdrgaon 835搭載機の電池持ち情報はほとんど出てきていないので、レビュー待ちといったところでしょうか。
NFC対応
NFC対応。新世代のデザインでより高速になっていることをアピール。
指紋認証センサー
フロント部には指紋認証センサーを搭載。Ali Payなどにも対応しているようです。
ガラス下にセンサーが搭載されているとのことで「无孔式」ともあるように、隙間のない指紋認証ボタンになっているそうですが、どのような仕様になっているかは不明。
生活防滴仕様
Xiaomi Mi6は新たに防滴仕様に対応。Splash proofということなのでそこまでの防水性能はないと予想されますが、いくつか注目ポイントがあります。
本体内部は水が入らないように密封。
SIMトレイもキャップが内側に付いており、水が入らないような仕組みに。
3.5mmオーディオジャックは廃止も、アダプタ付属
3.5mmヘッドフォンジャックはiPhone 7シリーズ同様廃止されています。スペック表を見るとUSB Type-Cポートからのオーディオ用アダプタは付属するようです。
Xiaomi Mi6の価格
- 玻璃 64GB ROM / 2499元
- 玻璃 128GB ROM / 2899元
- 陶瓷尊享版 128GB ROM / 2999元
日本円でいうと4万円前後からのスタートとなっており、セラミックモデルでも日本円にして5万円以下と安め。Snapdrgaon 835や6GB RAM、その他仕様を考えてもコストパフォーマンスの高い機種になっていることが予想されます。海外ECサイトでもそのうち販売されることと思うので、気になる方はチェック。
追記:Xiaomi Mi6の実機レビューを公開
(Xiaomi Mi6の販売状況)
- Gearbest
- Banggood
- Geekbuying
- Everbuying
- TOMTOP
- Giztop