「Xiaomi Redmi Note 5 Pro」がインドで正式発表。
Redmi Note 5シリーズの上位モデルで、OSはNougatベースのMIUI 9、5.99インチのFHD+ディスプレイ、プロセッサーにはQualcommのSnapdragon 636、最大6GBの大容量RAM、12MP+5MPのデュアルリアカメラ、20MPのセルフィーカメラ、4000mAhの大容量バッテリーなどを搭載しています。
価格は4GB+64GBモデルが13,999インドルピー(約2万3500円)、6GB+64GBモデルが16,999インドルピー(約2万8500円)。Xiaomi Indiaの公式サイトでは、すでに商品ページも用意されています。
目次
Xiaomi Redmi Note 5 Pro
「Xiaomi Redmi Note 5 Pro」は、2018年2月14日にインドで発表された新モデルのAndroidスマートフォン。型番的にはXiaomi Redmi Note 4/4Xあたりの後継機となります。
同時に無印のRedmi Note 5も発表されていますが、Redmi Note 5 Proはより性能の高い上位モデルという位置付けのようです。大きな違いはプロセッサーやデュアルカメラなど。
スペック・基本性能
MODEL | Xiaomi Redmi Note 5 Pro |
---|---|
OS | Android Nougatベース MIUI 9 |
本体サイズ 重量 | 158.6mm×75.4mm×8.05mm 181g |
ディスプレイ | 5.99インチ, アスペクト比18:9 2160×1080ドット(FHD+), 403ppi 84% NTSC色域 Sunlight mode Night mode Reading mode 色温度調整 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 636 8コアCPU, Adreno 509 GPU |
内臓メモリ | 4GB LPDDR4X RAM & 64GB eMMC 5.0 フラッシュストレージ OR 6GB LPDDR4X RAM & 64GB eMMC 5.0 フラッシュストレージ |
外部メモリ | microSDカードスロット (最大128GB) |
バッテリー | 4000mAh 5V/2A充電 QC2.0 |
リアカメラ | 12MP(1.25μm, f/2.2) +5MP(1.12μm, f/2.0)デュアルリアカメラ シングルトーンフラッシュ PDAF ローライト撮影 HDR調整 パノラマ、バースト、顔認識 |
フロントカメラ | 20MP(1.0μm, f/2.2)セルフィーカメラ Beautify 4.0 セルフィータイマー 顔認識 |
対応バンド | 4G FDD-LTE : Band 1/3/5 TDD-LTE : 40/41 (120MHz) 3G WCDMA : Band 1/2/5/8 2G GSM : Band 2/3/5/8 |
SIMカード | nano SIM + nano SIM (デュアルSIM仕様) ※セカンダリーSIMスロットはmicroSDカードスロットと排他利用 ※メインSIM(4G+/4G/3G/2G 通信&通話)の時、セカンダリーSIMは3G通話のみサポート(つまりDSDS対応) |
Bluetooth | 5.0 HID |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz,5GHz) Wi-Fi Display, Wi-Fi Direct |
センサー | 電子コンパス, 加速度センサー, 近接センサー, 赤外線 環境光, ジャイロスコープ, ホールセンサー 指紋認証 |
GPSナビゲーション | GPS, AGPS, GLONASS, BeiDou |
その他 | micro USBポート 3.5mmヘッドフォンジャック スピーカー/マイク |
参照 | http://www.mi.com/in/redmi-note-5-pro/specs/ |
サイズ, 重量, 本体カラー
Xiaomi Redmi Note 5 Proの本体サイズは158.6×75.4×8.05mm。重量は181g。
Xiaomi Mi A1が約7.3mmだったことを考えると厚めですが、ミッドレンジ端末としては十分なサイズといえるでしょうか。
本体カラーはレイクブルー、ブラック、ゴールド、ピンクゴールドの4種類展開。
強化されたコーナー構造を採用しており、受けた衝撃からディスプレイへのダメージを防ぐ仕組みが採用されているそうです。
この構造はすでにXiaomi Redmi 5、Redmi 5 Plusでも以前紹介されていて、似たような構造が活用されている可能性もあります。
5.99″ 18:9 フルHD+ディスプレイ
ディスプレイサイズは5.99インチ、解像度は2160×1080ドットのFHD+となっており、アスペクト比は18:9。
2.5DのカーブドガラスにはCorning Gorilla Glassが採用されており、対傷性をアピール。
Snapdragon 636 (8コアCPU, Adreno 509 GPU)
プロセッサーはクアルコムの「Snapdragon 636 (スペック)」を搭載。
グローバル向けに搭載が正式発表されたスマートフォンは、このXiaomi Redmi Note 5 Proが初かと思います。
14nmプロセスのSOCで、CPUにはKryo 260コアを採用し、オクタコア(Kryo 260@1.8GHz×4コア + Kryo @1.6GHz×4コア)を搭載したbig.LITTLE構造だそうです。GPUはAdreno 509。
Kryo 260 CPUですが、パフォーマンス面ではSnapdraon 630との比較で40%向上しているそうです。
クアルコムの公式サイトを見る限りは、GPU性能は前世代のものと比較して10%ほど向上しているとか。
Xiaomi Redmi Note 5 Proでは特別な排熱デザインを施しているとのことで、端末内を快適に保ち、高パフォーマンスを実現。
スペックを見る限りは、SD625を搭載したXiaomi Mi A1、Redmi Note 5、Redmi 5 Plusなど比較して、差別化を図っているように思います。
最大6GB RAM (LPDDR4X)
Redmi Note 5 Proにはメモリの異なる2モデルが用意されていますが、最大6GB RAMを搭載。メインメモリの容量は、ミッドレンジモデルとしてはかなり多め。
またどちらもLPDDR4X RAMを採用することで、LPDDR4比で30%のパワー効率に貢献しているそうです。
外部メモリ(microSDカードスロット)対応
外部メモリにも対応しています。片方のnano SIMスロットと排他利用ですが、最大128GBのmicroSDカードをサポート。
デュアルリアカメラ (12MP+5MP)
背面に搭載されたデュアルリアカメラは12MP(1.25μm, f/2.2) + 5MP (1.12μm, f/2.0)。
12MPのメインカメラにはSONY IMX 486センサー、5MPのセカンダリーカメラにはSAMSUNGのセンサーが採用されています。
デュアルリアカメラでは、背景をぼかした撮影などが可能とのこと。
フロントカメラ (20MP+セルフィーライト) & Beautify 4.0
フロントカメラは20MP。SONY IMX386 センサーを採用しているそうで、4500kのセルフィー用ライトも搭載。
AIベースの「Beautify 4.0」がセルフィーで使えるようになっており、インド市場向けに最適化されているらしいです。
顔の特徴を認識して補正をかけるような機能で、中国ブランドのスマートフォンは、HUAWEI、O&V共に力を入れているところかと思うので、Xiaomiもセルフィーには力を注いでいる印象です。
Face Unlock (顔認証)
0.2秒以下でFace unlockにて画面アンロックが可能だそうです。いわゆる顔認証でのアンロック機能ですね。
4,000mAhバッテリー (QC2.0)
バッテリー容量は約4000mAhで多め。システムレベルのMUI最適化によって、最大19日の待ち受け時間 or 最大14時間の動画再生 or 最大8.5時間のゲーミングなどをアピール。
公称の文章だけ見ると、結構電池は持ちそうです。
対応バンド / DSDS (デュアルSIMデュアルスタンバイ)
メインSIMで通話・通信の待ち受けをしている時にセカンダリーSIMで3G通話待ち受けができると記載があるので、単純に言うとDSDS対応ということになるかと思います。
ただ日本国内での利用は、実際に使ってみないとなんとも言えません。
4G
FDD-LTE : Band 1/3/5
TDD-LTE : 40/41 (120MHz)
3G
WCDMA : Band 1/2/5/8
2G
GSM : Band 2/3/5/8
インド版の公式サイトに掲載されている対応バンドは上記の通りですが、これだけの情報でも一応3Gでband 1/8あたりをサポートしているみたいですし、普通に行けば使えることは使えそうな周波数帯対応ですね。
価格
- 4GB+64GBモデル : 13,999インドルピー(約2万3500円)
- 6GB+64GBモデル : 16,999インドルピー(約2万8500円)
上位6GB RAMモデルも3万円以内におさまっていたりはするので、なかなか低価格。
…一応価格も比較しておくと、Xiaomi Mi A1が13,999ルピー、無印のRedmi Note 5がSD625搭載で9,999ルピーからです。
AndroidOneのメリットがあるMi A1はSD625搭載ながらRedmi Note 5 Proの4GBモデルと価格が同じですし、普通のMIUIを搭載したRedmi Note 5は、SD625やシングルリアカメラであることから低価格設定なので、意外とうまく価格・モデルの住み分けをしている気もします。
個人的には今回紹介しているXiaomi Redmi Note 5 Proの方が売れそうな気がするのですが、どうでしょうか。
どれが一番売れそう?
— TUSB (@Mochi_LOG_) February 14, 2018