Xiaomiから発売された「Xiaomi Redmi Pro」。低価格シリーズのRedmi(紅米)内ではデュアルカメラやMediaTek Helio X20/X25を搭載するなどプレミアムなモデルになっており、かつ本体価格は紅米同様にコストパフォーマンスを重視した特徴ある機種になっています。
目次
Xiaomi Redmi Pro、紅米シリーズのプレミアムスマホ
Redmi Pro(紅米Pro)は、Redmiシリーズでもハイスペックなスマートフォン。言うなれば「Redmiシリーズ内のフラグシップモデル」なのですが、まずはスペックをチェックしていきます。
Redmi Proのスペック
基本性能表は以下の通り。「标准版→高配版→尊享版」の順にハイスペックとなっており、下位モデルでもHelio X20、上位モデルはHelio X25を搭載しています。
MODEL | Xiaomi Redmi Pro (标准版) | Xiaomi Redmi Pro (高配版) | Xiaomi Redmi Pro (尊享版) |
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ブランド | Xiaomi(シャオミ:小米科技) | ||
OS | Android 6.0 Marshmallow / MIUI 8 | ||
ディスプレイ | 5.5インチ OLED 1920*1080 FHD 401ppi | ||
SoC | MediaTek helio X20 10コアCPU 最大2.1GHz Mali T880 MP4 700MHz GPU | MediaTek helio X25 10コアCPU 最大2.5GHz Mali T880 MP4 850MHz GPU | MediaTek helio X25 10コアCPU 最大2.5GHz Mali T880 MP4 850MHz GPU |
RAM | 3GB RAM | 3GB RAM | 4GB RAM |
ROM | 32GB ROM | 64GB ROM | 128GB ROM |
外部メモリ | microSDカードスロット対応 最大128GB (NanoSIMスロットと排他利用) |
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背面カメラ | (デュアルカメラ) 13MPメインカメラ、5MP深度カメラ 5レンズ, F/2.0, PDAF 1080p / 720p 30fpsビデオ撮影 |
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フロントカメラ | 5MP, F/2.0 | ||
バッテリー | ~4050mAh | ||
Wi-Fi | 802.11 B / G / N | ||
Bluetooth | Ver 4.1 Bluetooth HID | ||
対応バンド | GSM B2/B3/B8 WCDMA B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 CDMA2000/1X BC0 FDD-LTE B1/B3/ B5/B7/ B8 TD-LTE B38/B39/B40/B41(2555-2655MHz) |
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SIMサイズ | デュアル(Nano + Micro) LTE + 3G同時待受対応 |
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本体サイズ | 151.5*76.2*8.15mm | ||
重量 | 174g | ||
位置情報 | GPS / AGPS / GLONASS / Beidou | ||
センサー | 赤外線 / ジャイロスコープ / 加速度センサ / 近接センサー / 周囲光センサー / ホールセンサ | ||
その他 | USB Type-C | ||
参照 | http://www.mi.com/redmipro/specs/ |
(販売店によってスペックの異なるモデルとなる可能性もあります)
OSはAndroid 6.0 MarshmallowベースのMIUI 8。
5.5インチ OLEDディスプレイ
ディスプレイは5.5インチの大画面となっており、解像度は1920*1080のFHD。注目はOLEDパネルを採用している点で、典型的なLCDディスプレイと比較して発色が綺麗なのが特徴です。
背面デュアルカメラ
背面にはデュアルカメラを搭載しており、片方が13MP Sony IMX258センサー採用のメインカメラ、もう片方が5MPの深度情報をキャプチャするサブカメラとなっています。
デュアルカメラを利用して背景ぼかしを調整して写真を撮影することが可能です。動画は1080p対応で、4K動画撮影には対応していません。
MediaTek Helio X20 / X25 10コアCPUプロセッサー
プロセッサーにはMediaTekの「Helio X20」、また上位モデルは「helio X25」を搭載しています。両者10コア(Deca Core)CPUを採用したモデルで、ミドルレンジというよりは、ハイスペック寄りのSoC。
- Helio X20 / 10コアCPU 最大2.1GHz / Mali T880 GPU
- Helio X25 / 10コアCPU 最大2.5GHz / Mali T880 GPU
日本ブランドのスマホでMediaTek Helioシリーズを搭載している機種はほとんど見かけませんが、数々情報が出ているBenchmarkスコアも上々です。
例えばAntutu Benchmark Testでは80.000~90,000点あたりを記録しているようで、Snapdragon 820/821には及ばないものの、低価格のスマートフォンに採用されるSoCとしては十分過ぎる性能を備えていると言えます。
DSDS(LTE+3G)同時待受に対応
Redmi ProはLTEと3Gの同時待受(DSDS)に対応しています。対応バンドは上記スペック表と購入ストアを参照。
Xiaomi Redmi Proのレビュー
Xiaomi Redmi Proの実機レビュー。Redmiシリーズとしては異色のモデルで、より高級感を追求したモデルでもありますし、プロセッサーがHelio X20/Helio X25、当時の機種としては珍しいデュアルリアカメラを搭載したり、ディスプレイがOLEパネルであったりと、販売価格からすると今では少し考えにくいプレミアムな仕様でした。
最近Redmi Proシリーズ新モデルの噂を聞かなくなり、まあ当然Xiaomi Redmi Note 5 Pro、Redmi Note 5、Xiaomi Mi6Xなどは発表されているので機種によってはより高性能なミッドレンジのRedmiスマホが登場したことで、以前のようなRedmi Pro的モデルはもう発表されないのかもしれません。
Xiaomi Redmi Pro、紅米シリーズのプレミアムモデルまとめ
Redmiシリーズではスペック、また背面のデュアルカメラやOLEDディスプレイを搭載するなどプレミアムなモデルとなっているのがRedmi Proです。
ただしすでに発売している「Redmi Note 4」シリーズが同じくHelio Xプロセッサーを搭載しており若干価格も安く、デュアルカメラもレビューによってはそこまでの違いはないと評価しているものもあります。
予算があれば「Xiaomi Mi Note 2」や「Xiaomi Mi MIX」を購入すれば良いのですが、予算との兼ね合いでRedmi Note 4も選択肢に入れて比較しておくことをお勧めします。