Xiaomi Redmi Proの実機レビューシリーズ。第一回のデザイン編に続き、今回はOSやMIUIをチェックしていきます。今回はGearBestのInternational Edition MIUI 8という商品を購入しましたが、まだRedmi Proのグローバル公式ROMがないことから、ショップROMでレビューすることをご理解ください。
目次
Xiaomi Redmi Pro レビュー。MIUI 8の使い勝手は?
今回購入したXiaomi Redmi Proは、GearBestのInternational Editionと記載のあるものを購入しました。しかしながらグローバル版は公式ROMが出てないので、高確率でショップROMであることを初めに言っておきます(他のショップもInternationalと書いてあるものもありますが、公式Redmi Proに限っては2016年末時点では公式のGlobal Stable ROMはありません)。
公式ROMではなく、日本語設定あり
その証拠に、初期UIがすでにMIUI 8(中国ROM(China公式ROMの場合は初期がMIUI7のようです))、言語設定にも「日本語」があります。個人的には公式ROMを使いたいところですが、初めから日本語設定が使える(完璧ではないですが)のは、利用するユーザーによってメリット・デメリットが分かれてきそうです。
一応設定項目を調べて見ましたが、こんな感じになっています。MIUIバージョンのところが「MIUI Global 8.0 | Stable / 8.0.1.0.0 (MHQCNDG)」ですね。公式のグローバルROMがないので、ショップROMというかFake ROMはほぼ確定です。GearBestに問い合わせて見みたところ(根拠が不明ですが)、公式ROMというので現在詳細を調査中。
日本語設定だとゲームも日本語
カスタムROMで日本語設定が入っていることで嬉しいのが、ゲームアプリの言語設定も基本日本語になることですね。アプリの言語設定がAndroid OSでアプリごとに変更できるのかわからないので申し訳ないのですが、基本的に英語設定にするとゲームなんかも初期はオール英語設定になったりします。
上記画面のGangstar 4は言語設定をアプリから選べるようになっているのであまり関係ないのですが、それでも言語設定を一括して日本語に切り替えるのは、アプリを使う上で英語がきつい方にはメリットが大きいのではないかと思います。
MIUI 8のホーム画面はそのまま
本体設定後のUIはこちら。まあ、MIUI 8そのままです。ボタンはオンスクリーンではないので映りません。
通知センター / クイック設定
上からのスライドでクイック設定や通知センターを確認できます。(うる覚えですが)MIUI 8から通知とクイック設定を両方同時に表示できるようになってますし、クイック設定の項目もかなり使いやすくなっていると思います。
32GBストレージ版の保存容量
本体ストレージは32GBモデルを購入しましたが、実容量は26.17GBでした。これだけあればmicroSDカードも使えますし十分でしょう。
設定項目も若干日本語に
設定項目は以下の通り。カスタムROMが導入済みなので日本語設定になっていることは先述の通りですが、ところどころ英語になっているので完璧ではありません。
(※ちなみにMIUI 8から、スクリーンショットを下の画像のように簡単に全画面保存できるようになりました。これが意外にも便利です。MIUI 7まではあまりメインのUIとして使いたくなるような機能がなかったのですが、MIUI 8になってからはそのまま使っても良いかな、と思える操作性になっていると思います。)
Quick Ball
MIUI 8からは「Quick Ball」という画面にフロートさせて戻るボタンやスクリーンショットを手軽に使える機能が追加されています。今回のRedmi Proは5.5インチなので使う機会はほぼないさそうですが、Mi MAXなど大画面モデルを利用する際には便利ですね。
Second Space
設定しておくことでアプリなど全く別のデバイスのように使える「Second Space」。会社用と私用、家用と外出用など、プライベートで使い分けたい方に便利な機能です。個人的にはレビューなんかでも私用とレビュー用で分けれたりと、他にも色々活用方法がありそうです。
ヘッドフォン・イヤホン設定
ヘッドフォン・イヤホン設定がこちら。「Mi Sound Enhancer」という機能を使うと、Xiaomiシリーズのイヤホン・ヘッドフォンに合わせて自動チューニングしてくれる機能があります。一番下のXiaomi Mi In-Ear Pro (HD)を持っているので試してみましたが、DAPを持っているので個人的には必要ないかもしれません。
Xiaomiは1MORE Designのモデルも多くあるので(持っているMi In-Ear ProやMi Headphonesはそうですね)、オーディオ面でも設定でこだわっている部分があるなという印象を受けます。
ワンハンド・モード
「One-handed Mode」を利用すると、片手で使いやすいように画面表示をカスタマイズできます。個人的には5.5インチなら必要ない機能ですが、異なるサイズ感にディスプレイを調整できるのは便利ですね。
ボタン設定
ボタン設定はいくつか設定しておきたい項目があるのですが、まずは一番下の「Automatically disable navigation buttons」の部分。Redmi Proはオンスクリーンキーではないのでゲームなどをプレイ中にボタンを誤操作、なんてことがたまにあるのですが、これを設定しておくと誤操作を防ぐことができます(オンスクリーン設定も作って欲しいです)。
気になったのが「Buttons Position > Navigation Buttons」の設定がないこと。Redmi Proのボタン動作は「左がメニュー・右が戻る」になっているので個人的にはこれを逆にして使いたいのですが、なぜかこの設定がありません。
Mi MAXのGlobal ROM MIUI 8.1.4.0ではボタンの左右切り替えができたので、Xiaomi Redmi ProのショップカスタムROMもV8.1.2.0のChina ROMあたりを入れて使えばできるようになるのかな、という気がします。
初期キーボードはSwiftKey
Redmi Proの初期キーボードはSwiftKeyというアプリが設定されています。キーボードアプリでは有名なSwiftkeyですが、わざわざ使ってあげる必要はありません。筆者はGoogleのEn/日本語キーボードをアプリでインストールして使っています。
Redmi Pro実機レビュー。MIUI 8編まとめ
日本語への設定などがあらかじめ入ったカスタムROMということで気になる部分もある反面、設定部分やアプリの言語など利用する上で便利な点もいくつか感じることができました。個人的には今後MIUI China Stable ROMを入れ直しする可能性が高いですが、初期状態から日本語でそのまま使いたいならカスタムROMも意外にありかもしれませんね。
次回はスペックやベンチマークスコア・ゲーミング性能のチェックに続きます。
(実機レビュー)