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【レビュー】Xiaomi Redmi Note 6 Pro、150ドル台からの格安ミッドレンジ

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Xiaomi Redmi Note 6 Proの実機レビュー。Android OSベースのMIUIを搭載したミッドレンジモデルで、6.26インチのノッチありディスプレイ、Snapdragon 636、AIカメラ、4,000mAhバッテリーを搭載して100ドル台から買える価格が魅力のスマートフォンです。

Snapdragon 636も思ったより快適に動きますし、電池持ちもカメラも低価格帯のスマートフォンとしてはなかなか良いので、他機種と比較もしながらみていきたいと思います(サンプル提供:GearBest)

 Xiaomi Redmi Note 6 Pro レビュー

Xiaomi Redmi Note 6 Proは、2018年に発売されたシャオミのAndroidスマートフォン。レビュー時点でのAndroidバージョンは8.1 Oreo、カスタマイズされたMUI 10にアップデート済みで、MIUI 9のときと変わっている点も多い機種です。

海外通販サイトからは150~250ドルで購入できるミッドレンジモデルですが、XiaomiはPOCOPHONE F1などハイエンドでも低価格の機種がありますし、Redmi Note 6 Proと同じ価格帯にはAndroid OneのXiaomi Mi A2などもあるので、自社ブランドスマートフォンでも競合が多いモデルと言えるかもしれません。ただし、Redmi Aシリーズを除けばもっとも安いのはRedmi Note 6 Proです。

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ディスプレイは6.26インチのFHD+、アスペクト比は19:9で、解像度はFHD+です。フロントカメラ部分にはノッチが搭載されており、iPhone Xシリーズでもみる従来の(水滴型ではない)ノッチ形状。

iPhone Xがノッチを搭載して発売されてから賛否両論ありましたが、結局ほとんどのメーカーが後追いしましたね。最近はフロントカメラ部分だけくり抜き上になった機種や水滴型ノッチもありますが、所謂”iPhone形状”な元祖ノッチを搭載して発売される機種も多いです。

実際にシャオミもXiaomi Mi8シリーズでは同じようなノッチが搭載されている機種が多く、筆者個人としてもノッチはもう気にもなりません。もちろんFace UnlockのみのiPhone XS Maxのような機種は使いにくかったりするのですが、Xiaomi Redmi Note 6 Proは背面に指紋認証センサーも搭載されているので扱い易かったりします。

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今回レビューしている本体カラーはブルー。Xiaomiはインド市場でRedmi Note 5 Proを発売したときにLake Blueカラーの端末を発売したのですが、Redmi Note 6 Proに関しては調べてみるともっと濃いブルーとなっているようです。

本体サイズは横幅76.4mm・厚み8.26mmですが、背面からサイドにかけて丸みを帯びているので、思いの外片手で持ちやすいです。もちろん、最近のミッドレンジは似たようにそれなりに薄型・軽量の機種がたくさんあるので、メタルの質感はありながらもミッドレンジモデルである部分は感じます。

カメラは背面が12MP+5MP、フロントが20MP+2MPの合計4レンズ搭載。価格を考えると随分撮れますが、カメラについては後述。

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USBポートがUSB micro Bであることは少し残念。最近はBluetoothのオーディオデバイスなんかもType-Cポートで給電できる製品が多くなってきたので、ミッドレンジ・エントリーモデルでもType-Cを採用して欲しいところですが、販売する国・ターゲットの購入層など、まあ色々な事情はありそうです。

スピーカーはボトム右型に1つ。Xiaomiのいくつかの機種には通話用スピーカーも補助的にステレオな役割を果たすものがありますが、Redmi Note 6 Proは1箇所のみです。音も特別良いということはなく、この辺りもミッドレンジであることを感じさせます。

そのかわり、上部に3.5mmイヤホン・ヘッドフォンジャックを残しているのは良いところ。こちらも特別良い音という気はしませんが、音質重視ならLGのハイエンドスマホやDAPを買えば良いわけで、ミッドレンジのモデルに関しては3.5mmオーディオジャックを搭載しており、音が聴けるだけで十分です。

OnePlus 6Tも廃止されましたが、あったほうが良いですよね。ドングルを持ち運ぶのは面倒ですし、高価格帯のTWSイヤホンも成長期ぽい感じで手が出しにくいですし。有線が一番です。

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SIMカードスロットはデュアルnanoSIMで、片方のスロットがmicroSDカードスロットと兼用のハイブリッド型。AndroidOneシリーズのMi A2はTFカードスロットなしの32GB ROMモデルがあったのでヘビーユーザーには完全ハードモードでしたが、Redmi 6 Proは保存スペースを拡張できるのでGood。

Redmi Note 6 Proには3GB RAM + 32GB ROM版と4GB RAM + 64GB ROM版があるのですが、今回レビューしているのは32GB版。数ヶ月使ってすでに内部ストレージが残り10GB程度なので、やっぱりmicroSDカードスロットがあるとありがたいです。最大256GBのmicroSDカードに対応しているそうなので、外部メモリを使えば容量は問題ないかと。

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プロセッサーはSnapdragon 636。大抵のことはこなせるSoCで、スペックやその他の部分をみても「価格の安いクアッドカメラ搭載のミッドレンジモデル」といった部分が特徴かと思います。あとは4,000mAhバッテリーを搭載しているので電池持ちも良いですね。そちらも後述。

ディスプレイ(IPS 2280×1080ドット FHD+)の比較

ここからはいくつかの箇所にわけてレビューを書いていきます。まずはディスプレイ。

Xiaomi Redmi Note 6 Proのディスプレイサイズは6.26インチですが、ノッチ部分もあるので、例えばYouTube動画をみるときのスクリーンの表示領域は(ノッチ左右が隠れるため)Xiaomi Mi MIX 2Sと同じくらいです。ノッチ横が通知アイコン関連、メインの表示領域は6インチ 18:9相当のサイズ感と思えば分かり易いかもしれません。

明るさは500nit(Typ)、画面解像度は2280×1080ドットでFHD+、コントラスト比は1500:1のIPSスクリーンですが、Xiaomi Mi MIX 2Sと同じ設定・最大の明るさで比較してみたところ、Redmi Note 6 Proの方が赤みが強かったです。明るさをいくらか変更してもみても同様だったので、どちらかといえばPOCOPHONE F1に近いような。個体差かもしれないので、参考程度に。またLCM情報をみる限りベンダーはTianma(天马)ぽいです。

(左からRedmi Note 6 Pro、POCOPHONE F1、Mi MIX 2S)

色でいうとMi MIX 2Sは青、POCOPHONE F1は黄色、Redmi Note 6 Proは赤っぽさをそれぞれ肉眼で見て感じました。ただし凝視してみていないと分かりませんし、最大明るさにも大きな違いを感じないこともあって、そういった意味では価格なりに良いディスプレイと言えるかもしれません。

またMIUI 10ではディスプレイ設定からコントラスト比の調整も可能で、白く色が薄く発光する低価格スマホのディスプレイのような印象もないので、Redmi Note 6 Proの価格を考えれば満足できる性能のように思います。

「ノッチを隠す」モードもあり、ONにするとステータスバーの表示領域背景が黒になり、文字やアイコンは白で表示されます。現状YouTubeなどいくつかアプリ表示は全画面でもノッチ部分が切れてしまうので、両角が丸くみれてバランスの取れたノッチ隠し状態のほうが好みです。

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ちなみにPOCOPHONE F1なんかだと、MIUI 10でもYouTubeの拡大表示はiPhone XS Maxと同じようにノッチ左右の表示領域まで使って動画を拡大できるんですよね。ノッチを搭載したXiaomiの機種でも、機種によってこの辺りの対応は違うみたいです。

ただしギャラリーアプリの縦表示ならノッチ左右も含めた全画面表示ができるので、アプリ次第というか表示次第。そんなに気になる部分ではありませんが、個人的にはノッチ横まで全画面ができた方が自然かなと思います。

AIデュアルカメラ(12MP+5MP)での撮影

背面カメラは12MP+5MPのAIダブルレンズ。メインカメラが1.4μm f/1.9、セカンダリーカメラが1.12μm, f/2.2となっており、今回はAIモード常時ONで撮影してみました。2018年11月中旬頃から使い始めているので時期がバラバラですが、思ったより曇りの日の撮影が多かったようで、曇りシリーズです(写真はウェブサイト掲載用にリサイズ・圧縮されています)。

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Xiaomi Redmi Note 6 Proのカメラですが、日中は楽しく撮れます。最近コンデジを使うことが多くなったような気がしますが、スマホのカメラに戻るとあまり考えずにAI補助機能をONにしてパシャっと綺麗に撮れるのが楽だったりして、100ドル台から買えるスマートフォンでこれだけ撮れればもう十分だよね、という気持ちです。

(曇りシリーズ)

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(フード)

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夜の撮影ではハイエンド機と比較すると少しノイズが目立つのですが、この価格のスマートフォンでこれだけ撮れれば、安くてカメラ性能も良いスマホとして友人におすすめしそうです。

ただ、夜の撮影ではやはりフォーカスが甘くなったり、同じシャオミのXiaomi Mi MIX 2Sなどと比較すると差は出てきます。それがハードウェアの処理性能のせいか積んでいるカメラ自体のせいかは分かりませんが、少し暗めの飲食店での室内撮影なんかは少し気になりますし。しかしながら下位モデルが200ドルを切る価格設定であることを考えると、このカメラ性能は否定できません。

(夜)

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ポートレイトモードで撮影した写真は、ギャラリーアプリでいくつか面白い編集機能が使えます。

ぼかしレベルの調整やフォーカス位置の変更、また背景のライトを中心でグルっとエフェクトをかけたり、ハート形に変化させたり、背景ライトをいじれます。スタジオ証明機能は画像で顔が検出できる場合に利用可能。

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ライトトレイルはいくつかの機種でAIカメラ機能として紹介されていましたが、使ってみると意外と楽しいです。またポートレートモードで撮った写真はフォーカス位置やぼかしレベルを撮影後に調整できるのは実用的・スマホらしい楽しさで、以前はMIUIになかった機能なはずですが、MIUIもアップデートにつれて面白い機能をいくつか実装しています。

最近のXiaomi、HUAWEIのスマートフォンは200ドルに近いミッドレンジモデルであれば、カメラ性能にはハズレがないですね。HUAWEIはHiSilicon Kirinを搭載していたりとまた違いはありますが、ここ最近のミッドレンジ製品は安くて良いです。ハイエンドが良いのは当然そうなのですが、ミッドレンジのカメラ性能底上げ的な部分を感じます。

Snapdragon 636+3GB RAMの性能、ベンチマーク

Xiaomi Redmi Note 6 Proはプロセッサーにクアルコム「Snapdragon 636」を採用しています。14nm FinFETプロセスで、世代や型番的にもSnapdragon 660と625あたりの間に挟まれたような性能です。

CPUはオクタコアで最大1.8GHz、GPUはAdreno 509。Snapdragon 660が「ミッドレンジの上位」や「ハイエンド寄りのミッドレンジ」(7xxシリーズも出てるのでSDM660はもうミッドレンジの上位とも言えない可能性はありますが)だとすれば、SDM636は「THEミッドレンジ」な性能かと。もちろん最終的には使う機種次第で、SoCだけで色々言うことはできませんが、大抵のことはこなせる性能です。

まずはベンチマークスコア。AnTuTu Benchmark(Ver 7.1.4)が11万点〜12万点付近で、SDM660 AIEを搭載したAndroidスマートフォンのスコアには少し届きません。ただ実際に使ってみるとSnapdragon 660と大きな差が開いているような気はしないですし、かつSnapdragon 625を搭載したXiaomi Mi A1と比較すると明らかに快適だったので「発売時期に適したミッドレンジ端末」のような気がしています。

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ちなみにXiaomi Mi A1はボタンが押しにくくなったりイヤホンジャックが怪しい挙動になっていたり使っていた期間も長いせいかハードウェアがボロボロなのであまり比較対象にはなりませんが、Snapdragon 660を搭載したXiaomi Mi A2に関してはまだ現役で使っていますし、この辺りの機種と比較して大きな性能の違いを感じない点は好感触です。

良くも悪くも6xxシリーズの性能の枠を超えないところはあるので、特にハイエンドのSoCを搭載したスマートフォンと比較するとかなり差が出てきます。例えばPOCOPHONE F1と比較すると、Redmi Note 6 Proではカメラで撮影した後にすぐギャラリーを開こうとすると起動に時間がかかる(写真を処理しているorアプリ起動が遅いだけ)のですが、POCO F1では素早く撮影した写真をギャラリーアプリから確認できます。

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ゲーミング性能以前に、普段よく使うような細かい操作部分でもハイエンド機とは差が出てくるのかなと。これはSnapdragon 660でも同じでしたが、最新の8xxシリーズを搭載したスマホはまた別物と考えておくと良いと思います。

ゲーミングに関してもミッドレンジの域を出るようには思いませんが、逆を言えばSnapdragon 660を搭載したXiaomi Mi A2と大きく差があるようにも感じないので、150〜250ドル台の価格も考慮すれば十分過ぎる性能です。

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(Guardians of the Galaxyメンバーでプレイ。画質Lowなら快適に動く)

PUBG Mobileなんかもある程度は動いてしまうので、やはりこの辺りは2018年に発売されたミッドレンジモデルという感じが。数年前の6xxシリーズと比較すると(ソフトウェアもあるとは思いますが)随分快適になっているので、例えば625搭載機を利用していた方の乗り換え機種としてはおすすめできそうな性能でした。

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(低画質設定ならそこそこ快適に動く。片方スピーカーだけから音が聞こえて分かり辛いので、ゲーム中はイヤホン・ヘッドフォン推奨)

一応、POCOPHONE F1だと最大画質の設定でもかなりスムーズに動くので、Snapdragon 845を搭載したハイエンドモデルと比較すれば明らかに差が開いていますが、しばらく使っていると、Snapdragon 660との差はそんなに開いていない気がしてきました。

そのためミッドレンジモデルでわざわざSDM660に固執する必要はないと感じており、コストパフォーマンスも考えるとSnapdragon 636でも良いかなという印象を持っています。

4,000mAhバッテリー、電池持ち、充電時間

過去にもRedmiシリーズでは大容量バッテリーを搭載したスマートフォンがいくつかあったのですが、Redmi Note 6 Proも4,000mAhの電池を内蔵。そのせいか、電池持ちは良いです。

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PC MarkのWork 2.0 battery lifeでテストしてみましたが、スコアは12時間45分。

もちろんアプリ計測だけで判断できない部分もありますが、日中写真と撮ったりゲームを少しして過ごしても夕方まで十分バッテリーはもったので、もし日中働いていてあまりスマホを利用しない方であればまず問題なさそうです。電池持ちは良く、気になる部分はありません。

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充電に関しては付属USBケーブル+付属AC+アダプターでチャージしましたが、ほぼ0 -> 満充電まで2時間程度。付属ACが5V/2A、公式Globalページにも5V/2A Chargingの表記がありますし、バッテリー容量が約4,000mAhということも考えれば十分かと思います。

モバイルネットワーク・対応バンド

D0C0M0のSIMカードで通信・通話をテスト。LTE通信、VoLTE通話ともに可能で、問題なく使えています。WCDMAでBand 1、8、LTEでband 1、3、8あたりをカバーしているスペックなのでS0ftBankのSIMカードも使えそうな気配ですが、持っていないため未検証。

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DSDS対応で、D0C0M0のSIMカード2枚での待ち受けも可能でした。

約150ドルのコストパフォーマンス

今回Xiaomi Redmi Note 6 Proの3GB RAM + 32GB ROMをレビューしましたが、安いときの販売価格で約150ドルなので、価格を考えると随分とキビキビ動いてくれますし、電池持ちもカメラも良く、大画面でありながら持ち易くもあり、個人的に「使いたい」と思わせる部分はきっちりおさえている良いスマホ。この価格でこれだけ使えるなら、コストパフォーマンスも高いです。

低価格ハイエンドのPOCOPHONE F1やAndroidOneのMI A2もあるので、このあたりの機種も比較すべきですが、これらと比較して価格面をより優先するならRedmi Note 6 Proは選択肢に入れておくと面白そうです。

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